雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の新年度

 

こんばんは。

日中はともかく、とはいっても2日おきくらいで冷え込み、夜も寒いので相変わらず真冬のかっこうでワンコ散歩に出てます。

が、週末は仙台の桜が満開で、長く(=丸一日とか)家を空けてもよくなったので、何年振りかで花見をしました。歩いて眺めただけですけど。

ここはお花見スポットの「西公園」です。

 

第二管区のビルは仙台市北部の泉区にあるので、中心部の青葉区にあるこの公園まで花見に来ることは、職場としては、ないな。鈴木さんが仙台に赴任していても、東京はなまじ距離が近いから、こっちに呼ぶとか写真を送るとかも、ちょっとしらじらしい気はする。薪さんのほうが「東京はもう咲いた」っつって鈴木さんに送るのはアリかもしれないけど、雪子さんに遠慮するかも。

あ、いや、プロポーズを取りやめたから鈴木氏は雪子さんと結婚はしないんでした。そして結婚願望が普通にある雪子さんはそんな鈴木氏とはいつまでも付き合っていないはずなので、薪さんが雪子さんに遠慮することはなにもないのでした。

今年みたいな日めぐりだったら、「見に来いよ、どうせ東京の桜もゆっくり見てないだろ」って呼んで、車を出してもうちょっと遠くに出かける、とかできたかもしれないですね。官公庁の年度初め、よくわかんないけど。

 

訂正:

第二のビルがある台原森林公園は、区境ですが青葉区側でした。お詫びして訂正します。台原はなんというか、ちょっと千葉とか群馬っぽいところで……「え、青葉区なの??」的なところがあるもんで。地元民以外には伝わらないどうでもいい感覚ですが。

でも台原で働いてる人々が職場の花見で西公園に行くのは、やはり普通ないです。

台原森林公園についてはこちらにちょっと解説があります。

 

 

さて、新年度が始まります。

今年度は新部署設立に伴い職場内(ビル内)での引越しなどもありました。っていうか現在進行形です。引越しつーても他の部署と部屋を交換するので一気に動かせず、いったん廊下とかホールとかにありとあらゆる荷物が山積みになっています。あまりのめんどくささに現場を見てません。明日の出勤が怖いです、帰れなくなるんじゃないかと。

新部署は、部下なし、ボスがわたしひとりの状態で来月から始まります。一瞬だけ、貝沼事件後の薪さんみたいじゃん!どんな格好でもいいよね、って思ったけど、人がいようがいまいが好き勝手な格好で仕事してるのであまり関係なかった。

1年かけてふたり、その後また1年ほどでさらにふたり人を雇うのですが、英語となんかもう一個外国語(いつどこで使うんだよ)ができるけど事務処理能力の低い人を推薦されて、却下しました。外国語できるやつなんかいらねーんだよ、なぜなら英語ネイティブを雇うから!! 事務できるやつよこしてくれ、でないとわたしが事務やらないといけなくなるから!!

 

事務処理能力の低い事務方Aを雇ってしまった岡部さんの嘆きです。

岡部 :(ためいき)

波多野:どうしたんですか室長。

岡部 :Aのこのメールを見てみろ。

波多野:「会議の日程を調整しますので空いている日にマルをつけてご返送ください」……空いてる、「日」?

岡部 :波多野、すぐ調整メールを再送して、ついでに教育しといてくれ。

※ 事務方を雇った設定なのでメール処理は捜査員波多野の仕事ではありませんが、岡部さんは波多野ちゃんに甘えて頼っています。

波多野:Aさん、これこれこういうわけで、丸一日空いてる人はそうそういないし、丸一日空いてる日はそうそうないし、仮に奇跡的にそういう日があってもその後また時間調整のメールを出さないといけなくなるので、日程調整はせめて2時間ごとに区切ってくださいね。

A  :わかりました。

波多野:あとメールで返送じゃなくてサイト上でまとめる仕様にすると、他の人とすりあわせてこの日を空けようか、って考えてくれる人もいますから。

A  :わかりました。

波多野:あと調整メールを28日に出しておいて29日に会議はありえないので、一週間後くらいからにしてください。

A  :わかりましたけど、もう波多野さんがやってくださったらいいんじゃないですか。

波多野:やっときましたよ。今回はね。 ※ちょっと怖い顔で言ってほしい

 

もう一個。

各管区の室長たちの夏休み(※働き方改革により7月か8月に一週間の連続休暇の取得義務化)を調べて全員が休んでない日をピックアップし、その日に夏のオンライン会議をするから、と言われて各管区にメールを出したA。

A  :第一の山本室長は7月下旬、第二の宇野室長は8月最後の週、第四の……

岡部 :あのな。そんな週単位の聞き取りじゃ、日程調整できんだろうが。

A  :でも、夏休みがいつか教えてください、って言ったら、そういう返事が返ってきたんですよ。

岡部 :波多野に何を教わったんだ。カレンダーサイトで1日ずつマルとかバツとかつけさせれば済む話だろう。

この人はたぶん、契約期間を更新してもらえないと思う。

 

雁首揃えて指示待ちでうっとうしいからさっさと帰して僕が働く、というワーカホリックの薪さんの気持ちがよくわかる(けど事務処理キライだからそこは人にやらせます、わたしは)。

薪さんには会わせられないですね。所長がキレるか、Aが凍りつくか、両方かになるから。岡部さんは薪さんのための緩衝材で、波多野ちゃんが岡部さんの緩衝材となります。おつかれ。