雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密のピンクシャンパンのトリュフ

 

こんばんは。 

ホワイトデーですね……早いですね……このあいだバレンタインデーがらみの話を書いたばっかりだというのに。

ホワイトデー、好きじゃないんですよ。当事者は惚れた相手のはずなのに、もらったから返す、っていう「お返し」の概念がどうにも。義理チョコだったらそれでいいのかとも思ったけど、そもそも義理チョコが嫌いなんだった。

うちの青木(と曽我さん)がバレンタインデーにせっせと貢物を贈るのも、薪さんが一か月後にお返しをしないのも、わたしのそういう好みに因ります。

 

今年書いたおはなしで青薪がいちゃついてたピンクシャンパンのトリュフ、廉価版を発見したので入手しました。

いちゃつく話:「ピンクの翳」

こちらでとりあげたのはごせんえんもする高級品でしたが、今回のはもっとずっと普通のお値段です。お茶屋ルピシアが、主に輸入菓子などで賞味期限が近かったり販売元でダブついたりしてる品々をまとめて引き受けて安く売ってるコーナーがあって、そこで発見してつい買ってしまったものです。チョコあんまり好きじゃないのに。

 

f:id:orie2027:20210310213341j:plain

猫またぎされた。

箱には「ピンク」としか書いてありませんが、売りのタイトルはちゃんと「ピンクシャンパントリュフ」でした。

 

感想は、

ひとくちめ:ほんのりいちご

ふたくちめ:甘い、甘すぎる

後半戦  :めっちゃシャンパ

青薪はこの1個の半分をさらにふたりで分けて食べたので、まあ許容範囲かと。

 

こんだけ甘かったら、2個くらいはともかくそれ以上はいかないな。薪さんがラリっちゃうから。

残りを休み明けに職場に持参する所長です。こっち↓の高いほうね(再掲)。

f:id:orie2027:20210215035119p:plain

「みんなのおやつコーナー」に置いておきます。

バレンタインデー明けなのでそのうち他のやつらももらいすぎたチョコレート持ってきて混ざるだろう、という薪さんの思惑に反して、今の第三管区にはそんなにモテるやつはいないのであった。

 

波多野「わ、すっごいハートですね。所長、これいただいちゃっていいんですか」

薪  「なんで僕が持ってきたと思うんだ」

波多野「違うんですか」

薪  「いや……」

波多野「一個さっそくいただき」

薪  「待て波多野。シャンパン強いから放課後(←)にしろ」

波多野「あ、召し上がったんですね」

薪  「……まあ」

波多野「普段甘いものなんか興味ないって顔なさってるのに。いかがでした」

薪  (他のことに夢中だったのであまりよく覚えていない)

薪  「——シャンパンだった」

波多野「甘かったですか」

薪  「あたりまえだ、チョコレートだぞ」

薪  (一緒に食べたんだぞ)

波多野(なにこの嬉しそうな表情)

波多野「所長、大事な方からいただいたんじゃないんですか」

薪  「大事って」

波多野「恋人とか」 ←直球

薪  「忠実な部下からの捧げ物の可能性は考えないのか」 ←否定してない

波多野「あ、青木室長ですか」

薪  「……」

波多野「まさか岡部室長?」

薪  「青木だよ」 ←←

 

結果、嘘はついてない。めでたしめでたし。

うしろで岡部さんがハラハラしながら聞いてます。拙宅で最強説が流れる波多野ちゃんは、岡部室長に入れた一票が無効になりそうでちょっとがっかりしてます。