雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の共通テスト

 

こんばんは。

みなさん、共通テスト、受けましたか。じゃなくて、(新聞で問題を見て)解きましたか。わたしは毎年雑に解いてます。

共通テスト初年度の、センター試験と比べてだいぶ変わったな、という衝撃は、かなり薄れました。問題のあとに「Aさんはレポートをまとめることにした」だの「先生と話し合った」だのの後日談?がついてて、それについて一緒に考察する、という形式、最初は衝撃だったけど、結局問題を追加してることには変わりないし、それになんか2年前はもっと総合問題ぽい感じだった印象があった。曖昧な言い方にも程がある、って感じで申し訳ないですが、あまり覚えてないので印象値で。

今年はかなり普通のテストに落ち着いたような気がします。

 

で、雑に理科と国語を解いてみたんですが、生物と地学は、高校卒業以来まったく勉強していない知識でも、その場で1/3とは言わんけど1/4は解けました。生物、初年度は完全に遺伝子の話ばっかりだった印象があるんだけど、今年はめっちゃフツーの生物だったな。それも、答えをみなくてもちゃんと合ってる自信がある。 ※受験するわけではないのでいちいち答え合わせはしない

っていうか、解けた部分はなんかただの読解だったんだけど……図入りの読解。難しいわけがない。生物だの地学だのが読解でいいんだろうか。化学と物理ですら、1問ずつ解けました。おいおい大丈夫かよ大学入試、ってちょっと心配になった。このオレが! 現役の時ですら、物理と化学はお手上げだったこのわたしが! 解けるって、おかしいでしょ。

 

わたしがいかに物理ができなかったかという自慢を、ここで披露したいと思います。

薪さんと鈴木は論外だとして、青木も飛び級してる程度に頭いいし、雪子さんは理系だし、誰に代理を頼もうかな。と考えて、申し訳ないけど最新の「DNA」冒頭でとても頭よさそうには思えない発言をしていた、スガちゃんに登場してもらいましょう。

「わたし、物理がイヤってほど苦手だったんですよ」

「スガちゃん、曲がりなりにも理系でしょ……」

「大学は生物で受けたんで。先生だって私大だから二次試験で理科やってないでしょ」

「失礼ね、慶応の医学部は理科一個選択なんだから」

「とにかくワタシは無理だったんです。それなのに高校は文理のクラス分けがなくて、理科4科目全員必修だったから、苦労しました」 ※ちなみに社会も政経・倫理含めて全科目必修でした

「どうやって乗り切ったの」

「物理は年4回のテストで合計80点取れば合格、って学年の最初に先生が言ったんです」

「え。平均20点じゃない。それで勉強したって言えるの」

「話聞いてました? 文理分けもなくて必修なんですよ」

「わかった、お気の毒さま。80点ならいくらなんでも楽勝だったでしょ」

「前期の中間テストで、65点でした」

「ほらね」

「ところがそこから難しくなって、前期期末は8点でした」

「……」

「後期の中間テストは5点でした」

「はあ?」

「残りは2点だったので、学年末テストは先生が温情で出した1問2点の「公式を書く」2つで4点取れる、よっしゃ、って思ったんですけど」

「——どっちの公式をどっちに書けばいいのかわかんなかったんでしょ」

「そうなんですう〜〜さすが先生!! 危険は犯せないので、両方に同じ公式を書いて、ちゃんと2点もらって問題なく合格しましたあ!」

「スガちゃん……あんた職業間違えてると思うよ……」

「でも生物はそこそこイケたんですよ。解剖も怖くないし」

「化学はどうだったの」

「完全に赤点でしたが、先生が産休で近所の大学の院生が講師に来てたので女子高生たちにナメられまくってて、追試も再追試も無視してたら、いつの間にか進級できてました」

「その院生、女嫌いになったよ、きっと」

っていうかスガちゃん、高校程度でそのつまづき具合じゃ、大学は入れても卒業できなかったでしょ。ごめん。

 

なお本来の読解であるはずの国語は、論説文はいけたんですが、小説は意味がわからなくて、問題文を読んでやめました。小説、だめなんですよわたし。登場人物の気持ちとか作者の言いたいこととか、まったくわからずほぼハズす。解ける人の気持ちもわからない。ほんとに文系かな(文系でないとしても確実に理系ではないのでどうしようもない)。

ちなみに漢字は、選択肢があったので解けましたが、書いてみたら2つほど書けなかったですね。そもそも漢字なんか日常生活で書かないからね。別に書けなくても何も困らないよ、読めれば。と高校生に教えてやりたい。

 

 

ということで、今年もそこそこ楽しめました、一次試験。

ここを読んでる受験生はいないと思いますが(って以前も書いたことあったな)、今後の健闘を祈ります。