こんばんは。
今夜のお題はこちらです。
いつの時代の少女漫画だよ笑、みたいな説明文(?)ですよね。
この時の「冗談」って、どんな中身なのかな。「好き」の裏返しだって言っても、冗談でも「嫌い」とか言われたら泣いちゃう、うちの青木は(公式の青木も泣きそうな気がする)。
拙宅の薪さんが冗談として「好きの裏返し」でからかうために言いそうなことと、それに対する青木の返し集:
1
「おまえが予想外に料理がうまいから付き合ってる」
「いっぱい食べるあなたが好き」
2
「これの花言葉、知ってるか。「今日が恋人との最後の日」だぞ」
「じゃあ恋人じゃなくなるんなら、結婚するって意味ですかね」
3
「しつこくてマテができないなら犬のほうがマシだ」
「家じゅう毛だらけになりますし、散歩も大変ですよ。あなたの体重じゃ大型犬は難しいでしょ、ピレネーやバーニーズの背中にのっかるならともかく。帰りも遅いし家も空けるし、結局俺が面倒見に通ってこなくちゃいけなくなるじゃないですか」
ピレネーかバーニーズの背中に乗っかって散歩の指示を出す薪にゃん、かわいすぎる。という想像をして悶える青木です。
あまり色のタイトルとも説明文とも合ってないんですが、お題から離れた話になったけどいいだろ、という感じで置いときます。
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PLAYFUL BANTER
今夜は疲れてる、というときの薪の真意を、青木はどうやってか身につけた能力で、きちんと正しく読解する。
ただの状態の訴えなのか、だから手加減しろという要求なのか、一般的な言葉どおりまったくその気になれない日なのか。最後の意味である夜があまり幸福だと言えないのは、最終的には薪が顔に出さずとも、青木に対して申し訳ないというそぶりを見せるせいで、そのたびにこの忠犬は、俺ってそんなふうに見えるのかな、見えるんだろうな、という少々の葛藤と、期待されているのとは違う種類のわずかな落胆を感じる。
まあわからんでもない。普段が長いししつこいし、べらべら喋ったり確認したりするし。それにしたって、うるさいと言われれば黙り、やめろと言われればおとなしく従う。普段は暴君の恋人が気を遣ってくれるのは、ままならない自由時間をそれぞれがやりくりしてやっと紡ぎ出す逢瀬をだいじにしたいと思っているからだとわかっていても、快楽そのものが目的ではないと理解されていないかのようで、この難しい人を温め、輝かせ、仮面の裏を見たいのだという感情の部分を捨て置かれた気分になる。
俺のことなんだと思ってるんですか、とでも尋ねれば、性急で堪え性のない若者だと、からかうみたいにやさしいあの愛情のこもった目で見つめられて、言われるんだろうな。珊瑚の唇が開いて、真珠貝のような小さな歯が少しのぞいて、とろける声に名前を呼ばれて。
もっとも青木の側にしても、最高潮にじゃれあうそんな愚かなやりとりのもたらす甘い空気がたまらなく好きだったので、そのためならまあ、我慢の効かない困った奴だと思われるのも、別にいいか、と甘んじて許容していたりする。
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