雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の外国語 活用

 

こんばんは。こんな時期に空気読まずに生存報告近況記事をぶっこみます、すみません。

連日の仕事量はもうしかたないとして、カナダ側の担当者がバカすぎて昨日ひとりでキレてしまい、破壊行動に走りました。うちの猫さまたちがびびってた、まじでごめん。

担当者、新人だっつーけど子供じゃないんだからさぁ。おめー英語母語話者だろ??(←関係ない) ゆうべは時差のせいで25時からの仕事があったけど、無視して寝てやったもんね。

 

でも今夜のオレは機嫌がいいよ! 夕方、1か月トライアルに行ってた子猫の本譲渡の手続きをしてきました。

実は今年の子猫6にんのうち、このひとで4にんがもらわれていきました。

残りふたりは性格が厳しめ、つまりあまり愛想がよくないのですが、諦めずに頑張ります。

 

 

あと帰り道にねー、予感がしてセブンに寄ったら大当たり。しまうまバーの秋バージョンが出てた。キャラメル味。

そういえばしまうまバーで途中まで書いてたのあったな。と探してみたらあまりにくだらなくて、くだらなすぎて途中で書くのやめたんだなきっと。

 

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ところで前回も書いたように今期のラジオ講座(のフランス語・ロシア語・ドイツ語)、そろってやさしめで、本気でゼロ初心者を対象にしているようです。

メロディ本誌で薪さんがドイツ語でクダ巻いてたのが2020年4月号。もう3年8か月前……まじか。世間もコロナ突入直後というか直前というか、わたしもまだ元気だった。ここしばらく世間の事情や自分の事情で時の流れがだいぶ違いましたが、それにしてもそんな経ったんかい、とびっくりしますね。

 

印欧系の言語を知れば知るほど、英語の特殊な簡単さのありがたみが沁みます。

・一般名詞に性別がない

・動詞も主語によって活用しない(三単現のsのみ) ←いっそやめたらどうだろう

・形容詞や冠詞などの修飾語も修飾する名詞によって活用しない

・助動詞の後ろなど、動詞の原型や不定詞を使う文型が多く、動詞がほとんど活用しない

・そもそも動詞の活用が過去(と過去分詞)しかなく、それも「d か ed をつける」というほぼ活用と呼ぶに値しない単純さ、つまり実質限られた数の不規則動詞しか活用しない

・1音節などの短い語彙が少ない(※印象)ので、単語の切れ目がわからなくなりにくい

・主語や他動詞の目的語など省略できない要素が多く、きちんと言語化される

・語順がだいたい決まっている

中国語は動詞も形容詞もいっさい活用しないというありがたい言語ですが、改めて考えてみると英語も相当簡単だな。日本語だって動詞は、活用が10形式くらいあるよ。人称変化こそないけどけっこう活用する。

※前回のフランス語が初級後半まで進んで活用のえげつなさを思い知らされたため、ここしばらく「活用」にうるさくなっています

もしもフランスが今のアメリカみたいに世界を支配していたら、中学校でフランス語をやることになったんだろうな。やれただろうか。やるしかないにしても。

 

日本が近代化を目指していた時代、欧米に追いつけ追い越せと主張する一派の一部の中には、日本語のような後進的な言語を使っていては追いつけない、と言語の改革を叫ぶ人々もいました。日本語のローマ字表記化、日本語を捨てて英語を採用する派、志賀直哉(←読んだことないけど)に至っては、「世界でもっとも美しいフランス語を日本の国語にすべきだ」と主張しています。たぶんフランス語の数字の数え方を知らなかったんじゃないか。どれも採用されなかったのは幸いと言うべきか。

とはいえ日本語の近代化がまったくなされなかったわけではなく、

・標準語の普及

・ひらがなの統一(江戸時代までは一音に該当するひらがなが複数あったため、ひらがなの総数はいまよりずっと多かった。それを一音一文字に統一した)

・漢字の簡略化(繁体字から現在使うような漢字に変えた)

といったことを、時間をかけてやっています。こんなめんどくさい言語(というか文字)でも、これで相当簡単になってるんですね、実は。

活用の種類だって減ってます。ナ変とかラ変とか二段活用とかがあった古代の9種類から、現代では学校文法で5段活用・上一段活用・下一段活用・サ変・カ変の5種類、日本語学では一段活用をまとめてひとつにするので、2個の不規則動詞スル・クルを除くと2種類です。

※活用の種類=5段活用、1段活用 など

 活用形=見ます・見て・見ない・見る・見た・見れば・見ろ…… など

 

薪さんはこんなことごちゃごちゃ考えずに、ただ趣味だからと次々いろんな言語を学んでいただけの気がします。

それでしゃべれちゃうってどういうこと……カザフ語とかウイグル語とかどこで会話練習したのやら(たぶん外語大のサイトでやったんでしょう)。

 

そのうちまた拙宅の薪さんが妙な外国語で妙なことしゃべりだしたら、まなぬるく見守ってやってください。個人的にはこういうオイシイ設定は公式でこそ使いまくっていただきたいです。原画展のグッズで『薪の外国語練習帳』とか出たら、わたしだけが楽しいのに。

さて今週もせっせと働くぞ。みなさまおすこやかに。