昔のサークル仲間がツイッターで、『花とゆめ』の大昔の切り抜きを披露していて、それによると昨日8月26日は、『スケバン刑事』の主人公の麻宮サキの誕生日だったそうです(管理人は30年前にこの作品で二次を書いてました)。
あの頃=30~40年ほど前、には、キャラの誕生日とかあんまり決めてなかったような、一般的に。
わたしも自分ちが誕生日をやらない家だったので、そういうのスルーで気にしたこともありませんでした。
なにしろ公式ガイドブックの紹介がこのありさまです。
スリーサイズだけは実は原作の中に記述がありますが、それ以外のプライベートな部分はほとんど何も設定されていませんでした。
薪さんはいろいろ決まっててよかった、昔と違って萌えポイントは多いほうが嬉しい。しみずせんせいありがとう。
むしろまだ明かされていない秘密(視力とか靴のサイズとか)が無駄に気になります。
ところでサキは私服でも、いつも同じ服を着ていました。当時同級生が読んでる『少女フレンド』とかでは主人公が流行りのファッションをとっかえひっかえ着てるのが普通で、描く人大変だな、とむしろ驚いた記憶があります。
薪さんが同じスーツ着てるのを見るとなんとなく残念でなんとなくほっとするのは、自分のこういう漫画経歴によるものなんだな、と実感する記憶です。
サキの彼氏の私立探偵・神恭一郎さんは、11コ年上で、身長190センチで、オクスフォード大学出身でつまり頭よくて、目が見えなくても敵を倒せるほどの銃の腕前で、若い頃に家族を惨殺されて、元はおぼっちゃんだったけど自分も裏社会を歩いてたくましくなって、性格はおとなだけどちょっと意地悪、あと美形、と『秘密』の登場人物のあちこちのスペックを持ってきて組み合わせたような人です。てゆーか身長以外薪さんか。
どうがんばっても当時の原作ラインでは女子高校生とのロマンスなんか展開されない。そしてあっという間に作者に殺されました。享年29歳でした。わかっ! (しかし殺された一番の理由は「トシ食い過ぎた」というものでした、ヒドイ)
この人のせいなんだと思います、原作では絶対に薪さんは(我々が考えるような意味で)幸せにならない、とわたしが確信してしまうのは。
なにしろ和田先生は、「読者が勝手にサキと神恭一郎のロマンスを作り上げてくれたのでそれに乗ってみた、がそしたらつまらなくなったので、殺した」と、多少語弊がありますがすごく短くまとめるとそういうことをおっしゃっていて。スケデカはラブコメではなく推理物でしたから。
薪さんは既にトシ食ってるので(すみません)連載の都合で簡単に殺されたりしないだろう、と推測できることだけが救い。
昔二次書いてたサキさんの誕生日に、いま二次書いてる薪さんの妄想をする日が来ようとは、人生何が起こるかわからんものです。 ←そんな大げさな話ではない
上記の公式ガイドブックを探していたら、本棚から昔作った個人誌が出てきました。オリジナルの小説本です。
何に驚いたかって、これ2冊目の個人誌だったんですが、作ったという事実を全く覚えていなかった。日付を見るとほんの二十数年前(←このトシになるとあまり昔という感覚がない)なのに。
右のイラストはオフセットで印刷した1冊目の個人誌のために描いてもらったものです。そっちは薄い本そのものが行方不明です。
どちらの挿絵も、サークル仲間であったところの友人が描いてくれたものでした。絵を見ただけで、めっちゃ愛を込めて描いてくれたことがよくわかります。
でもすみません、もう読み返すなんて恥ずかしいことはしないで、入ってた封筒にそっと戻しました……。
昨日宇野さん(猫)に応募してきた人は、「ペットのおうち」で早速他の人から「困った応募者」と評価されていたので、お断りしました。
写真は今井さん(猫)です。何度もいいますが猫にしても子猫にしてもイケメンです。