こんばんは。メッセその他で複数の方と時計の話をしたので、その流れで。
あの、薪さんね、ヴァンクリ(らしい)腕時計を持ってるじゃないですか。で、なんでだろうとみなさん思うじゃないですか(とわたしは勝手に思ってるんですが)。
あのシンプルなデザインなら、200万円くらいだと思うんですよ。その値段出すならもっと低い価格で(ゆーても何十万円ですが)、機能性重視の腕時計がいくらでもあるじゃないですか。ホンダのレーシングウォッチとか。IWCのパイロットウォッチとか(めめんと もちさんとこの青木がつけてるらしい)(kouyamakiさんとこの青木もどこかのブランドのを薪さんにもらったらしい)(青木、あちこちでお揃いじゃん! カッコイイww)。
実はうちの青木もパイロットウォッチです。まだあげてない話で着用しています(青木、お揃い(以下略))。
↓ こんな感じのやつね
スピットファイアとかトップガンとか、名前カッコイイな! 半端なミリタリー好きとしてはいろいろ相まってそそられます。
青木は家族持ちだから、100万以下のエントリーモデル(???)かな。 ←すみません適当です腕時計は言うほど興味はありません
ホンダのレーシングウォッチはわたしの趣味です。
学生時代、身長150センチのくせに、レースクイーンのバイトをしたことがあるんです。 ←けっこういろんなバイトしたことある人
当時付き合い始めたばかりの彼氏がホンダのシビックでレースに出てて、しょっちゅう優勝してまして、排気量別のクラスではシビックに敵う車はいなかったんですよ。アマチュアのレースとはいえあの頃はまだ、賞金100万円とかのもあった、24時間耐久レースなんかで(ただし出場するだけでそれ以上かかってた)。で、資金不足でプロもセミプロも雇えなかったため、色を添えるというよりはイロモノ扱いで(←マジ)、車の横に立ってるだけのレースクイーンをやったのです。もちろんわたしだけじゃなくて、ニコニコ笑顔爆裂の本業ホステスの女の子とか、ダイナマイトボディの駆け出しのモデルとか、そんな人たちと並ばされて、わたしの浮いてたことといったら、陸にあがった魚並みでした。
わたしはチームマネージャーという名の雑用係も兼ねており、さらに兼カノジョで身内扱いだったので、バイト代は現金ではなく現物支給でした。なにしろ貧乏学生のこと、たいていは喰いもんだったんですが、チームスポンサーならぬ車つながりでただ見にきてただけのホンダの人が(たぶん余ってた)レーシングウォッチを彼氏にくれて、それを彼氏がわたしにくれたのでした。
正直、ずっしり重い男物の腕時計が、すっっごく嬉しかった。でもめちゃくちゃいっぱいついてるレース仕様のよくわかんない機能は、いっさい使ったことがありません。使えば便利らしいです、サーキットでタイム計ったりするのに。
余談ですが元彼ズの1/3がホンダ小僧でした。大学の指導教官もホンダ小僧でした。おかげでわたしもすっかりホンダ小僧です。
薪さんの腕時計に戻ります。
ヴァンクリじゃたぶんつけたまま泳いだりできないでしょ。想像ですけど。薪さん、二次ではけっこう泳ぐし、弊社でもダイビングしてますし。
薪さんにゴツいGショックとかは似合わないけど、でもあの人理系の天才だから、機能と機能美を追求するタイプだと思うんです。絶対そうなんです。
で、こういうのは(おしゃれすぎるから)つけないでほしいんだけど、でも薪さんだったら絶対興味はあると思うの。
腕の中で太陽系を再現する『ミッドナイト・プラネタリウム(Midnight Planétarium)』
— 美しき物理学bot (@ST_phys_bot) 2020年2月9日
色々と驚きの詳細は、リンク↓↓参照https://t.co/iFHZyZSxJ4 pic.twitter.com/peKgmwRu2k
このツイートの中の「リンク」がこちらです。
それのさらにヴァンクリ本体のホームページで紹介してるのがこちらです。
惑星が実際の惑星と同じ周期で回る、というのは、そうでないと価格の説明がつかないから当然なんですけど、「土星が文字盤を1周するのには29年以上を要し」とか平気で言ってるよ。買った人、下手すると一周するまで寿命もたないんじゃ……2周見るのはまず無理ですね。
なんで腕時計にそんなものくっつけないといけないんだ、とか深く考えてはいけません。精巧な機械はそれそのものがロマンなんです。
上位モデルで¥33,396,000だそうです。円? レアルじゃなくて??
女物のほうが惑星の数が少ないのが気に入らない。それ、どこぞから怒られるんでは。
こういう、機械の精密さにそそられる、っていうのは、すごくよくわかるんです。真性文系のわたしですらそうなんで、理系の天才だったら(しかも銃とか運転とかうまい天才だったら絶対)、時計なんて好きに決まってる。
お金持ちの知人(=例によって理系の天才(周囲に時々いる、ありがたいことに))宅に、いちおくえんの置き時計がありまして。両手のひらからちょっとはみ出す程度の大きさなんですが、めっちゃ重くて、動力源が、なんと「気圧」。いわゆる永久機関です。価格もシステムももはや意味がわからない。
そんな時計を持ってる人は当然腕時計も好きで、その人が持ってるいちばん高い腕時計は(すみません価格の話なんて下品なことばっかりして)、カルティエのやつ。総プラチナなんだけど高い理由はそれじゃなくて、文字盤が隕石なんです。カルティエが手に入れた銀色の隕石を薄くスライスして、30個限定で作ったそうです。それでもヴァンクリのプラネタリウムの3分の1の価格です。
カルティエのその時計も、気圧で動く時計も、どれだけ検索してもネットの表層には出てきません。いわゆる、世界が違うんでしょうね。
以上、高級な時計の話でした。数字が自分の日常と違いすぎて頭がくらくらします。
最後に。
腕時計については、
・(青木が)つけたままいたす
・(薪さんが)いたしてる最中にいつの間にかはずされる
などの小道具で使ったことがあるんですが、どっちも時計そのものはなんの仕事もしてないのに妙にエロいなあ、と書いてて思いました、マル。