雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密のジョウビタキ

 

こんばんは。書類ためて人事部からも総務部からもメール攻撃くらってる管理人です。担当(?)の方、すみません。

 

今日はどうぶつの写真だらけです。

昨日の夕方、今井さん(猫)がなにかガン見してるなと思ったら、庭のデッキに鳥がいました。

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こんなん。

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このオレンジ色はたぶんジョウビタキ で、このふわふわかげんはたぶんヒナ。

巣立ちに失敗したにしては時期が遅いけど、ウンコ漏らしてるし、クビを回すだけでほとんど動かない。

 

岡部さん(猫)も参戦。

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その後、翼をひきずってデッキから落下しました。

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とっくに出勤時間を過ぎていたのですが(※ 昨日は1600ー2200)心配すぎて遅刻の連絡をし、どうしようか迷ったあげくに、巣箱がわりに段ボール箱を差し出してみた。

この距離に近づいてもぴくりとしか動かないのが絶望的。

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ちなみにこの箱は、2年ほど前に黒猫の赤ちゃんきょうだいが詰まってきた持参品です。

先日のゴミの日に出し損ねたのがここで役立つとは。

 

そして陽が沈む頃。

 

夕方強い雨が降ってきたので、出勤後(しかも遅刻)から抜け出してきて、箱を玄関にいれました。 

そして再度出勤し、22時過ぎに帰宅してみると。

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ん?

 

 

飛んだときのようすがこちら。

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しがみついてるし羽ばたいてるし、脚もつばさも無事みたい。

 

で、玄関横に作ってもらった「病気の猫が来た場合に隔離する小部屋」(床暖つき)をあっためて、小鳥のえさと練り餌を出して、鳥だからとり目っていうくらいだし暗いと食えないんじゃないかと思って電球運んでつけて、一晩養生してもらいました。

 

今朝になったら。

普通に回復してました。

 

どうやら渡りで疲れて休んでただけだったみたいです。アホ毛まで立てて、まぎらわしいんだよ!

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そんなに大変なら渡りなんかしなきゃいいのに。ここらへん、じゅうぶん寒いよ?

 

外に出してやると、しばらく車庫で迷っていましたが、無事野生に帰って行きました。
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ジョウビタキはたぶん別に珍しい鳥じゃないんだと思いますが、日本じゃ野生動物とにんげんの距離が意外に遠いから、こんな感じの遭遇でも興奮してしまいます。

 

10年ばかり前にカナダに出張したときは、池のカモとかリスとかが餌をねだって、にんげんのいるベンチにのぼってきたりしてました。雀ですら、50センチくらいまで平気で近寄らせてくれた。

カナダガン? 左下がわたしのコートの膝です。

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カモ。ごはん食べてる。

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リス。灰色のほうが多少なつこい。

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追いかけっこして遊ぶ灰色リスト黒リス。そこらじゅうにいました。

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いちばん興奮したのは、アザラシです。にんげんからおやつもらいすぎて、もはや野生と呼べるかどうかあやしいもんでした。

こちら水族館でもプールでもなくて、海の写真。

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ジョウビタキに戻って。

最初、弱った幼鳥かと思ったので、練り餌を買ってきたんです。からだの大きさからいって手から食べさせないと食べないってことはいくらなんでもないだろう、と祈るような気持ちでしたが、一応ネットで調べてみると、鳥界の保護活動家みたいな人が、しつこいほどくわしいページを作ってくださっていました。

asterisk-web.com

 

保護が長引くようだと、自然の物を食べさせないと、栄養が不足するとのこと。

2時間おきのエサやりとか、生後数日の子猫を育てたことのある身としては(そしてたぶんにんげんの子供を育てたことのある人も)通常運転で平気だけど、アオムシ……それはむり。

※ この「むり」は、なみたろうさんちの薪にゃんが「火事、むり。」と泣いていた、その「むり」です。二週間前のメロディ以来、脳内ずっと「むり。」

 

今日になってもまだうちにいたほうがよさそうだったら、決死の思いでミルワーム買ってこないとだめかな、くらいは覚悟してたけど。

でも、こんな顔で「食べさせて」とか言われても、あおむし、むり。

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ほんと元気になってくれてよかった……。

 

 

そしてたどりついた妄想が、いつものです。

 

青木「薪さんしっかりしてください。これ食べないと回復しませんよ」

薪 「んん……むり」

青木「この症状にはこれしか効かないそうですから。くち開けてください」

薪 「おまえ、この僕に、そんなm」

無理やり突っ込まれて暴れる薪さん。

薪 (ぺっぺっ)「ふざけるな!」

青木「街中探し回ってやっと見つけたのに、お願いですから食べてください」

薪 「やりかたってもんがあるだろうが」

青木(この期に及んでその甘えかた……??)

青木「あなた熱で朦朧としてるんですよ、わかってるんですか」

薪 「わかってないのはおまえのほうだ」

青木(いやだからこの期に及んで) ←やっぱりわかってない

 

このあと青木が工夫(←)してがんばって、なんとか食べてもらいます。なんかよくわからないものを。たぶんアイスの実の限定味とかそんなものだと思います。

で、熱で汗だくな薪さんと、暴れる薪さんを看病して汗だくの青木と、そんなふたりができあがります。

 

あとは、熱を下げるにはあっつくして汗をかくのがいちばん。っていうのは二次では鉄板すぎてもはや恥ずかしい。

たぶん青木は、薪さんのからだを拭いて湿ったパジャマを着替えさせてくれて(書いたなそんな鈴薪)、抱っこして一緒のベッドで眠ってくれるでしょう。

薪さんは翌朝、なにごともなかったかのように回復して、「おまえなんでこんなところにいるんださっさと自分の管区に帰って仕事しろ」と、青木を蹴り出すのでした。