雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

「サイン」

 

こんばんは。

職場で、栗のお菓子とかぼちゃのお菓子と芋のお菓子が好きじゃないと言ったら、秋全滅ですね、と言われました。そうだね……サンマも食べたくないし酒も飲まないので、秋はただ冬の入り口で寒いだけって気がする。栗そのものは好きなんですが。

 

 

わたしにしてはまとまった長さのものがまとまったので、支部にまとめました(なんなんだ)。

当初 小ネタで手話を使いたくて、それが出てくるシチュエーションてどんなかな、という妄想から広がった、いつもの青木とパワーワードにびびる薪さんの仲良しのおはなしです。

いままで出てきた自社設定がいっぱい再登場してます。自分でよそさまのサイトを拝見していると、このネタどこだっけ、と思うことがよくあったので、備忘録としてまとめておきますが、以下読まなくても特に問題はありません。

 

HSⅡ、ノルウェー人:「夜に咲く花」

スウェーデン語:「Skandinaviska svenska」

タリアセン:SS「木洩れ陽」

十指に余る:「زه غواړم د تل لپاره ستاسو سره واوسم」

秋保:「早春賦」

花巻:SS「古今の桜」

香港:「香港ハーバービュー」

パリ:SS「パリ・コネクション オテル・ド・クリヨン」

届け:SS「求められて」

薪さんを心配する他の研究者:「PALE BLUE DOT」

 

今回のおはなしはこちらです。

www.pixiv.net

 

 

手話つながりで一個追加。

ジェネシス」で若いときの澤村さんが薪さん父に向かって、外国人狩りの話をしていた場面がありました。ガギグゲゴの発音がうまくできないと集団で暴行する、ってやつ。

あれは大戦中に実際にあった話で、「ごえんごじゅっせん」(=「ン」や「ッ」などの特殊拍や母音の連続や拗音が入っているので単純なガギグゲゴより難しい)とか言わされて、うまく発音できなかった聴覚障害者が外国人と間違われて暴行された、というエピソードは、手話の講座で聞きました。これは当時の外国人というのが中国人や韓国人(※)で、ぱっと見では日本人と見分けがつきにくかったからです。

※ 韓国は戦後できた国なので当時は定義的に「韓国」人はいないとか、当時朝鮮半島は日本の植民地だったので定義的には「日本人」だったとか、「政治的な正しさ」を追求するといろいろ面倒なのでここでは無視します

 

しかし聾者の文化は前にも書いたようにいわゆる日本文化というか聴者の文化とかなり違うので、「同じ日本人なのに」というのはどうかなあ、と思ったりもします。

※ 日本人かどうかを問題にしているわけではなく、そういう区別の仕方そのものが推奨されるべきでない(なにじんか、というのは本質的に属性のひとつでしかなくその意味においてどうでもいい)、と思っています

澤村さんのお父さんがひどい目にあったのは、「日本語をしゃべらないと日本人とわからない」つまりアジア人ぽくない顔立ちが原因だったからなので、上記の発音エピソードとは別件ですけれど。

 

 

欧州で移民への風当たりが強くなったり、移民増加に対する不満を一因としてイギリスがEUを脱退したり、日本でも法改正があって外国人労働者や留学生をよりいっそう増やす方向に進んだり、となんとなく「ジェネシス」っぽさのある世界になってきたかなと感じることもありましたが、コロナでぜんぶ吹っ飛びました。

今年は、いつも無視してるインフルエンザのワクチン、打っておきたかったなあ、と少々不安です。