ついったやリアルのおともだちの、お子さんたちの進路決定の話が続々入ってきてます。そういう季節、年齢なんだなあ。
みんな頭よくてですね、おばちゃんは嬉しい。 ←頭いい人ががんばってくれると世の中がよくなると信じてる人
リアルの知り合いだと、
・医学部卒業、医師国家試験合格、研修医は東大病院
・仙台でいちばん偏差値の高い高校
このふたりがどっちも予定調和だったのがすごい。
後輩の子供が帰国子女でインターナショナルスクールに通ってて今度高二なんですが、アメリカでギフテッドの認定を受けたのにいまや東北大か北大を志望してると聞いて、つい「ええええ〜もったいない!」と叫んでしまった……反省。いろいろ事情があるんだよね人には。その子の場合、英語が母語で育ってきて思春期ぎりぎりで帰国するまで日本語をほとんど使っていなかったので、言葉や漢字のせいで能力を発揮できない、というツライ状況にずっと置かれています。
それに本物の天才は、実は大学なんかどこでもいいんだ。学問したかったらその後の大学院でもっと上に行けばいいし、そこからハーバードとかイェールとかプリンストンとかMITとかに留学すればいいし、あっちで博士号取ればいいし。
余談ですがいま数えてみたら、多少なりともまともに付き合ったといえる彼氏たちのうち2/3が博士号持ってて、ひとりを除いて出身校以外で博士号とってました。出身校で博士号とった人は東大です。
ついでなんで聞いてやってくださいよわたしのメンクイならぬ「アタマクイ」ぶりを。歴代彼氏たちの2/3の、わかりやすいところで最終学歴です。頭いい順に上から並べます。
東京医科歯科大学(医学博士、歯学博士)
東京大学大学院理学研究科(理学博士)
全員博士号の種類が違う。彼氏の選び方として正しい、わたしエライ。
5人中4人が現在大学教授です。付き合ってた頃はまだ誰も博士号持ってなかったけど、別れた元彼ズの学歴や就職先を追って調べてる自分もコワイけど、我ながら目利き具合、青田買いぶりにほれぼれします。
さらにこの5人のうち3人は、顔が好みだったので近づいてみたら頭もよかった、というラッキースケベ(???)でした。たぶん好みのタイプの顔というのが、そもそも「理系の頭いい男の顔」なんでしょう。
留年とか休学とかフリーターとかやってた文学部出身のしがない女と、みんなよく付き合ってくれたなー! まあこの中には地元の女子大のアナウンサーと結婚した人もいますんで、女性の好みは人それぞれです。付き合ってくれてありがとう。
さて薪さんです。
東大を受験するに至った道のりはすでにいろいろ考えました。
1次試験:秘密のセンター試験
1次試験を受けにいく薪さん:SS「発達課題」
1次試験を振り返る1年生鈴薪:「Birthright」
2次試験:秘密の二次試験
今年は高校について再考します。
薪さんの学歴についてはすでに詳細な検討をしていますが、要点を再度まとめます。高校卒業までの学歴は、その後の公式情報からの論理的な帰結です。
2039年以前
小学校時代 独学で大学レベルの科学を学ぶ
2039年4月 12歳
中学校入学
京都大学理学部及び大学院理学研究科と共同研究
2042年2月 15歳 中3
2042年3月 15歳
中学校卒業
2042年4月 15歳
高校入学
→博士論文につながる
2043年3月 16歳
飛び級で1年で高校卒業
※中学までに飛び級していないと仮定した場合
2043年4月 16歳
2044年3月 17歳
2045年4月 18歳
東京大学文科1類 首席入学【公式】
2049年 22歳
東京大学法学部 卒業【公式】
2049年4月 22歳
入庁 警察大学校入学【公式】
小学生のときに制服着てたから、あれは薪のご両親が生きてたときからの私立小学校だったんだと思うんです。天才・薪剛の教育には、そして親の出張にくっついてしょっちゅう海外で時間を過ごしていた(※自社設定)子供には、通常どおりのカリキュラムでないほうが合うからです。
薪の財産を掠め取った澤村さんも、つよしくんの教育には惜しみなく金を出したはず。小中一貫校でもいいな、あるいは中高一貫校でもいいけど、とにかく高校卒業までの通常12年間のカリキュラムを薪さんは長くても10年で終えているので(そしてその後の展開を考えると平行してすでに科学の研究をしていたので)、そこまでの受験はたとえあったとしてもなかったと同じだったでしょう。
高校に行ったのは、大学の受験資格を手に入れるためだけだったんじゃないかな。1年しか通ってないしたぶんろくに通ってないし、在籍して成績を証明して飛び級して、高校卒業、という資格を手に入れただけで。高等学校卒業程度認定試験(旧大検)は、ちょっと毛色が違いますしね。
薪さんのこの、子供時代を根こそぎ奪われた設定、ほんとうに胸が痛みます。鈴木を失った過程が衝撃すぎて霞んでますが、子供が子供でいられなかったっていうの、親を亡くしたこと以上に残酷だと思うんですよ。
もしかして学問に心の逃げ道を見つけ出したんじゃないか、と思ってます。
※管理人がこの世でいちばん許せないのは動物虐待犯と小児性愛者で、子供が子供でいられない、というのは(児童労働とか少年兵とかも合わせて)そこに通じるというか準じるというか、同等の悲惨さだと認識しています
薪さんのそういう、真理を追い求めることに意義を見出す、という人生の姿勢は入庁後にますます顕著になり、ほぼ科学捜査であるところの「第九」で室長やって所長やって現場で事件に関わるお姿に、ますますシビれるのでありました。
わたしが薪さんに惚れたのは必然だったとしか思えない(大昔にBFを読んだときにアッシュに惚れなかったのは、彼が文系ぽいからだと思います)。二次では美貌と傍若無人ぶりをつい強調してしまいますが、わたしにとっての薪さんにはつねに「天才」という冠詞がついています。