雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の年末年始

 

こんばんは。

外は大嵐です。新築なのに隙間風が入るくらいものすごい風が吹いて、積もった雪が降る雪と混ざって飛んでます。みなさまの地方は大丈夫でしょうか。

 

出勤して働いてるうちに思い出しましたが、わたしが所属する業界は1月が1年でいちばん忙しいのです。年度末に遠くへ引っ越すという友人にあいてる日を聞かれ、成人の日以外は仕事であることに気づきました。でも大丈夫、年明けてからちょっと前より仕事のペース上がってるの。少しずつポンコツを抜け出していきたいところです。

それに薪さんの誕生日まで3週間ですし! いまから仕上げに取り掛からないと。

 

* * * * *

 

話かわってものすごくいまさらですが、年末年始の「学生鈴薪の」妄想をしてました。自分はまったく何もしないで通常運転だったのに、妄想はする。まだかろうじてそんな時期の話をしてもゆるされるくらいの新年かと。

 

そういう機会には、鈴木さんは、つとめて薪さんと一緒にいようとしたんじゃないかと思ったりしてます。気遣いではあるんだけど、でも本音は実際一緒にいたいから。大学生ともなれば、家族より友達と一緒のほうが楽しい年齢でもあるし。

初詣とかどっか行ったよね1回くらいは(←東京の事情がわからないのでかなり適当)。あと鈴木さんは特に後期は車を持ってたから、ちょっと遠くに日の出を見に行くとかあったんじゃないかな。元旦ともなれば初日の出とか。

 

自分が大学生だったとき、わたしは自宅生で仙台にいたのですが、宮城県(※)は東北地方の中では唯一面積が小さい県で、幅も狭くてですね。隣県の山形がとても近いのです。

※ 西日本の人はあまり知らないという噂を聞いたことがありますが、仙台市は東北の大都会(笑)で、宮城県の県庁所在地です。あ、秘密クラスタはご存知ですかね、「エンドゲーム」決戦の舞台でしたから。

 

当時の彼氏がホンダのインテグラを出して、夜中に山形県日本海までひたすら走って、そこで日の出を見て、そこからずーっと太陽を追いかけて西に移動して、仙台湾で太平洋に沈む夕日を見る、という遊び?をしたことがありました。

途中でどこに寄ったかそもそもどこかに寄ったか、どういうルートを通ったか全然覚えてないし、カーナビなんかもなかった(ブツはかろうじて存在していたけど学生はあまり持ってなかった)時代で、地図を見ながらトロトロ走ったはずです。

でもいま改めてルート検索してみたら、下の道でも4時間ですって。近い!

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日本地図をよく見て確認すると、ここは本州の中でもかなり狭くて、海から海まで走るには都合のいいルートです。

学生っぽいバカバカしさから、こういう無駄なドライブをしにわざわざ東北地方まで、薪さんを連れ出して鈴木さん、来てくれないかな。

 

年末年始なら逆のルートがいいですね。

仙台で大晦日の夕日を見て、瑞鳳殿(=伊達政宗の霊廟)あたりにお参りして、月山(=山形の霊山)に元朝参り(=初詣のようなもの、大晦日の夜中から出かけるはずで、たぶん東北の風習・方言)に寄る。

なんか願い事しろよ、って言い合います。

鈴木:(薪がずっとあんな風に笑ってるといい)

薪 :(……) ←たぶん目をぱっちり開けて隣の鈴木さんをガン見してる

鈴木:「ん?」 ←あのサワヤカスマイルでお願いします

あ〜この身長差のういういしいふたりを背後から見たい人生だった。青薪にも応用可です。

 

薪さんには東北の寒い空気の中をダッフルコートとぐるぐるのマフラー(=見たことある)で歩いてほしいです。

日本海の砂浜にランクルかなにかで到着した頃には、助手席でちょっと寝ちゃってるつよしくんを鈴木は黙ってそのままにして、朝日がのぼる10秒前くらいになんとかして起こすのだ。日の出に照らされた薪さんのお顔は、鈴木さんがガン見する番です。

あとその砂浜、カップルの詰まった車だらけですから。

なお太平洋側の人間には日本海に対する原因不明の憧れめいたものが常在しており、「海を見る」の「海」が日本海だととたんに一段階よけいにロマンチックになる、という情報を追加しておきます。