雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の殺生丸の娘たち

 

犬夜叉』の続編が秋に放映されるそうで犬夜叉(主人公)と殺生丸さま(鈴木さん的ポジションの妖怪(←だいぶ違うけど雰囲気だけわかってください))の 娘たち が出てくるそうで、これが原作漫画に設定なしのアニメオリジナルだそうで、わたしは愛想の悪い天才であるところの殺生丸さまが少し好きなだけで原作も読んでないし正直興味ないんですが、なんでそれでも早口になってまで話題にするかっていうと。

そんな感じのを『秘密』でやられたら(いろんな意味で)血管焼き切れる。と想像して、なんていうか、犬夜叉のコアなファンの方々、大変だな〜メンタルが!! と思いました。という話です。

  

キャラデザに原作者の高橋留美子さんが参加してるんですって。するとファンからすれば原作漫画に続編がなくても、「え、承認付きの公式……?」ってなりますよね。

娘だよ。原作でやっとまとまったかまとまらないかっていう程度の終わり方したカップルの、幸せを願ってせっせと二次で自家発電してるところに、いきなり「実は!」とか(少々明後日の方向から明後日の展開で)来るんですよ。まさか準公式に文句も言えないし、のぞきみたコアなファンの方々の葛藤、すごかったです。

 

一瞬、薪さんで想像しましたよね。そして自主的にストップかけました。

和田作品の他メディア化(※)で酷い目に遭ってるんで、あのときの感情を思い出すととても耐えられない。

※ ドラマ化はとにかくひどかったんですが、イメージアルバムとかノベライズとか当時にしては珍しくけっこうあって、それも相当ざわざわした。ガイド本についてたセル画(アニメ化はしてません、ただの1枚もののセル画)だけで心臓バクバクでした。

 

もちろん喜ぶファンの方とかそこから入ってくる新規ファンの方とかいろいろいらっしゃるし、連載終了後10年たっても商業ベースに乗るっていうのは広義的にはいいことなんでしょうけれど。

わたしは『秘密』はかなり後発の新規参入組だから続編があったことには感謝しかないんですが、それでも原作からはずれた他メディア化とか見たくないと思うのは、わがままなんでしょうすみません、それくらいの自覚はあります。でもアニメとか再度作られた日には、錯乱する自信しかありません。

 

 

「次世代」みたいなのって個人的に心臓に悪い。そういうのがツボる方がいらっしゃるのもわかります、嫌いなわけでもないんです。でも『ぼく地球』も『エンジェル・ハート』も、ジョジョですらいちいち「うっ……」って思考停止に陥ってたタイプなんで、なんだろうその時間の経過を残酷だと思うからなんだろうな。あんなに好きだった人たちが過去の存在になってる、みたいな。

逆だとオッケーなんですよわたしの場合。「以前こんなことがあった」っていう語られ方は平気というかむしろ好物です。「ジェネシス」とか鈴木さんとのからみはまさにそれですね。

 

(余談)

映画『極大射程』を前情報なしで見たときに、当時まだマーク・ウォルバーグがさほど有名でなくて(当社環境)、なんかB級映画みたいな配役のB級映画みたいなポスターでB級映画みたいなやつだろう、という大変失礼な構え方で臨んだのですが。

おもしろくてびっくりした。

それで原作があることを知ってそっちを読んだら、原作はもっと面白かったうえに、過去に遡る(というかあちこち飛んでつながるというか)シリーズになってました。主人公のボブ・リー・スワガーと、その父親アールの物語です。

「スワガー・サーガ」と呼ばれる長大なシリーズものになっててコアなファンがいるらしいのですが、1個1個が分厚くて発行順と時代の流れが一致していないため、どこから読んだものか混乱してしまい、ファンの作ったガイドページに従って読んだ記憶があります。『極大射程』以外はあまり一般にはおすすめできませんけれども、映画は銃とかのオタク的記述をいいバランスで入れていいバランスで削ってるので、普通の人でも楽しめます。

 

 

『秘密』は、とにかく原作の連載に続いてほしい。「悪戯」に入ってからよそさまのブログで何度か「最終回臭がする」みたいな意見を拝見して、ドキッとしました。たとえ年1回の掲載とかになってもいいから、清水先生が続けてくださったらそれだけでもうじゅうぶんです。

 

 

ひとりで不安になってしまったので、最後にくだらない写真で締めます。

ラッシュのバブルバーを入れてジャクジーかけたら、期待通り泡だらけになりました。さすが専門店の入浴剤は違う。

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これがやりたかったんです。このためなら風呂掃除なんか全然厭わない。

 

薪さんは泡風呂なんか馬鹿馬鹿しいっつって相手してくれないだろうな。

Sex and the City』で主人公キャリーの付き合いたての彼氏エイダンが、彼女であるキャリーへのご奉仕として1時間もかけて風呂で泡をこんもり作ってろうそくともして、そこに入る彼女を見て満足する、というエピソードがありました。エイダンはそのあとキャリーに懇願され一緒に入るのですが、見た当時ですらなにこの話バカ??と(ドライに)思ったものです。

二次の青薪はしばしばバカップルなので、やれないこともないかもしれない。