雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

SS「イタリアン・ビューティ」

 

この外出控えムード(ムードとかじゃない??)では保護猫カフェはどこもやばいんじゃないかと心配していたのですが、こんなツイートを見かけました。 

うちは今井猫と山本猫が出て行ったあとでも下手な猫カフェより猫が多いのでとても出かける時間的余裕はありませんが、そんなに猫のいない家の方はぜひ出かけてください。

 

あとサイトで買い物するとか。これはわたしもやってます。直接応援している保護猫カフェがいくつかあって、WWFと合わせて毎月何か買ってる。

 

それにしても、く……黒猫だけの保護猫カフェ。よすぎる。

調べたら今年秋のでかいシンポ(=出張費で行ける)が姫路だったので、これは泊まり覚悟で行くしかないかな。

 

 

* * *

 

さていつもどおり唐突ですが、トマス・ハリスハンニバル・レクター博士が好きです。映画も原作も。 

幼少期〜若者時代に壮絶な経験をしており、愛する人をすべて失って、天才すぎて性格がむちゃくちゃで、そのせいで?純粋な真っ直ぐな魂に恋い焦がれる。

ってアレ? え、誰のこと??

 

レクター博士「殺した人間を料理して喰う」という行為の猟奇性ばかりがクローズアップされて語られる嫌いがあります。ファンを自認するわたしに言わせると、彼にとって食人という行為そのものはあまり重要なことではない。気に入らない人間を人間として認めていないので、「食材として料理している」にすぎないからです。

そんなことより、「そんなマズイ(←味がおいしくない、という意味)食材をちゃんとおいしく仕上げる料理の技術」を強調してほしい。

 

で、彼はFBI捜査官のクラリススターリングに惚れているのですが、惚れてるとは一言も言わないのにそれがダダ漏れです。まるで薪さんです。クラリスが公式の青木と違うのは、レクター博士が自分に惚れてることを知ってること、レクター博士に惹かれてるのにそれを絶対に受け入れないこと、です。

もうこのふたりのせめぎあいが、今なら二次が妄想できるくらい、尖ってて緊迫しててそれゆえに微妙にせつない。関係が痛すぎて読んでるだけでぴりぴりする。

 

映画『ハンニバル』でそのレクター博士が、クラリスに会いたくて仕方なくなって、ただその走る姿を陰から見るためだけに、フィレンツェからワシントンまで「地球を半周して」やってきます。

そしてこそっとグッチのサンダルをプレゼントするのです。

理系の天才から「ちゃんと成長したなあ、エライ」ってハイブランドの靴なんかプレゼントされたら、わたしならもう完全に落ちるけどね。でも映画版のレクター博士が好きなのはソシオパスである自分に堕ちない真っ直ぐなクラリスなので、クラリスが自分に陥落したら殺して食べると思う。絶対に成立しない恋なのです。

 

わたしの「レクター愛」の一端を語りましたが、管理人はグロいもの好きではないというかむしろキライです、レクター博士はわたしにとってグロいものではないのです。理系の天才だから好きなだけです。

 

 

で、今日のテーマはそのグッチの靴です。

疲れてる→ついいらないものを買ってしまいそうになる(保護猫カフェの買い物サイトはいらないものではないので許される、千趣会とかがヤバい)→誰かなにかいいものプレゼントしてくんないかなーー……→あったねそういうの。レクター博士から。

という発想でできあがりました。

背景の写真がクラリスにプレゼントしたブツです。本作に登場するのはもちろん男物です。

 

 

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「TATA!」はレクター博士クラリスにサンダルと一緒に投げた言葉。俗語で「バイバイ」とかいう意味らしいです。