こんばんは。暖冬が嬉しい北東北人です(←二度目)。
幸いないことに豪雪地帯の定義に恥じず(?)、降ったとたんに除雪車が来てくれます。ゆえに管理人は雪かきしません。どうせ春になったら溶ける(春まで長いけど)。自分ちの敷地内は長靴で雪を漕いで通ります。
↓ 雪かきしてない庭(猫は出してません)
↓ すぐ雪かきされた通勤路
今日はこの道路を運転して病院に向かう途中、寝てしまって。信号で止まってるときに寝るのはもはやデフォですが、走行中に一瞬寝てしまったのは久しぶりだったので、びびりました。
さて。えーと、あんまりベタで正直言いたくないんですが……弊社の姫始めです。
みなさまが公式の展開にずーー……んとなってるあいだに、能天気なことしてましたごめんなさい。冷静に振り返るとわたし、わりと「悪戯」の展開、平気です。薪さんがお気の毒でたまに青木にハラ立ててたけど、実はあの展開はトラップだった。青木バカ~→青木カッコイイ!→青木……って窓わされてるあいだに、青木だって薪さんの気持ちをわかってきたと信じてる。
それに自分は「エンドゲーム」を絶望の絶頂期だと思ってるようで。 ←物事をより絶望的な状況と比較して乗り切ろうとする傾向のある管理人
あの頃連載を読んでたら絶対社会生活に支障をきたしてたから読んでなくてよかった、と思うほどです。なにしろ薪さんてば激怒しても嫌味言っても泣いても機嫌悪くてもどんなときでもめっちゃお美しくて、そりゃもうその美貌に死亡フラグ立つほどで実際死にたがってたし。
思えばあの頃から薪さんは、青木を守って傷ついてばっかりだったなあ……。
さて秘め事のほうなんですが。 ←だから
まずいいわけから!!
扉で薪さんが股間を晒しすぎてたメロディ2月号の読後のことです。
違うし。 でもこの薪さんも好きですたまりません
↓ 再掲 こっちです
メロディ編集部(白泉社)🎍 on Twitter: 「秘密season0」悪戯編最新話
(ところでこの肩掛けジャケットがマイブームの薪さん、トイレの壁を殴って肩を痛めたとかじゃありませんように、と余計な心配をしています)
このお行儀悪い薪さんを拝見したあとに、
Nさん「あの調子じゃ薪さんの股間を直視するのに何年かかるんでしょう青木は」
管理人「ちょ……直視??」
という感じのやりとりがありました。今回はそこ発症、もとい発祥です。
なみたろうさん(←あっ)その節は眠りにくい夜を過ごさせてしまい、巻き込み失礼しました。こちらをお捧げします。
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疼き
直視されることに、まだ慣れない。
まだ、というのは違うな、とそれを受け止めてすぐに訂正した。青木が自分を見つめる視線はいつでも痛いほどにまっすぐで、物理的な針のように薪の心臓を刺すことさえある。その瞳の奥に宿る熱、深いやさしさ、隠されても浮き出す傷、さまざまな思いがあまりにあからさまだから、この黒いまなざしに暴かれていくのが怖いんだろう、と思う。
だって以前は知らなかった、自分からこんな声が出ることを。青木の唇と舌が、想いを語ったり、甘さや水分を分け与えてくれたり、ただそっと触れてきたりする以外に、こんな場所でこんな動きをすることも。どこでそんな悪さを覚えたんだ、と一度戯れに問いかけてひどい逆襲を受けたので、恋人の真剣な施しを恥ずかしさからごまかしたりはもうしない。だがいつまでも慣れない、灯りを落とした部屋ですら、薄闇に効かないはずのその目にすら、からだのすべてを剥き出しにされることに。
脚の抵抗を大きな手が制した。濡れた音が激しくなって耳に届き、漏れてしまった喘ぎがそれを上書きすれば羞じらいは強くなるだけだ。腹をくすぐる髪に指を差し入れて宥めようとしたが、薪の汗で湿った青木の指先は一向に力を抜く気配がない。やばい、こいつ最後までやる気だと気づいて、切羽詰まった昂りに背中が反った。シーツとの空隙に掌が入り込んで、腰まで含めて斥力を押さえ込まれた。
知らなかった、こんな劣情、こんな官能、こんな欲望。透明すぎてうかつに触れられない恋心のすぐ裏側に、こんな不道徳な快感を生み出す技を、青木が持っていたことを。闇が白く輝くことも、呼吸が止まることが苦痛でない場合があることも。
押し殺した叫びと一緒にからだが大きく広がって、それから青木の頭をかかえ込んだ。どれくらい時間がかかったのかわからない。この腕に捕らえられると薪はたやすく見当識を失う。横たわるからだの温もりの位置が変わり胸の中に引き込まれ、締め付ける抱擁に反射した自分の震えを自覚した。いのちの流れをなぞるように爪の先が脊髄を辿って下りて、脚のあいだに今度はうしろから入り込んだ。呻きを抱きしめる力で封じられて、次に青木が何か囁いたのを、まぶたにかかる吐息の熱さで感じた。だが耳はまだよく聞こえなかったし、喉は閉じたままだった。
解放されたばかりの情熱が疼く。いつの間にシャツまで脱がされたんだろう、とぼんやりと思った。いつの間にこんなに秘めた場所に行き着いてしまったんだろう。ふたりしてどこまでも欲しがって、わざわざ血を流して舐めるみたいに求め合って。こんな甘美な痛みは、知らなかった。そのあとにくる充足も、薫る幸福感も。
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