雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の天才 鈴木克洋編

 

こんばんは。

マンガパークのついった広告清水玲子編、を見かけました。並ぶと壮観です。

 

しかし「待てば無料」ってそうだけど、何年かかると思ってんだよ。 

もはや全部紙で持ってるからいいんですけどね。

 

 

* * * * * 

 

3月10日は東大の入試の合格発表日です。まだ入試ネタやってる当ブログ、入試がこんなに楽しかったことは人生で初めてです(あたりまえだ)。

今日は一次試験二次試験に続いて入試つながりで、めんどくさい考察(という名の自分だけ楽しい妄想)をします。

 

 

以前書いたおはなしの中で、

鈴木「おまえの入試成績は史上最高点だった」

薪 「だからっておまえが全学2位だったわけじゃないだろ」

という感じの会話がありました。

→ 「琥珀色の春休み」

 

このときの薪さんの(何の他意もない事実確認としての)主張は、

「僕が全学1位なのは(本音はどうでもいいけど)わかったとして、おまえは文1では2位だったろうけどそれは全学じゃなくて、理3のやつとかでもっと成績がよかったの、いただろうな」

というものでした。

つまりこの年の東大の新1年生を入試の成績順に並べると、

1位 薪剛(文1)

2位 名も無い人(理3)

3位 これもたぶん医学部(理3)

……

58位 鈴木克洋(文1)=文1では薪さんに次ぐ2位

みたいに並んでたんじゃないか、ということです。

これは常識的に考えてたいへん妥当な考察ですが、いったん訂正します。

 

「創世記」で、新入生の入試の成績を見ていた川谷雅人と他の誰かの会話で、

「今年わが大学に入学し上位成績をおさめた者20名——つまり今年の大学生のトップ20ということですか」

というセリフがあります。

「今年の大学生のトップ20」ですよ。全国の新1年生のトップ20は、すべて東大に来ている、とこの人たちは確信しているのです。

※ この件に関しては管理人には異論があります。トップ20人だったら、その中には絶対何人か、京大とか医科歯科大とかの学生が入ってる。

 

わたしの異論はひとまず置いといて、ジェネシスのセリフを額面どおりに検討しますと。

ということは、少なくともこの20人というのは、類にかかわらず「全東大生のトップ20」ということなのです。

なぜなら、文1だけのトップ20だったら、絶対に「いや理3にもっと頭いいのがいるだろ」という主張が挟み込まれるはずだからです。そして経済学部に「プレミアム」の総本山があるという謎の構造上、あいつら=経済学部(=文2、法学部(=文1)より成績は下)が文1の学生のみを取り上げてエラソーに「今年の学生は〜」とかいう態度に、無理が生じるからです。 

いや全学のトップ20を経済学部が論じてるのであっても同様に相当無理がありますが、川谷雅人もたぶん、大学に入った時点では成績がものすごくよかったんでしょう。なんだかんだいっても大学入試なんて、しょせん高校の勉強の範囲だからね。

 

えーとこまごま説明したせいで脱線しましたが、経済学部はどうでもよくてですね。

このこと=全東大生のトップ20、の何が驚きなのかというと。

薪さんは突き抜けた天才ですが、鈴木克洋も間違いなく天才だった

 

東大の理3=医学部の定員は100人ぐらいです。

東大の理3ですよ。相当変態やコミュ障も多いという噂(=単なる流言ではなく当事者及び周辺から聞き取りを行ったうえでの噂(=もちろん普通にまともなヒトもいます))ですが、少なくとも大学入試時点でのおべんきょうができる、という点では、間違いなく日本でいちばん頭いい人たちです。しかも理系(←そこかい)。

鈴木さんはそんな、変態的に頭いい理3のすべての新入生より、頭よかったらしい

 

たぶんこんな感じです成績順 ↓

1位 薪剛(文1)

2位 鈴木克洋(文1)

3位 理3

4位 理3 

……(これが延々以下100番まで続く、ところどころ理1(=理学部)が入ってる)

 

鈴木さんは、その100人もの理3を押しのけて、薪剛に次ぐ全学、いや全国2位の、まごうかたなき天才だったのです。

青木の立場を心配し始めた管理人です。高校程度で飛び級したのはいいとして、東大にどれくらいの成績で入ったんだろー。青木もせめて文1で5位くらいには余裕で入っててほしい。 まあたぶん薪さんはそんな成績は1ミクロンも気にしないだろうけど管理人は気にする、だって天才薪さんの人生についていかなくちゃいけない立場なんですよ

 

 

で、ここまで詳細に検討しておいてなんですが、あんなに普通のいい奴いい男でアウトドア人間である鈴木克洋が、頭よすぎて変態と化している理3の全員よりも成績がよかったとは、とうてい信じられない。もしそうなら、鈴木さんも相当変態だということになります。

↑ だんだん主張がおおざっぱになってきましたが、言いたいことはわかってください

正直、気持ち悪い。そんなに頭よくて性格がまっすぐなはずがない、それであんなさわやか担当だったら絶対内面はソシオパスだと思う。

↑ 主張が相当おおざっぱに(以下略)

※ 鈴木さんが「実は腹黒い」という薪さんの主張は、カラオケ屋にいきなり乗り込んで自己主張したりそれを怒られてしゅんとなったりしてたびっくりするほど直情的な まきつよし18さい、の意見なので、そして滝沢の言うように「人一倍猜疑心が強い」側面はひたすら薪さんを守るためものだったので、鈴木さんに裏の顔があったとしてもそれは彼のさわやかさを打ち消すものでは断じてありません。

 

そこで(個人的な好みの問題により)プレミアムのセリフの解釈を、

「今年の大学生のトップ20」=「今年の文系の大学生のトップ20」

に変更したいと思います。

これだと理3にどんだけ頭いいのがいようが彼らがどんだけ変態だろうが、鈴木さんのまっとうな王子様属性にはまったく影響がありません。

あと文系に限るなら確かにトップ20は東大のそれも文1に集中してるだろうな、というのは納得できる。

※ なぜなら京大は本質的に理系の大学であり、文系の天才なら東大でなければ一橋大あたりに流れるでしょうけれど、東大に受かる成績のやつがわざわざ一橋を希望する理由はないからです。理系なら、東大に受かるはずでもわざわざ京大や医科歯科大を選ぶ学生はたくさんいますが。

 

プレミアムのメンバーには国会議事堂を作った建築家の吉井賢一がおり、建築は工学部で理2ですから、プレミアムは文系の人間だけ、というのはほんとは無理があります。

でも薪さんのお父さんにしてからが、法学部出身なのに都市計画とかやってたので、文系とはいってもいろいろいるんでしょう。吉井賢一は東大か他のどこか(東工大あたり)の工学部建築学科を出たあとに東大文1に入り直して、そこでよくわからない勉強をしてなぜか元どおり建築家になった、という謎の人物であることにしておきます。

※ ↑ この程度の学歴変遷は成績上位者にはよくある、東大生が卒業後に医科歯科大に行くように

 

文系だけに限定すると、鈴木さんがすごくまっとうな人に見えてきます。

入試の成績も薪さんが異常だとすれば、鈴木さんは「普通の天才的に頭いい奴」ですむので安心。

 

 

以上、頑張って考えたわりに元に戻っただけの検討結果でしたが、個人的にすっきりしたのでまとめておきました。

今日は本当に無駄な記事でした。しつこく主張しますがわたしだけは楽しかったです。

お付き合いいただきありがとうございました。

  

 

 

最後に、脱走シリーズ、宇野さん(猫)です。

最近またおなかがゆるいんですよ宇野猫。「宇野さんの特別だよ〜」って呼ぶと手から整腸剤たべてくれるひとなのでラクなんですが、来月のトライアル出発までもう少し丈夫になってもらいたいです。