こんばんは。
『NCIS』『NCIS:LA』『Hawaii five-o』それぞれアマプラで2回以上ずつ現在の最新シーズンまで見終わってしまって、『リーサル・ウェポン』のドラマ版に来ました。
『リーサル・ウェポン』の話、したと思ってたんだけどしてなかったので、します。 ※ネタバレあります
メル・ギブソンの映画のほうは1と2がちょっと重くてあまり得意ではなくて。ノリが軽くなった3、4は10回くらいずつみました。
リメイクのドラマも設定は似てます。主人公の刑事リッグズは奥さんを殺されているのです。その喪失に耐えられないリッグスは、なんとかして死のうと頑張っているのですが。
「そんな無茶してたら死ぬぞ」
という相棒マータフの忠告に対してリッグスが出した返事は、
「(死んで)妻に会いたいんだ」
でした。第1話からこれで、泣いた。
第一シーズンはとにかく頑張って死のうとして死ねず、ついに死ぬのを諦めたリッグス。第二シーズンで立ち直っていくのですが、妻の死は実は事故ではなくカルテルによる殺人だったとか、自分は父親に暴力系の虐待をされていたとか、殺したはずの父親が刑務所で生きててこちらを痛めつけようと手を伸ばしてくるとか、悲惨さてんこもりの過去が徐々に明らかになって、最終話で新しい恋人と再出発の当日に、まさかの主人公死亡。は?? おまけに犯人は、ただのケチな犯罪者である弟。ええええ〜。どこまで不幸にしてくれるの。
役者のパワハラがひどくて降板という、制作サイドの都合によるストーリー展開だったようです。にしてもヒドイ。
続く第3シーズンでは主人公を交代して続編が作られるものの、視聴率低下により打ち切りとなりました。
全体としてはそういう締まりのない感じが後味として残ってしまったものの、このドラマにはひとつ、特筆すべき点があります。
主人公コンビであるリッグスとマータフの上司・エイブリーはゲイなのですが、ゲイであることがドラマ内でガン無視されるのです。記憶によれば最終話近くになって一回だけ、やっと「ゲイだし」みたいなことを言うのですが、それまでは本人も周囲もまったくそのことに言及しません。しかしエイブリーはトッドという人と同居していて一緒に船も買っていて、どう聞いても家族っていうかむしろふうふ。ゲイであることがあまりに無視されるので最初はトッドという名前の女性かとも思いましたが、職場にトッドと一緒の写真が飾ってあって、たまにチラ見えするそれはどうも男性っぽい。ウィキペディアで調べても、日本語版にも英語版にもゲイだとは書いていない。
という具合に、めちゃくちゃスルーされてました。
アメリカは、単純に日本と比べて、という意味ですが、ここまできたか! としみじみしましたね。語られなくなるときが差別のなくなるときだから。
もちろん公共の電波にのるドラマとしては、意図してそういうつくりをしているのであり、社会がいうほど改善していないことは百も承知です。とはいえドラマや映画の作りにそういう傾向が出てくるということは、少なくとも良識のある人々のあいだにおいて、ゲイであることはもはや声高に語ってドラマ作りをするような題材ではない、という認識が、共有されつつあるんだな、といえます。
なぜなら彼らは日常の中に普通にいるからです。それが「わざわざ語らずに」黙って登場させることの意義です。
『リーサル・ウェポン』も見終わってしまって、久々にドラマで見たいものがなくなって映画を巡っています。昔、ツタヤでビデオテープをレンタルしてきてたような学生時代には、映画も1日1本とか見てたんですけどね。
いまのところちょっと収穫が悪いです。『ジョン・ウィック』は1はおもしろかったけど、2、3はもう見たくないな。っていうか後味悪かったので口直しにかなり好きな(同じキアヌの)『コンスタンティン』を見ました。キアヌの映画では、もちろん全部見たわけじゃないけど、これがいちばん好き。
現在は『ジュピター』を半分くらいまで見て、あまりおもしろくないですが、このあといくつか宇宙ものをめぐる予定です。
上記の映画、お好きな方もいらっしゃるでしょう、すみません。好みの違いということで、わたしの好きな映画ベストをあげておきますと、
1 コンタクト
2 ターミネーター2
3 ディアーズ オブ ザ サン/めぐり逢えたら/ショーシャンクの空に
レクター博士は映画というより本人が好き。あとミッション・インポシブルとか007とかオーシャンズとかボーンとかは、ミステリ好きとして普通に何度も見てます。アクション・クライムサスペンス・ひねりのきいたラブコメが好き。スペースオペラは守備範囲外で、スターウォーズはみたことありません。映像よりストーリーや演技を楽しむタイプのため、ファンタジーとかのつくりに感動しない人。
映画といえばアマプラで『秘密』(実写)のレビューを読むと、あまりのボロクソな言われ具合にむしろ安心します。
みんな原作がいいと思ってんじゃん! 映画だめだって思ってんじゃん! 見なくていいし見る気もないしそれでいい! って。
もう他メディア化は、ふろくのドラマCDくらいでいい、正直それにも抵抗あるほど。二次書いてるやつが何言ってんだというのは棚に上げます。よけいなことしないでお願い。
あまり薪さんの話をしていないので、最後にこんなのを。
ぶたじろうさんが以前表紙を並べてらしたので、わたしは手持ちのメロディの薪さんがいらっしゃる背表紙を並べてみました。
— 泉 織江 (@orie2027) 2022年2月4日
以前は表紙と背表紙の絵柄が違うのが普通でした。同じになったのは2016年の半ばからです。 https://t.co/2BSoD6xhT3 pic.twitter.com/d6HUDuLZsc
せっせと古いメロディを集めていたら、ついにシーズン0は全部集まってしまいました。オタクの本気はこんなとこです。さすがの?我が家の書庫でも棚に場所がなくなってしまい、「悪戯」は解体しました。
「エンドゲーム」は全10回ですが、2冊欠けてるくらいでほぼそろってしまった。連載の気分になって読んでみようかと思いますが、しんどかったでしょうねぇ当時の先輩方……。
なんかおもしろい発見があったらレポートします。