雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の舞の彼氏

 

こんばんは。

舞が彼氏を連れて来て薪さんと青木に紹介する、というぶたじろうさんのイラストを見て、つらつら妄想したことがあります。

※ イラストに対する考察ではなくて一方的に考えただけです、断りなくすみません

 

ただの彼氏だったらどうかわからんけど、たとえば結婚を前提として付き合ってるとかの場合。

舞は(本人は赤子で何も見ていないとはいえ)あんな目に遭っても家庭を持つことを恐れていないんだな、と勝手に想像して勝手にじーんとしました。大事に大事にされてすくすく育ってないと、簡単にそうは思えないんじゃないかと思って。

 

青木は舞に、あの事件のことをどれだけどんなふうに話してるんでしょうね。

大きな事件だから隠したって報道の記録が舞本人の目に入る可能性もあるし、県警の意地悪なおっさんみたいにいらんこと言う人もいないとも限らんし、だったらある程度きちんとした形である程度正直に伝えたほうがいいんじゃないかと思うんです。

「姉さん夫婦はひどい事件に巻き込まれて殺されたけど、おまえが無事に成長して本当によかった、って喜んでくれてるよ」

みたいな。詳細は知らなくていい。

舞が助かったのは青木が気にして姉夫婦宅を訪問したからだけど、つまり青木のおかげで助かった、というようなことは、舞は知ることはないんだろうな。想像はするかもしれません。

 

で、ここから本題なんですけど。

一緒に家庭を築くようなことを考える相手なら、自分の家庭の事情もやがて話す可能性が高い。

舞「両親は早くに亡くなって、叔父であるこうちゃんがわたしを大事に大事に育ててくれたの」

っつって、彼氏を家に連れてくるわけです。

舞「こうちゃん、こちら彼氏のXくん。Xくん、こちらこうちゃん。こちらマキちゃん」

X「……(マキちゃん??)」

舞「こうちゃんの、ええと」 ←一緒にいることに疑問がないので逆になんと呼んだらいいのかわからない(管理人の希望です)

薪「彼氏です」 ←管理人の希望です!!!

青木「……」 ←舞の彼氏そっちのけで感動している

X(あ、よかった、きれいな人だけどどう見ても男性だ、と思ったの、合ってた) ←これくらいのボケ具合を希望します

 

薪さんは氷のような無表情か、気持ち悪いくらいの愛想のよさのどっちかで、内心を押し隠してどこまでも冷静に相手を値踏みするんじゃないかと思う。

青木は裏から手を回して素性を調べると思う(したほうがいい、でも怒られるから舞には秘密で)。

で、当のXくんは、値踏みされたり調べられたりしてることに気づく程度には頭と勘どころがいい奴で、でも舞の両親の事情を聞いたら「そりゃそうだ調べたくなるの当たり前だよな」と気にしない。くらいの堂々とした奴でいてほしいです。

 

あとわたしの夢想としては、青木がいないところでいいんだけど(単純にそのほうが話しやすいだろうと思うので)、青薪が付き合うようになったのはなぜなのか、というのを舞から薪さんに聞いてほしいですね。薪さんはかなり正直に答えてくれるはずです。

舞「薪ちゃんは、こうちゃんのことが好きなんでしょ」

薪「もちろん」

舞「どんなところが好きなの」

薪「おまえと同じじゃないかな。真っ直ぐで正直で、自分が傷ついても他人を守ろうとする」 

舞「でも、そんなところこそ心配にならない?」

薪「いいんだよ。青木のことは僕が守るから」

このふたり、結託して裏から青木を見守ってそうだな。

 

って舞の彼氏の話だったはずなのに、Xくんどこいった。

本誌のまだ子供の舞、早く助けられて薪さんと青木を安心させてやってくれ。