地元の保護猫カフェがカレンダーを作っています。
協賛金を出資すると、自分の猫の写真を載せてもらえます。地元では知られた保護猫カフェで、協力している動物病院も多いのですが、本日通院のときに看護師さんがそのカレンダーを持ってレーザー治療室に飛び込んできて、
「オリエさん! オリエさんの猫ちゃんが!!」
と言われました。闘病の末1年前に亡くなった猫たちの写真を載せてもらったのですが、それを見てくれたのです。わたしは用意周到に準備するのはまあまあ得意なんですけど、不意打ちに弱いもので(以前も書いたけれどERに向いてないし外科にも向いてない ←そもそも文系だろうが)、しかももともと悪気なくにこやかでない性格なものだから芳しい応答ができなくて。看護師さんが興奮してたのに、
「ああ、そうなんですよ」
っていう塩対応になってしまいました。
ひとつには、あー病院の人たちにとっては過去の話なんだなあ、というあたりまえのことを、その反応で思い知らされたのもありました。いやそれでいいんですよ、医療従事者ですから。通って治療してかわいがってもらっただけだし。
とにかく夜になってもまだ、
「そうなんです〜〜かわいいでしょ!!」
なんていう盛り上がった返事ができたんじゃないかと、つまらんことで悶々としています。
なおこちらはあいかわらず男前で元気な、山本さんと今井さん(ふたりとも猫)。
お正月ににんげんさんの実家に一緒に帰省したら「うきうきで楽しそうだった」とのこと。猫としてはおかしいけど、お母さんに「人間の孫よりかわいい」という問題発言をされたそうです。
カレンダーといえば今年はメロディの付録のカレンダーがありませんでしたね。なくてもかまわないけど。
わたしはカレンダー自体あまり使わないのですが、今年は服屋がくれた手のひらサイズのカレンダーが超べんり。
Macの前においてもモニタを邪魔しないし、柄はワンピースの柄でかなり好き。この模様を見てると服を買いたくなるというトラップがあります。
同じ白泉社でも花ゆめの付録カレンダーは、行事×花とかデート×ジュエリーとかの複数テーマ(!)で全月描き下ろし(!!)という絢爛さなんですが、なぜこんなことが可能なんだろう。デジタル時代だから? 作家さんたちの年代が若くて体力があるから?? 羨むまいと自制はできても(できてない)豪華だな〜〜、と独り言が出てしまいます。
【#花とゆめ 1号好評発売中!】
— 花とゆめ編集部 (@HanaYume) 2023年12月5日
ふろくは
「花とゆめオールスターフラワーパーティカレンダーの2024」
連載13作家、ぜんぶ描きおろし!
『誕生花×パーティー』がテーマの美麗イラストばかり♥
2024年も華々しく過ごしていこうね♪ pic.twitter.com/pc5SqZCEgx
ちなみに昨年のカレンダーはこうです pic.twitter.com/xqSAasko10
— 赤瓦もどむ (@modomutu) 2023年12月5日
メロディは世代が上だから、漫画のカレンダーは需要が小さいのかもしれません。
家族がいる人のカレンダーってたぶん、こういう↓使い方するものだし。
例:「可視光線」における青木家。各人の予定を可視化し共有したり、動くべき人が忘れないようにしたり、全体を見渡したりするためのもの。
ちょっとこのカレンダーは、舞の予定なのかお母さんの予定なのかよくわからなくて、青木しっかりせい、と思いましたが。
でもこのシーン、なにげに好きなんです。人前で傷ついた顔をしない青木の、「第九」の室長として働いているときには見せない日常生活が見えるから。散らかってるように見えてちゃんと整理されてる室内も好感がもてる。鏡台にカバーがかかってたり、賞状を受ける部品(名前も知らない)に枕(これも名前がわからない)がついてたりと、クラシックにもほどがある家だけど、そういうところから丁寧に家を守ってるのがわかる。ここの薪さん、静かにものすごくいろんなことを考えてたんだろうな。
思えば2012年2月号ふろくのポスターカレンダーって、どうしようもなく豪華でした。
原画展の公式通販もカレンダー(と瓦煎餅)は販売が終了したようですが、巡回展では来年のカレンダーを『秘密』で作っていただけませんか。
個人的な願望を述べますと、表紙はあのメインビジュアルで、マイベストの12枚は
・規制線
・規制線 じゃなかったリボンだった
・チューリップ
・猫
・猫
・銃かまえてるやつ
・銃かまえてるやつ
・銃かまえてるやつ
・銃つきつけられてるやつ
・銃もって倒れてるやつ
・ベッドで寝転がってるやつ
・おしり
・髪をかきあげる
・花葬
・距離の近い青薪
・青薪上下
・鈴薪
・鈴薪
・鈴薪
・車輪梅
・DNA
・プロファイル
・司馬師
かな。たぶん。12枚におさまりませんでした。