本日の建築屋との打ち合わせに、頼りない営業さんだけでなく若社長が一緒に出てきて、完成つまり引っ越しの何度目かの延期を告げられました。5月後半となりました。
まあもういいですいまさら。延びたぶん、今のところの家賃払ってくれるっていうし。
もう5年ぐらい前から、今の貸家を倒して更地にしたいので引き払ってほしい、と大家さんから言われていまして、「出ていかないなら出るところに出てもいい」となんだかよくわからない脅し?をかけられても平気の平左で無視してたんですが、実際猫が多すぎて手狭になってきたことだし、どうやら勤め先は引退までつぶれなさそうだし、ついにすべての貯金と定年(=68歳(気が遠くなりそう……))までの稼ぎの大部分を全部突っ込んで、猫屋敷を建てることにしたのです。にんげんのわたしも一緒にその中に棲まわせてもらいます。
平屋のワンルームで「猫のための家」ですのでゼロから設計してもらったのですが、仕事をしない妙な建築士にひっかかったり営業担当がトロかったりいまだに震災の影響が残ってて土建屋が都合つかなかったりと、既に3年が経過。永遠にできないんじゃないかと思った。
内外の全てのものの色と材質、コンセントの数や位置の一個一個まで全っっっっ部自分ひとりで決めなければならなかったので、楽しいの通り越してうんざりしてました。
先週とうとうローンの第一回目の引き落としがあったのですが、日本でも東京あたりでは診療拒否が出てきたと聞き、また海外ではコロナに邪魔されて治療ができないというCOVID-19関連死も出てきたと聞き、自分がいまだに紹介状かかえたまま受け付けてもらえない(※ 月曜日にやっと行きます)という現状において冷静に万が一のことを考え、もったいないから出し惜しみしないで見ていただこうと思った次第。
外壁と屋根その他の山のよーなサンプルから選んだやつ。
床材の上を歩いてもらって確認を頼んだところ。
書庫を作ってもらうために、手持ちの全ての本棚のサイズを測りました。
棚類は台所も脱衣所も含めてほぼすべて造作なので、計測と材質選びがすんげー大変でした。
床暖、風呂、施錠、電気のスイッチ、その他、とリモコンとコントローラーが20個くらいある。ショールームの壁に実物大の紙を貼ってバランスを見た図。あまりにも美しくないのでキレて、ボックスを作ってフタしてもらうことにしました。
先週、やっと風呂がインストールされました。
諸事情あって揉めて白い壁に湯船は黒というホテルライクな配色になりましたが、設置してみるとあまり違和感はない。これなら薪さんに入っていただけそう(←え)。
薪さんに似合いそうなこじゃれた洗面ボウルは、わたしは使いません(=朝晩風呂に入るので洗面所を使用しない人)。猫が丸まって入るんじゃないかと期待して購入。
来週は植栽とカーテンの打ち合わせがあって、あとキッチンが入ります。水周りが整うと俄然青薪妄想が捗ります(←え)。
ここ何年も週1〜2で打ち合わせをしていて、1年ぐらい前からしみじみ思ったのは、薪さんだったらキレて途中でやめただろうな、ということです。
わたしは実家も貸家での2度の一人暮らしも含めて集合住宅に住んだことがないので、犬には庭が必要だという信念もあり、マンションという選択肢はありませんでした(そもそも村にないし)。
薪さんは都会の人でしょうけれど、ご両親とも澤村さんともでかい家に住んでいたことだし、アルザスとか東欧とかの田舎の、すごく歴史がある一軒家にいつか青木と一緒に住むの、絶対似合うし幸せになれると確信します。