雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

SS「虚像」

 

今日はにんげんの病院で長丁場なので、めちゃ重いMaciPadWi-Fiも、外付けポータブルHDまでちゃんと持ってきたのに、なんと老眼鏡を忘れてきました。

病院に来る荷物じゃないなこれ。なのに老眼鏡がないと何もできないよ! 戻るほどの時間もなく、途中で買おうかとダイソーを検索しようと思ってもそもそも老眼鏡がないと検索なんかできません。家中のあちこちに10本以上老眼鏡が置いてあるのに、ゆうべ車用をかけたまま車を降りて、そのまま置いて来ちゃったんだよなーー……。車にも20本くらい準備しておかないと。

どっかにないかと散々考えて思い出しました。度入りサングラス作ったじゃん数年前に!! あったよ、と嬉々としてかけたら、数年前の造作だから度の弱いこと。1.5くらいだろう、これ。老眼のエントリーモデルです。ダッシュボードはクリアに見えるけど手元が薄暗い(それはサングラスだから)。とにかく屋内、それも病院でサングラスかけてる怪しい人になってますが、見えないよりだいぶマシです。

 

おばあさんの付き添いで来た同僚に、あっという間に見つかっちゃったけど。

自分を客観視するって難しいですね。考えてみたらいま、でっかいマスクつけてるじゃんよ。怪しいに決まってる。

 

 

さて最近のこのブログの常として、自分の日常から不遜にも薪さんの妄想をしますよ。

もうしたような気がしてたんだけどしてなかったみたい。青木のはしてました

 

薪さんは公式でもう42歳です(「悪戯」終了時、2069年)。視力は良さそうなので、もう老眼が始まってます。ご本人は歳を取ることや容貌が衰えることには無頓着そうですが、視力が落ちることにはイライラするでしょうね。科学者だから「老眼鏡なんか早めにかけたほうがいいんだ」となんの抵抗もなくかける。

青木「あなたが眼鏡をかけるとますます若く見えますね」

薪 「ますます、ってなんだ。僕は公式に中年だぞ」

青木「サーモンピンクのあみこみセーターを着てたらいまだに高校生に見えますよ」

気持ち悪い妄想をするなとか、若さに価値を見出すのは知恵の足りない者の証だとか、抵抗する薪さん。

薪 「おまえは僕の外見がこうだから付き合ってるのか」

青木「そんなわけないでしょう」

薪 「だったらいちいち言及するな」

青木「だけどあなただって俺がバカだから付き合ってるわけじゃないでしょう」

薪 「はあ?」

青木「それなのになにかっていうと「バカだ、バカだ」ってうるさいし」

薪 「おまえの劣化を止めるために言ってるんだよ! それ以上バカになったら捨てるぞ」

「付き合ってる」とか「捨てる」とか、迂闊に言ってほしい妄想です。

 

 

わたしは元の視力がいいので今でも手元以外には眼鏡は必要なくて、普段は老眼鏡はクビからぶら下げるか、おでこにのっかってるかです。そして眼鏡をかけて手元の資料を見たあと、人と会話するときには、鼻眼鏡状態での下から睨みあげ、になります。薪さんにやられたらめちゃ怖いやつです(誰がやっても感じ悪いです)。

遠近両用の遠のほうが度なしのやつを作れば、とか言われるけど、度なし部分を通して見るくらいなら外したいし、そもそもわたしの老眼鏡はダイソーの110円のなんだよ。すぐなくすし壊すし。

数年前に親戚の同級生が、銀座の高級眼鏡店に就職したと聞きました。商品価格、だいたい20万円から。たけーな! 眼鏡って消耗品じゃないの?? 映画に出てきそうな宝石だらけの眼鏡とか、ほんとにあるそうです。

 

薪さんにはシンプルな高級品を使ってほしい。そしてご本人は気にもしてないのに、ツルの耳の近くにまったく目立たない、でも光に当たったときだけ光るちっさいダイヤモンド1個とか入ってるとかっこいい。見た人は「薪さん本人が輝いてる」と思うはずです。

あとGPSとか微細カメラとかついでに録画機能とかあったらすごいですね。電源は、自動巻き腕時計と同じで、付けていること。もちろん薪さんは重要なときにはちゃんと外すんだけど、うっかりそれをそこらへんに放り出して録画されちゃってたとか、その機能を知ってる青木が文系のくせに知恵と技術をつけて自分のスマホにデータを飛ばすように仕組んでおいたとか、あとから殺されそうなことをすると嬉しいと思います。我々が。

 

で、そんな妄想をしてたら短いのが(病院の待合室で)できてしまったので、のっけときます。

エロくないので期待しないでください。

 

 

追記

検査の結果、悪いところというか変化はありませんでしたが、念のため、とニトログリセリンを処方されてちょっと興奮してます。バカです。