雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

メロディ2020年10月号 つづき

 

窓の幅よりカーテンの幅のほうが狭い、という謎設計だったロールスクリーンが、家じゅうやっとまともなやつと交換されました。

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これで明日から陽の差し込まない部屋で寝られます。

なおこの意味不明なミスをした営業さんは、クビになったようです。そうだろうなあ気の毒だけど、これ住宅ローンに入ってんだよ、いくらすると思ってんだよたぶん営業さんの手取りの3〜4倍だよ。窓の面積が巨大なもので。

 

 

さてメロディなんですけど。

もう少し追加で書けそうな感想を順不同に書きなぐります。ネタバレありです。

 

 

・寝落ちして薪さんに「コトン」と寄りかかってしまった舞よりも、その舞を愛おしげに支える薪さんが愛おしすぎる……! それ髪にキスしてるでしょ愛情込めて。うちの青木がよく薪さん相手にやるやつね。

薪さん、一緒にいたい家族を手に入れることを望んでもいいんですよ……「欲している」「望んでいる」ことに気がついて、ほしがってもいいんですよ!

 

 

・光は舞の居場所を知ってるんですね。クマイチゴの植生が場所の割り出しに一役買うかもしれない。画像検索では葉っぱの形、違うけど。

・植物といえば表紙のやつ。小鳥遊さんから、アプリ「ハナノナ」で調べたらルリマツリ属と出た、というコメントをいただきました。似てます!

ハナノナ、iPadに入れてたのでわたしも扉にかざしてみたら、マルバフジバカマ(あまり似てない)とかナデシコ(似てない)とかイヌビユ(似てない)とか、かざすたびに違う花がでてきてしまいました。

 

・で、植物が専門の友達(=とらちゃんのお母さん、オタク仲間)に公式のついったを送りつけてお伺いを立ててみたところ、次のようなコメントをいただきました。

ハナノナで調べる前でルリマツリは案として出てなくて、キョウチクトウが違うけど近いかも、という話をしたあとです。

手の中の葉や枝の柔らかさ 硬さがわかるようですごい。 初見 キンモクセイを思いました(葉っぱとか) でもオリエちゃんの見立が近いのでは。確かに花はキョウチクトウに近いかも
これが先生の創造したものならすごいなぁ。誰が見ても あれ?私この花見た事ある って思うのでは
嶺岸 玲子

先生の創造したものなら、というのは、A田さんのブログで以前『秘密』に登場するお花の分析を拝見して、先生のオリジナルではないか、という感じのがいくつかあったので、その可能性が念頭にあってそれも一緒に告げたゆえの返信です。

すごくないですか、彼女の感想。絵師で植物が専門で、というのもあるけど、別に清水先生のファンじゃない(失礼)のに、見てるポイントが(わたしなんかと)全然違う。それにファンじゃない人に認められるとこっちもめちゃくちゃうれしい。

あと薪さんを完全にスルーしてるのが、薪ストじゃないにしてもそんなこと可能なのか、と逆に新鮮でした。

 

・なお彼女からの追加情報によると、ルリマツリは「ツル状に伸びた枝が特徴」だそうです。

もしかしたら 作品が私達と直結した未来ではないから そこに生きてる植物は少し違うものなのかも
 ええ〜そんなこと知ってるなんて、読んだな、『秘密』。

 

 

・「青木に触れていい 命令出来るのは直属の上司である僕だけだ」

ヤッター 「直属の上司」公式でいただきました! つまり青木に付き合う相手ができた場合、届ける先は薪さんです(曽我さんも同じです)。デートで福岡を離れるときにも、香港に行くときにもパリに行くときにも、届ける相手は一緒にいる薪さんです。

 

・子供相手にも容赦なく足払いを食わせる薪さん。この区別ない感がすごく好き。「捕獲」も好き。わたしもよく使う語彙です。

・青木んち、なに、もと農家なの? 一般家庭にあるまじき巨大さ。むしろ既視感がある。

・今回、カラーのコミックス広告がなかったのが残念でした。広告すら楽しみにしている。

→カラー広告あった! 挟まってんの気づかなかった。やっぱり背景色が違うだけで新鮮……!

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成田美名子原画展……う、羨ましい。再来年あたりには清水先生も……(絶対行く、出張費で)

 

相変わらず事件の中身には触れてませんが、もう薪さんのかっこよさと苦しさと、供給過多だったやさしい表情でいっぱいいっぱいで。

今回ページ数もけっこう多かったですよね。読みながら「まだある〜!」って思ってました。

 

さてよそさまをめぐって猫家事に戻るとするか。