日曜日、クリスマスケーキ作り教室という、なんともわたしらしくないものに参加して、ケーキを作ってきました。
今年婚約と婚約破棄を同時に経験した元部下から誘われたもので、無下に断れなかったのです。それにそいつを職場に呼び戻して、立ち上げのためのワーキンググループに入れられた(のにそれとはまったく無関係の職場内の上下の対立で頓挫しかけている)新部署で、旗本として働いてもらおう、というキナ臭い思惑も、わたしの側にありました。
作った「ノエルリース・ケーキ」がこちら。
かなりひどい出来上がりをデコレーションでごまかしています。本日職場で若者たちに消費させました。
会場となった調理師専門学校の厨房は、ムースやクリームを扱っているので暖房が切られていて、寒かったのなんの。
ここで学んで、本番はうちで作る、というのが主催者側の希望的観測だったようですが、このケーキめっちゃめんどくさかったので、断言しますが絶対誰もうちで作ったりしない。
脳内では青木が舞のためにケーキを作ったり、舞がケーキを作ったりする妄想なんか普通にしましたけれど、そういうほのぼとのかわいいものをおはなしにするのはよそさまにおまかせします。
ケーキから話かわって。
わたしはクリスマスは誕生日以上に興味がなくて冷めた目で見ていたのですが、先日NCISのシーズン10あたりのクリスマス回でいい展開があったので、ご紹介します。
分析官のアビーとその友人がふたりがかりで、クリスマスを前に人生に悲観的になっている同僚のジミーを、元気出せ、と励ますシーンです。
アビー「クリスマスに広まるのはなんだと思う? 楽観主義でしょ。楽観主義は伝染するの。楽観主義と、喜び。ええとそれから、」
友人 「親切心」
アビー「そう親切心。あと慈悲の心」
友人 「寛大さ」
アビー「それに感謝の気持ち」
友人 「無私の心も」
アビー「思いやりも」
友人 「許す気持ち」
アビー「あーそれすごく大事」
友人 「親切心」
ジミー「さっき言ったよ」
友人 「親切心、好きなの」
アビー「信じること。それも伝染する。人生はうまくいかないこともあるけど、信じればうまくいくこともある」
やっぱいいわーこのドラマの脚本。
この、楽観的で純粋に善良な心、すっごく青木っぽいと思って。
クリスマス? いらん、みたいな感じで斜に構える薪さんに、青木から、
「世界中で、一年で、いちばんたくさんの人たちが、幸せを感じる日なんですよ。そんな日にあなたのそばにいたいけど、でもそばにいなくたって、人の心を、俺の心を、信じてみませんか」
なんて生意気なこと言ってくれないかな〜。
クリスマスっぽい写真を探してて発掘した、2年前の仔猫たちをごらんください。
チーム室長さんズと同じ場所で保護された、大変状態の悪かった仔猫たち。5にんきょうだいのうち生き残った3にんが、一緒に同じおうちにもらわれていきました。
猫室長さんズにも、みんなまとめてとは言わないけれど、少しずつよいご縁がありますように。