雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

pixivのハラスメント問題

 

こんばんは。

ピクシブのセクハラ・SOGIハラ・人権ハラスメントの件について、先日トランスジェンダーのセミナーで話を聞いたタイミングでもあるし、ちょっと書いておきます。内容は別におもしろくありません。

www.bengo4.com

 

この件で支部の利用をやめると言う方、作品を手間かけて非公開になさった方、検討している方、意見を送っている方、いろいろ声が聞こえています。同時に「それを他人に強要しないように」という声もあちこちから聞こえて、たぶんヲタクは関係ないんだな、SNSが成熟してきてみんな経験値が上がってるんだと思う。

というのも一方で、ヲタクがヲタクであることに腑抜けてそういうハラスメントなどを無視してきたからだ、という声も(実際の事件は知りませんがそれを言った方は「〇〇年の事件」といった言及の仕方をされていました)あったし、どうせヲタクは利用をやめないだろって舐められてんだよ、という声もあったからです。

 

最後の「舐められてんだよどうせ」的な部分は、エロ漫画の蔓延もちょっと関係あるんじゃないか、と思ったりもしました。

ピクシブみてると、ふっつーにエロ漫画の広告が入るじゃないですか。あの広告が、内容もさることながら、「どうせエロ漫画、見たいんだろ」って言われてるようで、すごく不快なんです。

昔、「課長にホレた」とか「お父さんいいニオイ」とかの超キモい、サントリーの精力剤のCMがあったけど、あれに通じるキモさ。

※ 今回の件とはなんら関係ないけど「現代社会における性的倫理観のおかしい事例」として言及したいがために、せっせと検索語彙を変えて、当時ヘドバンして頷いた記事を発掘したので、貼っておくよ! 単純に面白いのでよかったら読んでください。

yunishio.blogspot.com

最近この手のやつは見なくなったような気がするので、さすがに社会が許さなくなったんじゃないかと期待するけど。

そういえば同じ頃、ある女芸人が自分の息子(=赤ん坊)について、

「こんなに愛してるのにこの子とは絶対に結婚できないんだ、と思ったら悲しくてほんとに涙が出てきた」

って言ってて、あれも「は? え?? マジ??? きっっっも!! オェエ〜〜」って思ったっけな。

 

エロ漫画に戻ります。

我々、っていうかわたしが見たいのは、公式で叶えられない推しの微エロであって、萌え絵の本物のエロ漫画なんかいらねーんだよ! マジでキモいんですけど、支部なんかふっつーに検索に引っかかるのに、なんぼR18はログインしないと見られないからって、ログインした成人なら何見せてもいいと思ってんのか。

と、常々思っているもので、ああそういう意識なんだな運営側が、とうんざりする。つまりそういうものを垂れ流して運営側が平気なのと、おまえらこういうの見たいんだろヲタクってそういうもんだろ、と言われてる感じなのが、とにかくすっごく不快なんです。もとから。

 

エロ漫画雑誌って昔、竹林とか山の中とかに落ちてたんですよ。わたしと同年代の方ならわかると思いますが、この感覚。つまりそういうふうに、読む人ですら、隠れて読んで隠れて捨てるものだったんです。

それがネットの発達で、探せば手に入るようになり、探さなくても広告で出るようになってしまった。マンガパークのエロ漫画の広告も、支部ほどどぎつくはないですが、やっぱりすっごく不快です。立ち上げたときに広告でまずエロ漫画を勧められるって、普通におかしいだろ。あとメロディの裏表紙で薪さんの横に乱交パーティ載せるな。

そのおかしさが、先日のたわわ広告騒動のような、「この程度はエロじゃない」(問題はエロいかどうかじゃなくて女子高生をそういう目線に晒してることだと何度言ったら)とか、「これがダメでアンアンのセックス特集の広告がいいのはなんなんだ」(セックス特集と知って出てる商業俳優と、未成年の女子高生を一緒にする感覚はなんなんだよほんと)とかいう、倫理観の歪みに繋がってるんじゃないかと思う。

www.huffingtonpost.jp

 

念のため申し上げておきますが、わたしは「自分が見たくない」エロ漫画を「広告として」「無理矢理」見せられることに憤っているのであり、それ以上のものではありません。

※ ただしついでにあげた女子高生問題については、女子高生を性的な目で見てかつそれを表明して良いと思ってる頭のおかしいオトナたちそのものに死滅してもらいたいと思ってます。何度も言いますが小児性愛者と動物虐待犯は生きていてはいかんのです、女子高生を性的に見てそれを表明して許されると思ってる奴は小児性愛者と同じです。

そしてここで話を戻しますと、そういうエロとか規制とかに対してゆるい体質が、ピクシブの運営側にはあるんじゃないか、そしてそれは同時に我々利用者を舐め腐った態度なのではないか、ということが言いたかったのでした。

 

 

で、ここまでイライラしていながら、自分ではとりあえずピクシブの利用を控える予定はありません。個人的な理由は、

・イライラは今回の人権無視事件以前からどうせあった

・わたしが全力を出すのはどうぶつ案件であって、にんげん案件には普通以上のエネルギーは割かないと決めている(鬼畜と自覚してます)

・なぜならにんげんに対してもどうぶつと同じようにエネルギーと時間を割くことは、現状の自分には無理だから

・今回明るみに出たから憤る人々がたくさんいるけど、残念なことに表に出ていないこの手の話は山ほどある。セクハラはぐーぐるでもヤフーでもあるので、つまり世界中どこにでもある。(だからといってそれを許容しているわけではありません、わたしの場合は「不買運動」と直結しない、というだけです)

・いまは利用をやめるほどの体力がない

一応、脳内でシミュレーションはしましたけどね。事態が万が一悪化するようなら、全部こちらのHPに入れて、ピクシブは非公開にして、いずれ削除、と。

 

 

投稿サイトはピクシブ以外使っていないのでよそがどういう感じなのか見当がつかないものの、いろいろ紹介してた方もいました。

そりゃそうだよね、仮に支部一強だとしても、それでも利用者数が絶対的に違いながらも、他に投稿サイトがないわけがない。

紹介文を読むと結構「検索よけ済み」とあって、いやほんとこれはピクシブにもやってほしいわ。

 

 

愉快でない話に終始したので、作業してると手元に寄ってきてわざわざ狭いところに詰まる猫さんたちをごらんください。

このときは茶トラ勢揃い、左が岡部さん、右が宇野さんです(ふたりとも猫)。