雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

還暦のジョン・ボン・ジョヴィ

 

こんばんは。

ジョンが好きなんですが、わたしは洋ドラ洋画ばっかり観て洋楽ばっかり聴いてますが、別に外人好きというわけではないです。いちばんというか唯一愛した芸能人は玉置さんだし。ジョンはすごく好きなだけです。

で、そのジョン・ボン・ジョヴィがこの3月に還暦を迎えたそうで、おめでとうございます。

デビューした頃、22歳ですって。よくグレずに還暦迎えられたな。大好きなMr. ミスターのボーカルのリチャードさんなんか、一時期ドラッグでからだボロボロだったそうです。

 

Mr. ミスターを覚えてなくても、わたしの年代の洋楽聴きなら『キリエ』はわかるでしょみなさん。ウエストコーストいち美しい、と言われたコーラスの片割れが、ボーカルのリチャードさんです。

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ピーセテの後釜としてシカゴにボーカル兼ギターとして誘われたときに加入してれば安泰だったのかもしれないけど、でもそれじゃこの曲はたぶん作られず、我々も聴けなかったんだろうなあ。

洋楽で好きな曲を極限まで絞ってアルバム作れって言われたら、『キリエ』は絶対入れます。リチャードさん、ありがとう。

 

 

ボン・ジョヴィに戻ります。わりと最近のビジュアルがこちら。カッコイイ。ジョン本人よりも右のふたりが変わらんね。

 

若い頃からずっとヒットしてるバンドなのに、という言い方もヘンですが、ジョンの奥さん、ハイスクール・スイートハートですってよ。30年以上、離婚してない。まじか。夢見させてくれるなあ。

 

 

ところでいったん話がそれますが、野球シーズンが始まりました。ツレが本拠地仙台で楽天イーグルスの試合をしょっちゅう見に行ってます。年間パスポートを持っている典型的な地元ファンです。

楽天の試合は一度だけ、わたしも奴に連れられて見にいったことがあります。当時他の球場がどうだったのかわかりませんが、少なくとも楽天球場では、

・すぐ外に遊園地があって、飽きた子供や野球に興味のない子供が遊べる

アメリカ式にセブンス・イニング・ストレッチ(←川原泉さんの『メイプル戦記』で勉強した)みたいなのがあった、たしかチアリーダーズが出てきて踊りまくってた気がする

売店や回り売りでの飲み物・食べ物の種類が多かった気がする

あとなんかいろいろあって「えーおもしろいじゃん」と野球でないところで思ったことは覚えているんですが、元来アウトドアにもスポーツにも(興味があるのが人生を楽しめる賢い人間だ、という思い込みがあるもののいっこうに)興味がないので、「おもしろかった」以上の記憶はあまりありません、すみません。

 

で、余談からジョンに戻るんですけど、楽天では勝つとボン・ジョヴィの『It's My Life』が流れるそうなんですね。少なくとも昨シーズンではそうだったそうです。ときどき変わるそうですが、ボン・ジョヴィは他の曲も採用されたことがあるらしい。

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※ わたしがよく夜中に踊り狂って岡部さん(猫)をびびらせている曲はだいたいコレです

 

『It's My Life』は2000年のアルバム『バウンス』のスターティングナンバーです。印象的で力強いイントロで始まりますが、そのあたりまでデビューからずっとボン・ジョヴィを追いかけてきたファンにとって重要なのは歌詞です。

この曲はボン・ジョヴィにありがちな、「貧乏でも負けない」「自分らしく好き勝手生きる」ことが相変わらずテーマの曲ですが、歌詞の中にトミーとジーナというカップルが登場します。このふたりは名曲『Livin' on a Prayer』に出てきた、ボン・ジョヴィ史上もっとも貧乏なカップルのことで、ここで我々往年のファンは、ああ〜あのふたりはあの貧乏生活を抜け出したのか、とほっとする。という謎解き??が仕込まれているのです。

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『Livin' on a Prayer』はわたしがまだテレビを見ていた頃、夜のワイドショーみたいな番組の野球の結果報道で、よく流されていました。prayer(プレヤ、祈り)と player(プレイヤー)を混同したミスによる結果の選曲でしかなかったのですが、これは当時コメコメの石井さんが『浪漫飛行』の中で heart を hurt と発音するという「大学受験で必ず言われる頻出ミス」を堂々と繰り返していたことと同列に語られていた、「受験生なら誰でも知ってる絶対やっちゃいけないミス」でした。

※ 石井さんの発音はその後かなりの年月が経ってから矯正されました

 

楽天ボン・ジョヴィの曲を使うことに、いにしえの報道番組で『Livin' on a Prayer』がよく流されてたことが関係しているのかどうかはわかりません。でもわたしもツレも80年代アメリカン・ロックにはどっぷり浸かった世代なので、ボン・ジョヴィは耳慣れた声とリズムであり、流れればとりあえず興奮します。

 

『Livin' on a Prayer』のあとには『Born to Be My Baby』という貧乏曲もヒットしていますが、当時のラジオ番組『百万人の英語』で何曜日だったかな、小林克也さんとケント・デリカットさんが担当していた「アメリカのヒット曲の歌詞を解説する」番組(※曜日ごとに担当者と担当内容が違っていた)では、「『Born to Be My Baby』のふたりにはまだちっこいテーブルとかの家具があるけど、『Livin' on a Prayer』のトミーとジーナはそれより貧乏で、お祈りしか残ってない」と、貧乏比べをやってたのが印象的でした。

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その『Livin' on a Prayer』のふたりが14年後に(←いま考えるとたいした年月じゃない)「諦めなかった」と『It's My Life』で言われてる。厳密には貧乏を抜け出したとは言ってないけど、自分が抜け出したもんで、トミーとジーナもたぶん大丈夫じゃないか、って気になって感動しちゃう。

というのが、楽天の勝利とは何の関係もない、我々の感動なのでした。

 

 

で、またまたジョンに戻りまして、若い頃のビジュアルなんですが、このあたりのジョンはかっこいいというより美しかった。

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わざわざ切り取って載せておきますが、これ↓ですもん。

ジョンの外見がものすごく好みなわけではないのですが、この時期はとにかくかっこいい。襟足も他の時期よりだんぜん短いし(←重要)。

 

彼、役者やってると、クレジット見なくても「あれ、ジョンがいるじゃん」ってすぐわかるのに、でも特段目立つわけじゃないんですよ。『アリー my ラブ』でも『u-571』でもそうだった。そんなふうに思ってるのわたしだけですかね。

 

* * * * * 

 

音楽って、それを聴いた当時の背景や記憶と強力に結びつくことがありますよね。

薪さんにもあるんだろうけど、個人的な好みがものすごく強く出る分野で容易に解釈違いに陥りそうで、自分としてはハードル高くて「薪さんの好きな曲」とか(クラシック以外では)書けそうにない。

鈴木氏のほうは、わたしの印象は「ものすごく常識的で普通の好青年」というものなので、中高時代に普通に洋楽にハマったはずです。カラオケで何を歌おうとしたのか気になります。

 

なおヒント(?)にもならんと思いますが、東大の理 Ⅰ だった元彼は、ふたりでカラオケに行ったときに氷室京介やXを歌ってました。びっくりするほどうまかった。

氷室は歌詞を書いてたのが「6人目の安全地帯」と呼ばれていた松井五郎さんで、詩人としても好きな人だったので、わたしもかなり聴きました。Xは聴いたことなくて、カセットテープ(!)を作ってもらったんだけど、よさはわからんかった、ごめん。元彼はキーボードで作曲もする人だったので、聴くポイントが違ったんだろうと思っておく。

 

薪さんてばあのカラオケから70年近く前のクイーンの楽曲にヘンに詳しい知識があったけど、なんかクイーンを語るのに重要なのってそこじゃなくね? それとも作詞作曲をしたブライアン・メイが天体物理学者(博士)だから覚えてたのかな。

ついでなのでカラオケのあとの身体測定、なんで4月に測ったばかりでまた5月にやってるのか謎ですが、とにかくコレ↓

鈴木の腹囲と肥満度も知りたかったです! いいカラダだったとぞんぶんに夢みてます。

 

 

以上、最後はボン・ジョヴィと関係ありませんでしたが、とにかく還暦おめでとう、ジョン。