雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

秘密の妄想日記

 

聞いてください近隣の複数の同業者に追随して、うちも始業が遅くなることが危機管理会議(←そんなものあったのになぜ後追いになった)で決まりました。この土曜日に。

嬉しい!! (自分が)生き延びた感ある。来週はいっそ年休とろうかと思ってたけど、これでとりあえず20日の始業までは、自分で仕事の進度調整しなくてもいいし言い訳も必要ない。

 

うがった見方をすると、最初に始業を遅らせたバイト先は、この春の異動者を集めておいてから「2週間休み」とアナウンスすることでみんなを実質的な自宅待機状態にして発症を待ち、事態を把握してから次の段階に入る、というつもりだったのではないかと。策士だな。

うちの上層部にそういう知恵がなくてまるきりフツーに新年度を開始するつもりだったのが今後の展開における不安要因ですが、18日を過ぎればわたしには休む大義名分ができます。労災的に感染する心配がなくなったおかげで、逆説的に落ち着いて仕事のことを考える余裕が生まれました。運営側にはわからんだろうな。

 

* * *

 

というわけで、元気になった!! バカ話します。

 

薪さんちにアレクサがあって、間違ってしょっちゅう「青木」と話しかけ、あげく青木に向かって「アレクサ」と呼びかけてしまい、そのうち青木にスネられて「ア……おき」とどもりはじめる。という不毛な妄想をしていました。

アレクサが何なのかもよく知らないのに。それに薪さんはそんなにポンコツじゃな……あ、顔がちょっと似てるだけのあの方とワンコを、しょっちゅう(?)間違ってたっけな。

 

あの、夢日記をつけると、現実と夢の区別がつかなくなって頭がおかしくなるから危険だ、っていうじゃないですか。

妄想も似たようなもんだな、と思って。もう外出・遠距離移動・濃厚接触の注意喚起で、フツーに青薪の心配するもんね。でもそういう不謹慎なオタクはわたしだけじゃないらしいので、ごめんなさい。

 

付き合ってる青薪の世界線感染症爆発が起こったら、青木は自分ちに家族がいて薪さんがひとりであることの意味を、いやと言うほど思い知るでしょう。「この騒ぎが落ち着いたらプロポーズしよう」(←またか)って思うはずです。バカだね、けっこんしようがするまいが、いまの仕事+遠距離の状況じゃ何も変わらないのに。 自分で想像して自分で突っ込んでますすみません 

薪さんは青木に対しては平然さを装っても、日増しに機嫌が悪くなって、モブ部下たちがその犠牲となります。電話をゴミ箱に捨てられたりとか。岡部さんに「アンタが自分でワクチンの開発とかやったほうが手っ取り早いんじゃないですか」と嫌味にもならない嫌味を言われるでしょう。

 

し◯さんちあたりの薪さんだと、このへんで紛らわしくインフルエンザに罹患するはずです(よそさまの妄想を勝手にやってますごめんなさい)。でもあちらは同居中だから青木が寝ずに看病してくれるんで大丈夫。

うちの青薪は遠恋だから、看病にくるのは専属看護師の岡部さんでしょうね。かつて自分を「他人」呼ばわりしてセキュリティチェックしてた上司を、献身的に看病してくれるはずです。やたらうまいおかゆとか作ってくれると思います。「味がわかるならコロナじゃないですねさっさと治ってしばらく休んどいてください」とかって子供扱いするといい(うちの岡薪はたとえ寝間着でもたれかかっても絶対に色っぽいことにはなりません)。青木は岡部さんから報告を聞いて、最大限に感謝しながらもかなり複雑な心境です。

で、2日くらいたって撤退した岡部さんは、お約束どおり自分ちでインフルエンザを発症し、今度は波多野ちゃんと、ついでにあまり気の利かない山城が、一緒に看病にくる、と。

コロナ蔓延設定はどこいった。「第九」の仕事もどこいった。人が出歩かないので犯罪も減ってると思いたい。

 

 

現実の遠距離恋愛とか単身赴任の方々って、どうしてるんでしょうね。わたしもさすがにこの状況で遠出はできません。いま何も考えずに外出するのは、病院(←どうぶつの)に行くときくらい。これから先、新年度はほとんど出勤することもないまま、獣医と建築屋以外にはほとんど会わずに治療(←自分の)を受けなければならないのかと思うと、さすがに心細くなってきました。

 

薪さんは実際のところ、「増殖」でもまだ「死ぬのは怖くない」とかおっしゃってるんで、こんな状況下ならひたすら青木(と舞)と、岡部さんたちの心配をするだけでしょう。

やっぱり幸せになっていただくには老後を待つしかないのかなー。自分がこれだけ中年になって老後が視野に入ると、青薪の老後の妄想とかも難しくないです。恐ろしいことに。11歳もトシが違うと引退する歳も違ってくるから、いつまでたっても一緒に暮らせないな、という微妙な心配をしてせつなくなっています(バカです)。

 

少し前に某絵師さまにパリの話を読んでもらって「退官したらふたりでパリに住めばいい」とのお言葉をいただき、いやもうほんとだよねと思ったときに書いた、おはなしにもならない短いやつを、最後に載せておきます。

 

f:id:orie2027:20200404154106j:plain