こんばんは。
薪さんとは全然関係ないですが、個人的に感動した数学の簡単な話をします。たぶん薪さんには、こんな簡単な話でなんで感動してるのか、理解してもらえないと思う。
ツレと電話で会話していて、2021年ですので2021を(←この数字はこのときたまたま出ただけのもの)、因数分解できるかどうか、できるとしたらどうするのか、という問題を出されました。
これくらいの桁になるとわたしにはお手上げです。奴が教えてくれた定石はですね。
まず「2021」に近いところで明らかに割れる数字を探します。この場合には「2025」です。5で割れるのが丸変わりです。ぱっと見、少なくとも2回、5で割れることがわかるので、もうしめたもんです。
これと比べると2021は、「2025ー4」です。「ー4」はたまたまだけど、さすがにこれをみればわたしでもわかる。「ー4」なんて、因数分解ホイホイじゃん。
2021=2025ー4
=(√2025−2)(√2025+2)
で、あからさまに5で2回以上割れる2025ですが、いちおう割ってみると「2025=5*5*81(=9*9)」です。つまり5*9の二乗です。なんとこれまたたまたまですが、ものの見事にキレイに分解できました。
2021=(5*9ー2)(5*9+2)
=43*47
めちゃくちゃ簡単に、ものすごくキレイに因数分解できてしまった。
と、いうだけの話でした。
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入院してるときって検査説明検査説明診察検査説明、とわりとひっきりなしに人(=病棟の看護師さん、手術室の看護師さん、栄養士さん、麻酔医1麻酔医2、主治医、研修医、配膳係の方、等々)が来て、そのあいまになにとは言わんけどエグい処置とか最後の風呂とかすること結構あるんですが、そのあいまにもオタクブログ書いたり猫ブログ書いたり猫バイトさんと連絡取ったり彼氏に状況報告したり持ち込んだ仕事片付けたり本読んだり、なんかめちゃくちゃ充実してね? でも猫がひとりもいない……
などと思ってる管理人です。
別に不安とか恐怖とかはないんですが別件で泣いてしまって、話をしていた看護師さんも泣かせてしまった。
大昔、脚本家の大石静さんのエッセイで読んだ話なんですが。
ある小児科の医師が、小児がんが専門の方だったんですが、シンポジウムで亡くなった子供の話をして涙ぐんでいたそうで。プロは泣いちゃいけないと言うけれど、自分だったらこういう先生に診てもらいたい、と思った、と大石さんが書いてて。
それはわたしもすごく思います。感情を切り離さないとうまく仕事がこなせなくなる人も多い(っていうかそういうものかも)んだろうけど、医師からみた患者は大勢いても、患者から見たら患者自身も担当の医師もひとりなので。
泣いてくださった看護師さんは、わたしにはありがたかったです。
この看護師さんは音楽も探してくれました。
手術のときに聴きたいCDを持ってきてくださいと去年言われたのですが、今年は言われなかったので忘れてしまっていて、がっくりしていたのです。そしたらご自分のスマホで、YouTubeで流してくれるって。
a-haの「ライフライン」、去年はこのCDを持ち込んだのでした。1曲目のイントロで麻酔かかっちゃったけど。
今年は同じa-haのbirthrightをお願いしました。
a-haとリチャード・マークスは、アルバム全部持ってる、今でも追いかけてる。自分はここに戻ってくるんだなあという感じがします。