雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の墓参り

 

こんばんは。

各地で「夏の終わり」というつぶやきが聞こえた鈴木さんの命日の10日、こちらは終わりどころか梅雨が明けないままその日やっとなんとか暑くなって、新居で初めて冷房を入れました。前日9日には暖房つけたまま寝てたのに。

当地は、夏は暑いんですけどね、極端に短いんです。例年2週間、長い年でもせいぜい3週間くらいしかない。そんで今日、12日は、もう冷房不要でした。使ったの2日だけ……。こうなると気分は一気に「もう冬かあ〜〜〜」って感じです。

 

でも今日、上半期の仕事を納めたので、気分がよい。ほんとは16時締切だったらしいのですが、その時点で届いてない書類があったのでどうしようもなかった。ついさっき、23時過ぎに締めてやりました。

今期はほんとしんどかったなあ。お盆は書類とか資料とかの片付けなどをして過ごします。

 

 

さて、ときどきコメントをくださるちはやさんがご自分のブログで「墓と骨」というミステリみたいなタイトルの記事を書いてらして、共感するところが多かったのでコメントしようとしたら自分の話ばかりになってしまったので、こちらに自分で書きます(ちはやさん 勝手にお名前出してすみません)。

「墓参りに興味がない」という話です。

 

うちは両親とも専業農家の出身で、親戚一同が土地を分けてもらって独立したので、かなり近くに住んでいます。農家特有のつながりの強さもあり、結婚以外の理由で県外に出たのはわたしくらいです。しかも数が多く、わりと親しい親戚はずいぶん亡くしているのですが、葬式も墓参りも、ついでに結婚式とかもすごく苦手です。儀式めいたものがほんとに嫌なんだと思います。

お盆もお彼岸も長いこと帰省していないので、墓参りは20年くらいしてないかなあ。する気もないうえにそのことをなんとも思ってない。

それでも若くして亡くなったいとこのこととかは、折に触れ思い出すんですよね。めちゃくちゃ親しかったわけじゃないけど、あったはずの人生とか、無念だったろう思いとか、そんなことはわりとしょっちゅう考えます。故人を偲ぶ、ってそういうことなんじゃないかと自分では思っています。

 

犬と猫のお骨は全部うちにありまして、これから増えていくいっぽうだと思います。

ツレが自分の骨は地中海に散骨するとだいぶ前に言っていて、今でもそのつもりなのかわかりませんが、そのときは おまえも姪っ子に頼んでどこかの海に撒いてもらえ、と言われました。海ならつながってるからどこでもいい、と。そのときに膨大な犬と猫の骨も一緒に撒いてもらおうと思っているのですが、量が多すぎるからよそでどうにかしないとだめな部分もあるでしょうね。

わたしは本家の長女なので、昔気質の義妹からは実家の墓に入って欲しいと言われています。わたしの飄々感(?)を心配した親戚からも、お金さえ積めばどうぶつも一緒に墓に入れるらしいよ、と慰められ??ました。

まあ正直、死んだあとのことなんかどうでもいいです。

 

 

さて秘密の民としては、墓参りといえば薪さんを思い出すわけですね、やっぱり。

『秘密』、お葬式 多いですよねー。話の流れからしてしかたないですけどね。

あの人 青木のお姉さん夫婦のお墓には足繁く通ったそうですし、「第九」発足時のメンバーや天地や、もちろん鈴木さんのお墓にも、ずいぶん行ったんじゃないかと思います。

でももしかたら、鈴木さんのお墓だけは、実はほとんど行ってない、っていう可能性もあるかと思って。他の人たちはご遺族への配慮もあったと思うのですが、鈴木さんに関しては薪さん自身の思い入れが強すぎるから、墓まで行かなくても普段から彼を偲んでるだろうと。本編のときは生きてることがレクイエムみたいになってましたし。

 

そんでいざ行ったら、『めぞん一刻』の響子さんみたいに、お墓の前で何時間も鈴木さんと「会話」したんじゃないかと思うわけです。

響子さんは惣一郎さんが好きだったというかんぴょう巻きを持参していましたが、薪さんが持ってくとしたら日本酒かな。シャトー・オー・ブリオンでもいいけどそれが好きなのは薪さんであって鈴木さんじゃないしね。でもお墓でお酒飲んだら帰りは飲酒運転になっちゃいますね。あの人、お墓の前でも留置場みたいに無防備に丸まって眠ったりしそうで怖い。

 

で、行くとしたら、誕生日じゃないかなと思ったんです。命日やお盆にご両親と鉢合わせして不愉快な思いをさせちゃいけないと思うだろうし。

あとはいろんな節目に、ニューヨークに送り込まれる前とか。「もう全部知ってると思うけど、やっと「第九」が全国に展開する」とか語りかけて。

帰国したときに「島流しにあってるつもりだったけど、帰国命令と昇進の連絡が一緒に来て、帰ってきちゃったよ」とか。「おまえと作った「第九」をまた僕が守っていく」とか。

でも4巻みたいなつらいときには、鈴木に弱いところを見せちゃいけないって我慢して、お墓には行かなかったんじゃないかと思う。

 

そのへんもいつか書いてみたいと、去年思ってたんだった。ら……来年かな……。

 

 

最後に何個か能天気などうぶつ写真を。

 

伸びる岡部猫、爆睡中。

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毎朝毎晩にんげんのベッドにおしっこされて洗濯に疲弊し、にんげんの赤ん坊用おねしょシーツもにんげんの介護用使い捨ておしっこシーツもめくっておしっこされて洗濯に疲弊し。噂に聞いた「つるつるのもので覆う」を試してみたところ。

残念ながらこの上におしっこ溜まりを作られました。涙

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にくきゅうとおっぱいのサービス中。

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庭の芝生もだいぶ伸びました。こちら幸い?いまだに梅雨明けしていないので、水やりは1日おきくらいですんでいます。

すずめずが毎日猫たちの視覚を楽しませてくれています。

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