雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の東北地方

 

5種類もの薬も2種類の注射も効かずここ2週間ほど大量の下痢便を撒き散らしていた岡部さん(猫)、今朝ひっさびさに、とぐろの片鱗の見えるウンコをしてました。

嬉しくて飛び上がって写真を撮りそうになり自主規制したのですが、猫アカで報告すると「からだ弱いやつ」認定されて里親さんがつきにくいのではないかという心配があり、こちらでウンコ報告ですすみません。

 

岡部さん(猫)、かわいいんですけど、顔の造作が微妙にいかつくて岡部さん(人間)に似ていると管理人は密かに思っています。

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今日、職場に資料を取りに行こうと思って数日ぶりに寝間着以外のものを着て外に出たら、寒くてびっくりしました。最高気温が氷点下だったよ。いつまで冬やってんだ。

 

さて数か月前になみたろうさんに教えていただいたのですが、わたしが住んでいる場所は「豪雪地帯」です。本日久々に「よそさま(=なみさんち)で出た話題を勝手に借りる」というやつをやります。

※ 今日の話は笑いながら読む話題です、念のため

雪にあまり縁のない方々からすると第一や第二や北陸(←あれ??)の住人が雪だの寒さだのの話で盛り上がるのはピンとこないかもしれません。まあご当地自慢?だと思ってください。

 

気軽に「雪国」とかいいますけど、「豪雪地帯」というのは国の基準でつまりは行政的には専門用語です。なおなみたろうさんちは「特別豪雪地帯」略して「特豪」(笑 ←すんません)にあります。

おはなしをきいているとどう見てもなみたろうさんちよりうちのほうが雪の量が多いんですが、うちは特豪(笑 ←すんません どうしてもこの略し方が……)ではありません。隣町は特豪です。でも大雪で仕事を休んだこと(公的にあるいは自主的に)、何回もあります。

  

うちは年に1週間くらいマイナス10度を下回り、2年に1回はマイナス20度まで下がるのですが、そこまでいくと寒冷地仕様(=凍らない仕様)の車でもエンジンがかかりにくくなるし1回完全にかからなかったし、不凍液(=凍らないウォッシャー液)もフロントガラスに張り付いたとたんに凍ります。風呂のボイラーも一度凍結して破裂したし、お金持ちの家では外部水道管に電熱線が巻いてあります。なお先日凍ったトイレの水道はまだ溶けてません。

 

オリエんちがどれだけ寒いかというと、北海道をのぞいた本州以南でいちばん寒いです。10キロほど離れたところに、「凍った湖面に穴を開けて糸を垂らして青木を、じゃなくてワカサギを釣る」とっても寒い湖があります。絶対行きません。

そのかわり家の中はあったかいよ! ガラスの重さとかが南東北と違うんです。重くて掃き出し窓が外せない(仙台は外せる)。密閉度が高すぎてファンヒーターがよく止まります。

わたしのように雪かきを無視して出勤もせず引きこもっていればそれなりに快適です。モフれる猫がいれば完全に快適です。

 

今季マイナス36度まで下がった旭川に比べればなんでもないですけどね。その寒さ体験のために旭川郊外まで出かけた人がいたそうです。まあ北東北には地吹雪を体験するためのツアーとかありますから……アタマおかしいんじゃないの……わたしだったら何があっても仕事に行きません。

20年くらい前、ロシアでマイナス70度って報道されてたのを思い出しました。このへんになるともう意味わからんです。だって夏と気温が100度違うんですよ。人間の感知能力を超えてるんじゃないかと思う。

 

* * * 

 

鈴木さんが生きてたら仙台第二管区でつまりわたしの実家とわたしの学校のあいだにあったんだよなあ近かったな、などということをよく妄想します。 ←自分は若々しい学生であるという妄想です、そして嬉々として「第九」に就職して鈴木さんの一番弟子になります

※ 第二管区の位置についてはこちら →秘密の鈴薪妄想

 

薪さんたちの時代には新幹線ももっと早くなって1時間くらいで行き来できるんじゃないかな。下手すると東京から横浜の実家より近いですね。横浜よく知らんので適当に言ってます。

 

仙台は実はですね、家の中が寒いんです。なまじあんまり寒くない地域なもんで、そして東北で唯一地価の高いところなので、家のつくりが安いんです。閉め切ってても隙間風でカーテンが揺れるとかフツーにあります。

夏もあまり気温は上がりません。お隣の山形(日本海側)とか盛岡(盆地)とかのほうが夏はずっと暑い。よって仙台の家の中は、夏も冬も、日本でいちばん寒いです。

 

それがイヤでイヤでとにかく実家に帰りたくない管理人。寒い。

第九時代にはもっとマシな住宅事情になってるとは思いますが……でないと薪さんが仙台の鈴木さんちに遊びに行ったときに寒くてあっためあう(←)ことになる。

 

でね、鈴木さんが生きてたらね、鈴木さんちは、わたしの実家の近くだったと思うの。 ←ちょっと甘えた口調になってます

仙台第二管区本部は仙台市の中心部でないところにあるので、

・そのすぐ近くのマンション

・車で10〜20分程度の仙台市北部住宅地

あたりに住むべきです。後者のほうがわたしの実家に近くてかつでかい公園とかモールっぽいのとかが充実してるのでそこにすべきです。県立図書館もスキー場も近いよ。高速道路のインターも。

でね、そしたらね、そこに薪さんが足繁く遊びに来るんですよ。仕事のフリして(???)。

 

もう、薪さんが近くに来る。って思っただけで、気絶しそう。 

いや実際来たんですよあの人、仙台まで。死にそうな顔して。そのあと青木がなんとか助けに来ました

公式(第九編)で他に薪さんが行った第三以外の国内の場所、ないですよね。仙台エライ。自分は帰りたくないけど。

 

鈴木さんはアウトドア人間なので、彼が生きてたら薪さんはまず間違いなくあちこち車で連れ出されて、うちの近所の凍る湖でワカサギ釣りをやらされて散々「寒い」って悪態ついたはずです。

東北地方は、どこに何しに行っても寒いからね。でも温泉もあるので安心してください。森の中を10分も歩いてやっとたどり着く大岩をくりぬいた混浴の温泉とか、山の御釜の底に衝立1枚で営業してる温泉とか、秘湯中の秘湯みたいなやつは薪さんの身が心配でお誘いできませんが、天皇陛下御用達のちゃんとした宿とかもたくさんあります。縁のない土地なのでとってつけたように加えると、山形にはかの有名な銀山温泉もあります。仙台から近いよ。

 

鈴薪の東北地方行脚。いいね。

まずは薪さんの身を案じるわたしとしては、地球にはもう少し暖冬を続けてほしいものだと思っています。