雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密のチョコレート

 

こんばんは。

突然ですが、今年青木が薪さんのために買うチョコレートが決まりました。今年、とかってどういう定義だと思いますが、とにかく決めました。わたしが。

こちらです。

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ピエール・ルドンというショコラティエです。いつもこういう箱というか引き出しっぽいケース入りのチョコレートを出してくる方です。

6段ボックスの、ほとんど宝石箱(入れ物が欲しい)(箱大好き)。

おねだん10,800円也。チョコレートだと思うと「高ぇ!」と思いますが、青木から薪さんへのプレゼントだと思うと全然普通の値段です。

 

チョコ1個1個に女性の名前がついてるんです。リナ(ピンクグレープフルーツのガナッシュにわさびを効かせたフィリングをルビーショコラで包んだもの)とかサーシャ(ラズベリー入りローズウォーターガナッシュをミルクショコラで包んだもの)とかがおいしそうです。

 

この薬箱みたいなやつはさすがに北東北の田舎では売ってなくて、現物展示があるのはこちらの3段のものでした。

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買って食べたら青薪チョコレートのおはなしが書けるかな、これ経費にならんかな(←なんねーよ)、と危ないことを考えています。

3個入りの小さい箱が1,080円なんですが、青木が薪さんにあげる豪華バージョンが35個入りなので、3個入りの値付けはとても良心的。でもわたしが食べてみたいやつは4段ボックス(25個入り6,250円、)じゃないと入ってないんだよなあ……。

 

 

ところでわたしは再三申し上げているとおり、チョコレートがあまり好きではありません。好きでないと気づくまでに40年くらいかかっていて、それまでせっせと食べ続けたので、いまでも珍しいチョコレートを見るととりあえず買ってしまう(そして食べない)、という困った事象が安易に起こります。

 

そのわたしでもこの時期はやたらチョコレートを実際食べます。理由ははっきりしていて、

1)もらうから

2)お試し買い

3)脳がエネルギーを必要としている

 

1、2については当然、バレンタインデーが関係しています。2は稀に相方にあげてみることがあって、それを口実に?自分がまず味見をします。

今年買ったのはこれね。

 

もらったのはこちら。

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左上の丸い5個入りがさっきのピエール・ルドンの廉価版で、こいつを食ってみてよさげだったらちょっと高いやつに自力で挑戦して、みようかなーー……

 

3はですね、学生のとき、卒論を書いてたときだったと思うんですが、あるとき食べても食べてもおなかがすいて一日中おやつを食べ続けて、脳みそがフル回転してハイになってしまったことがあって、わたし本人も周囲もびっくりしたというかちょっとびびりました。あれ以来、特に若い人に「どうやったら痩せますか」と謎の質問をもらうと、「勉強しろ」と返すようにしています。

2月は仕事で書き物の多い時期で、脳がエネルギーを要求するのです。だからバレンタインデー、ありがたい。みんなわたしにチョコレートくれていいよ、この時期だけは。

 

 

薪さんも頭脳労働が佳境に入るとたぶん甘いものを、ってあの人逆だった、「眠らない・食べない・喋らない」の「たおれますモード」に入るんだった。いやそれはギア6速の鈴木さんがそばにいたからゆえの無茶な甘えで、奴がいない今となっては青木に甘えてほしいの(あれ?)。

ソファでずっと書類書きながら参考資料をめくって、青木がせっせと運んでくるサンドイッチとかおやつのチョコレートとか、あーん(※ 安定)ってやって仕事しながら味も考えずにただ食べるといい。そんで仕上がるとふう、って送信して、いつのまにか隣に座ってた青木にもたれかかって瞬時に寝てください(あれれれ〜〜??)。

 

そういう激務だと、6段ボックスチョコレートのうち半分くらいはいつのまにか消費してて、ときどきは

「なんかうまいなこれ」

「モレロチェリーガナッシュ入りのルビーショコラですって」

「こっちは」

「スパイスを効かせた洋梨ガナッシュです。チョコの名前は「クロエ」です」

とかってコミュニケーションとってください。

 

そして一眠りしたあとは夜中に目を覚まして、お約束のハイパー薪さんです。甘いもので子供みたいにハイになります。

前回(?)糖を摂りすぎてハイになったおはなし:「鉱脈」

「起きろ青木」

「んん。お風呂入って寝ましょうか」

「僕は目が覚めた」

「もう2時なんですけど……」

「夏ならもうすぐ朝だろ」

「まだ夜中だしまだ夏じゃありません」

「おまえ、うちに何しに来たんだ」

いいなあ仲良し青薪、っていうか機嫌のいい薪さん。

 

とりあえずもらったチョコを消費してみます!