雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の老後

 

記憶があまりさだかでないのですが、すでにだいぶ以前、「ふたり合わせて100歳以上ならひとり1000円」(だったか1500円だったか)という映画館のキャンペーンを前にして、どんな年寄りカップルだよ、と思った次の瞬間に自分たちがそれに該当することに気付いてしまったことがありました。

ツレが還暦を過ぎてしまって終活とか身辺整理とかを始め、仕事の引退も秒読み段階に入り、青薪の老後に対するわたしの懸念が現実味を帯びつつあります(←???)。

 

わたしとツレは遠距離で年がひとまわり違うので、そこだけ青薪と似た感じじゃないかと思うのですが、こういう事態って、日本史上かつてはあまりなかったことなんじゃないかと思うんですよ。

こういう事態、というのは、「1)同居していない2)距離のあるカップルの年上のほうが3)先に引退してしまって」、一緒にいる方法をそれまでとは違う形で考えなければならなくなる、という事態です。

 

というのは多くの女性が専業主婦とかやってた時代は、ダンナが少々年上だろうが単身赴任で遠くにいようが、引退すればすなわち一緒にいることになるわけで、むしろそのことがめんどくさいと問題になるくらいでした。

ところが青薪の場合(←すでに青薪の話です)、ふたりとも働いてる間は「会いたいです」って必死に時間つくって合わせて移動して会って、ということの繰り返しであっても、年齢的にどう頑張っても薪さんのほうが先に引退するわけですから、時間の余裕とかが違ってきちゃうはず。

薪さんが悠々自適な老後を過ごすとは思えないので、前々回の妄想どおり研究職で活躍し続けていただくとして、逆に青木が引退する年齢を考えると、その頃薪さんはいわゆる初老なわけですよ(すみませんそんなとこまで想像して)。初老でもお美しいのは間違いないと思いますけど、でもさすがにそろそろいろいろ(?)無理になってくるんじゃないかと思う。あの人体力なさそうだし。

 

なにが言いたいかというと、大きく年齢の離れた同居していないカップルが一緒の時間を過ごすのって、働いてるときだけじゃなくて、実は引退したあともけっこう大変なんじゃないか、ということでした。

舞も大きくなって手を離れて自分は時間も調整できるようになったから、ブダペスト(※個人的な憧れの地です)あたりで2週間とは言わんまでも1週間くらいのんびりしたいと思っても、青木は年齢的にむしろ責任ある地位についてるうえに警察という仕事の性格上、そうそう本拠地を離れられない(し離れるには届を出さないといけない、たぶん岡部さんに)。かといって薪さんひとりで行ってもいまさら微妙におもしろくないし、働く青木を置いて遊びに行くのもさすがに気が引ける(かもしれない)。

 

そこで管理人が考えた、解決策となる老後(←……)設定です。

※ いわゆる「なんでも許せる人向け」捏造設定です

55歳、官僚のトップになることに、というよりは科警研から異動して現場を離れてエラくなることに興味がない警視監・薪剛、警察を早期退職します。ゆーても天下りする官僚の退職としてはそこそこ通常通りの年齢です。

そのころは44歳の青木が第三の室長に異動になって東京で一緒に暮らしてるとしても、帰りの遅い同居人と会える時間は「仕事を終えてから次の日仕事に行くまでの間」で、薪さんは結局趣味と実益も兼ねて脳科学の研究に没頭することになります。MDIPの顧問もやればいいし新組織を作ってもいいし、ブダには出張で行けばいい、学会とかシンポジウムとかで。仕事の出張なら第三の室長の青木がついでにでばってもおかしくない。一緒の出張じゃなくて、結果的に同じ場所に行くことになる、という設定で。

 

青木が引退するのは、奴も長官とか総監とかになるタマではないと思うので(青木ごめん)、でも薪さんがいなくなったあとなら「第九」から異動してもかまわない気もするので、少し遅くてもいいかな。58歳とか60歳とか。

国家公務員法の改正とともに天下りとそれに伴う早期退職が減ってついでに定年延長、なんて現実を直視すると、青木が退職するときの薪さんはほんとに老後になってしまうので、そこは考えるのをやめておきます

その頃薪さんのお年は……うお……お、お若いんでしょうおいくつになっても。大学の研究員や名誉教授みたいな仕事をやめるにはちょうどいい年齢かもしれない。あとは回顧録とは言わんけど「第九発展の歴史」みたいな本の執筆とかを手慰みにやってほしいです。やらないと思うけど。

 

ということを考えてしまって、なんだよいまだって遠距離恋愛させてんのにいつまで「一緒にいられない」ふたりなんだ、と思ったりもしたけど、むしろそんな感じが薪さんの「いちゃいちゃ」かもしれない、とも思う。

適当な設定をでっちあげたら(※ 意義のある向きにはご容赦願います)青薪の老後というか今後が安定したものに思えてきて、安心しました。

 

 

ついつい薪さんの老後なんてことまで考えてしまうのは、自分が年取ってきたからだけじゃなくて、あの人 若死にしそうな雰囲気なので、「長生きするよ」ってぽろっと言ってくれたその言葉が現実になりますように、というわたしの願望の現れでもあります。

 

しかし現在公式で41歳の薪さん、「40前にはなんとかしろよ」なんて若い青木に向かって言ってましたが、さすがに自分はどうなんですかと問い詰めたいところ。 あと岡部さんもなんとかしてあげてください、別にいまさら結婚とか形式的なことしなくてもいいけどさ、岡部さんにだって女の一人や二人いてもいいと思うの……

以前も書いたことありますが、あんな美形であんな年齢までまともな(←)恋人のいない少女漫画の主人公、他にいる?? 本編では精神的にボロボロだったからそれどころじゃなかったのもわかるけど、あの頃に比べたら今なんか全然余裕で元気じゃん。私生活も充実させていただきたいです。

 

 

当ブログに遊びに来てくださってる方々の中にもしも間違って10代とか20代とかのお若い方々がいらしたら、老後なんてピンと来ないと思いますが、若いうちに楽しんでください。

 

あ、そういえば若い人って言葉で下品な話を思い出したので最後に追加。

わたしが連れと付き合いだしたのは自分がまだ20代の頃で、当時奴はすでに40歳目前だったのですが、そのことを報告したら友人に、開口一番「その人、その年でヤれんの?」と言われたんですよねー。

若さって傲慢……39歳を不能の年寄り扱いしてたよ。まあわたしも付き合う前は同じこと考えてたんですが。

 

ということで、わたし(や他のみなさん)が書いてる薪さんのめくるめく生活は、実際薪さんでなくてもフツーに可能な話なので、もしもそこまでファンタジーだと思ってる若い方々がいた場合には、認識を改めてください。

 

この流れで終わると少々アレなので、最後にほのぼのしたものを貼っておきます。