こんばんは。
今日、やたらあったかいなと思ったら、気温がプラス1度か2度まであがってました。氷点下でなくなったの、何日ぶりだろう。
雪はさほどでもなくて、世間のほうが大変だったようです。みなさんご無事でしょうか。この週末はまた冷えて降るそうですね。土曜日出張で日曜日バイトで両日とも外に出ないといけないのに、帰ってこられなくなったらどうしよう。雪に強い東北新幹線、頼むよ。
* * *
安全地帯の古い曲に、「消えない夜」というバラードがあります。
入っているのは85年の4枚目のアルバムで、同梱が「碧い瞳のエリス」「悲しみにさよなら」。世代が似てる人にはたぶんわかる大昔。情感あふれるすごい名盤なんですが、アルバムの10曲の中からひとつ選べと言われたらこれかもしれない。
作詞は松井五郎さんです。この頃の安全地帯の歌詞を一手に引き受けて、「6人目の安全地帯」と呼ばれた人です。
松井さんのことは詩人としても好きで何冊か持ってるんですが、先日ついったでこんなことを呟いてらっしゃいました。
安全地帯に
— Goro Matsui Works (@GML2014) 2020年11月27日
「消えない夜」
という曲がある
浩二がシングルに
したかったと
言ってたのを
思い出した
年を重ねた
彼の声で
聴いてみたかった
曲のひとつ
歩いてみて
はじめて見える
風景があると
この頃
改めて
思う https://t.co/8PHwEscEG9
松井さんの歌詞はイメージや心情を歌ったものが多い印象があります。安全地帯を知らない人がいま聞いたら古い感じがするのかな。
で、とにかくこの「消えない夜」という曲、愛し合って抱き合ってるのに記憶の中にぬぐいきれない痛みを抱えてて泣いちゃう、というふたりの歌で、わたし的に青薪なんですよ。歌詞もそうだし、ひたよせるようなギターの音も、若い玉置さんのデリケートな声も。
公式の音源がないので、アマゾンの試聴版を貼っておきます。
ほんとは出だしが秀逸なのでそこからご紹介したいんですが、視聴できるのは途中から。雰囲気だけわかってください。
少し前にこの曲のイメージで書いた短い話があって、うまくまとまならかったのですが、短歌をお題にした似た感じの、やっぱりうまくまとまらなかったやつを合わせて構成しなおしたら、なんとか形になりました。