こんばんは! 昼間ぐったりしてたのに夜になって元気な管理人です。
30日に書いたナポレオン・パイが今夜(3日)NHKに出ると小鳥遊さんからご連絡いただき、そのときに初めてNHK教育がEテレと名前を変えていたことを知り、テレビないけどなんとかして見られないものかと考えました。
実家に録画を頼むか。年に1回くらいしか帰省しないのにいつ見られるのか。それに何を録画するのかって、
「あいする薪さんの来年の誕生日に青木が買ってくる妄想のナポレオン・パイ」
とはとても言えず(←言っても通じるわけがない)、
「学費も交通費もメシももらえなかった学生時代の憧れ」
と今更恨み言?を言ってもせんなく、でも説明抜きでなぜそんなものを見たいのか言えんよなあ、と未練がましくうだうだしていたときに。
思い出しました。職場にポータブルDVDプレーヤーがあった! ワンセグとかついてるやつ! 9月に来日したカナダ人がアパートにWi-Fiなくてヒマだというので貸したら「テレビついてた」って喜んでたやつ!(←自分の管理下の機材なのにカナダ人が使うまで知らなかった)
戦前(しかも第二次世界大戦)のテレビみたいな画質と音声でしたけど、見られました。
一条ゆかりさんは『有閑倶楽部』以外読んだことがないのでファンとは言えないのですが、8人家族で男の兄弟が3人いて貧乏だったとか、漫画イコール低次元と否定されたとか(=当時の親はそんなものでしたが)、リンゴの赤ワイン煮を作るとか(※)、妙な親近感が。
※ 年に数回しか料理しないのにリンゴの赤ワイン煮は毎冬作る管理人
番組HPにはレシピも。作る人いるのかな。誰か作ってくれないかな。自分で作るくらいなら買う。
番組は、若い男の人が出て来て途中だけ作って見せて誰か(視聴者?)が帰って来たのをドアを開けて「作ったよ」って迎える、という構造の要所要所で天の声がいちいちツッコミを入れる、というもので(みなさんご存知ですかね)、ところどころ一条さんのインタビューが挿入されてました。
『有閑倶楽部』、処分しなくてよかった、してたらまた買い直すところだった。
そんで今回検索していつの間にかドラマ化されていたことを知り驚きました
漫画にナポレオン・パイを描いたときのメッセージは、「欲しいものは自分で手に入れろ」だったそうです。それに引っ掛かったのがワタシです。
それでもついぞ食べることのなかったナポレオン・パイ、薪さんの去年の誕生日のよそさまのブログで、銀座で売ってる、という情報がありました。
※ ザ・グラン銀座というところで食べられるという情報もあちこちにありましたが、そちらのイチゴのミルフィーユはマキシムのとは別物だそうです。銀座シックスのほうはマキシムの総支配人とパティシエ監修の元に再現、という記事が別のところにもありました。
実は来年の薪さんのおたんじょうびのおはなし、先日書いちゃったんです。あと360日もあるのに。
早く書きすぎると直したくなってあげられなくなるから危険なんだけど、ケーキの話をしてたら我慢できなくなって。ナポレオン・パイをちらっと入れてたので、今回思いがけず確認できてよかったです。
小鳥遊さん、ありがとうございました!
来年のお誕生日までにはどうせ直したり消したりすると思うので、ケーキの部分を切り取って妄想を吐き出しておきます。
※ パリ本店は実際には嘘です、これは日本で作られたレシピだそうなので本店にはたぶんありません。
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「楽しみですね」
「なにが」
「今年のあなたの誕生日。鴨のオレンジソースとパプリカのムースを作ってくださるんでしょう」
「仕方ないな」
「ケーキを買って来てもいいですか」
「却下する」
「マキシム・ド・パリのナポレオン・パイが素晴らしいって、部下が話してたのを聞いたんです。召し上がったこと、ありますか」
「——パリの本店で」
「気に入ったんですね」
「でも量は食べられない」
「俺が片付けます」
それならまあ、と薪が言って、また黙り込んだ。
「そんなに警戒しないでください」
「……」
「楽しくないですか、計画立てるの」
薪は返事をしなかった。楽しいんだな、と思った。
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あー薪さんに「あーん」ってやりたい。絶対クチ開けてくれないと思います。その妄想ですら楽しめます。