雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

メロディ2020年4月号のドイツ語

 

こんばんは。

夕方になると連日、2、3時間も白鳥の声が響き渡っています。みんな同じ方向に飛んでいくので、近場の池に集合して、そこから隊列組んで北上するんではないかと適当な想像をしています。

 

 

メロディ、ついった出るの遅かったですね。でも貼る。お美しい薪さんをここに貼り付けたい。

編集部さん、これ写真じゃなくてデータであげてくれないかなあ。

「光と青木はどうなってしまうのか」?

違うでしょ「薪さんと青木は」でしょ。

 

 

自分が感想文苦手なのはわかってましたが、いや普段はそうでもないんですよ、でも『秘密』の感想文は全然ダメです。今回特に、薪さんの美しさと暴れん坊具合(=どっちも展開とは関係ない)の他に何書けばいいのかわからん。

詳しくて的確な指摘をお求めの方は、小鳥遊さんとこへいらしてください。

 

で、個人的にツボったのがドイツ語

誰にも求められてない(でも自分ではやらずにいられない)「訳出と確認」作業、ちゃんと(?)やりましたのでご報告です。

わたしドイツ語やってないし知らないので。 ←ってこれじゃいかにも他のなにかがわかるような書き方ですがもちろんウイグル語もカザフ語もスウェーデン語もわかりません

薪さんのセリフを確かめてみようと思い、ぐーぐる先生(笑)に仕事してもらいました。

 

原文(ドイツ語、ウムラウトは省略):

Aoki ist so komisch.

Er ist so komisch, dass er vielleicht wirklich Daiku verlassen wurde.

Oh, ich habe noch etwas vergessen.

Ich habe vergessen, dass er wirklich so komisch ist, dass er einen Hubschrauber steuert, um einem unbekannten Madchen zu helfen.

Er wurde wirklich so weit gehen, um Hikaru vor der Welt zu schutzen.

Vielleicht ist es schon zu spat, dass ich Aoki beschutze.

 

そしたらこれですよ。

2文目(単文訳出):

彼はとても面白いので、彼は本当に大空を離れたのかもしれません。

 

ぐーぐる先生、精度が格段にあがったと何年か前に噂になったのはなんだったのか……

しかしその後の調査により、これは「Daiku」を「大空」と訳したミスが入ってることが判明。全訳はこちらです。

 

訳文(日本語 by Google翻訳):

青木はとても奇妙です。

彼は非常に奇妙で、多分彼は本当に大空を去った。

ああ、私は何か他のものを忘れました。

私は彼が本当に奇妙で、見知らぬ少女を助けるためにヘリコプターを操縦していることを忘れていました。

彼はひかるを世界から守るために本当に行きました。

たぶん青木を守るには遅すぎます。

 

美しくはないですね。

そこで「ぐーぐるよりずっと精度が高い」という噂の「みらい翻訳」を使ってみました。全訳文がこちらです。

 

訳文(日本語 by みらい翻訳):

青木は本当に面白い。

彼はとても奇妙なので、大工を見捨てられたのかもしれません。

あっ、他のものを忘れました。

彼が知らない女の子を助けるためにヘリコプターを運転しているほど面白いことを忘れていました。

彼はひかるを世間から守ろうとまでした。

青木を守るには遅すぎるかもしれない。

 

いや「運転」とか言ってる時点でぐーぐるに負けてると思うけど。誰だこんなもの褒めたの。

 

日本語への機械翻訳ってまだまだなんですね。

ぐーぐるに英語訳を出してもらいました(「みらい翻訳」の訳出は日本語だけのようです)。

 

訳文(英語 by Google翻訳):

Aoki is so weird.

He is so funny that maybe he was really left Daiku.

Oh, I forgot something else.

I forgot that he is really so weird that he controls a helicopter to help an unknown girl.

He would really go so far as to protect Hikaru from the world.

Maybe it's too late to protect Aoki.

 

少々変だけどだいぶわかりやすい。教科書みたいな英語ですけど。

同じ印欧語族のゲルマン語派だから訳出も簡単なんでしょう。

 

 

komisch がいちばんわからなくてですね(キーワードなのに)。

ネット上の独和辞典を探してひいてみました。

最初に「変ちきりん」が出てきて、おまえが変ちきりんだ。使えない。

www.wadoku.de

 

ぐーぐる翻訳にこれを単独で入れて英語にしてもらうと、komisch=funnyとなり、これはオンラインのコリンズ独英辞典と同じです。

が、ぐーぐる先生が違うのは類義語が自動表示されること。並んでる類義語を素直に訳していったら、komische=comic、komisches=odd one、ってなったんですが、もう一個 komischerweise っていうのがあって、これの英訳語が ironically でした。で、ためしに前半を削ってみたら、weise はwise だった。

あ、つまり、komischerweise=バカで賢い(逆の意味の単語を2個つなげただけ)=ironically か。それでバカ=komisch、と来てて、それを逆方向に訳すと funny とか weird とかおもしろいとか妙な訳になるんだな(たぶんkomisch(=「賢い」の逆の意味)に対応する語彙が英語にないんでしょう)、ということが推測できました。

満足した。

 

 

ということでドイツ語のご報告でした。

わたしとしてはふたつの収穫がありました。

 

1 「必然性もないのに」外国語でなにか喋る薪さん、が公式で見られて、二次っぽくて興奮した。

 

2 「お前には聞かせたくない」 ←

つまりそういうこと言ってるって自覚あるんですね。あるんですね??

こんだけダダ漏れの岡部さんに向かって、それでもまだ聞かせたくないことを喋ってたんですね薪しゃん。 ←つい口調が

 

青木相手に同じこと言うときには、馬に向かって喋る言語じゃなくて恋人に向かって喋る言語(※)でお願いします。少なくともうちの二次の青木には通じますんで、フランス語。

※ 英語=召使に向かって喋る言語、ドイツ語=馬に向かって喋る言語、フランス語=恋人に向かって愛を語る言語、という文化ジョークがある。言ったのはフランス人だと思いますが。

 

 

 

最後になごむもの。

セットでトライアルに行く予定の岡部猫と宇野猫の今の姿を貼っておきます。