こんばんは。
陛下の泊まった温泉まではるばるやって来た青薪を遊びに連れ出そうかと思ってみたものの、自分が出不精だからなのか住んでる場所だからそう思うのか、北東北には観光するようなところがありません。中途半端な年齢のおとなふたりの鑑賞に耐えうるものといったら、車で2時間の距離にある(しかも車でないと行けない)鍾乳洞くらい?
※ 北東北は広いです、3県で九州全体と同じくらいの面積があるうえに交通の便が悪いこと甚だしいので県内でも侮れない。
世界でも有数の透明度を誇る地底湖を見たふたり。
青木「こわいくらい透明でこわいくらいきれいですね」
薪 「……」
青木(でも薪さんのほうがもっときれいです)
薪 (おまえのほうがもっと透明だ)
さすがにいいかげんにしろと言いたくなる。自分に。
話かわります。
わたしは「ながらiPad」で一日に海外ドラマを2話ほど、映画なら1本は余裕で観ます。風呂入ってるときのほか、着替えたり茶碗洗ったりという3分、5分、ひどいときは10秒単位の細切れで、さらにひどいときは3つのiPadで違う番組を並行して観るという、映画好きに怒られそうな方法をとっています。
今はアマゾンプライム配信の『NCIS 〜 ネイビー犯罪捜査班』をずーっと観ています。脚本が秀逸なのと、主人公のおじさん捜査官が薪さんに似ているのが好み。顔は全然ですが、性格が。
似ているポイント(小姑みたいに細かいので小さい字にします):
・こわいボス
・コーヒー好き
・なんでもお見通し
・いつも機嫌が悪い
・よく見るとタレ目
・理詰めで追い詰める
・自分にも他人にも厳しい
・部下相手に怒鳴る、殴る、無視する
・イライラするとモノに当たって壊す
・しつこくネチネチ嫌味を言うことがある
・部下との物理的距離が近い(欧米人モード)
・頭いい、カンがいい、他人のことはよくわかる
・普段クールなくせにことが起こると感情的になる
・部下がちょっと馬鹿なことを言うと無言でじっと睨む
・自分を騙した犯罪者はしつこく何話にもわたって追いかける
・みんなが大汗かいてるときにジャケット着て涼しい顔をしている
・特に資料映像とか見てて、他人が気づかない細かいことを発見する
・合法的な手段しかとらない一警察官ではない(たぶん裏でこっそり書類書き換えてる)
アマゾンプライムといえば、lilyさんに『秘密』の映画配信を教えていただいたのですが、
※ あの映画がお気に入りの方がいらしたら以下、観もせずディスってますのでご退室いただいたほうが
元々ドラマ化・実写化・他メディア化にアレルギーがある(『スケバン刑事』のドラマはパート3? 4?? まで作られたことで、我々コアなファンは完全にアナフィキラシーショックで死にました)うえにわたしは俳優さんの演技に厳しい批判をくだすヒトなので、とても観る気になれず観ていません。
でもフライヤーと冊子は手に入れました。薪さんのストーカーですから。
配役を見ても顔がわかる俳優さんがひとりもいなくて、名前を読んでやっとわかったメインキャストが吉川晃司とリリー・フランキーだけでした。
主人公級の3人(薪さん、青木、鈴木さん)は、俳優さんの名前の正しい読み方もいまだに知りません。想像で読んでます。
フライヤーの解説だけなら、けっこうおもしろそうなんですけどね。でもそれは原作の力だから。
あと個々人についた「本当は〜」中心のコピーも気に入らない。おもしろくない。ビジュアル写真は悪くないと思いました。
みなさまの映画評もおおむね芳しくないようなので、このさきも観ないでしょう。
NCIS観て「薪さんみたい」と楽しんでおきます。
ついでに、NCISの脚本のどんなところがカッコイイのか、せっかくですので少しご紹介。
いちばん最近 カッコよすぎて感動したセリフ回しがこちら(シーズン8第8話)。
A : Do you expect we never move on after you left us?
B : YOU left me.
C : Let’s not hang up on who’s left, and who’s right, and who’s wrong.
A : 「俺たちから去って(left)いったくせに」
B : 「あんたたちがわたしを捨てた(left)んでしょ」
ここから、C : left(捨てた/左)→ right(右/正しい)→ wrong(間違ってる)、と『愛しのロクサーヌ』並みの言葉遊びが展開するわけです。意味も文脈にちゃんと繋がってます。字幕には当然訳せなくて、翻訳家は泣くことすらできずスルー。もったいないけど無理。
CSIシリーズも好きでほぼ全部(しかも3回くらいずつ)観たけど、脚本はNCISのほうが上だなー。
これ、シーズン17に向けていまだに続いてるらしいですね。ERですらCSIですら15シーズンで終わったのに(そしてどっちも最後の方は脚本がよくなかった)。
締めは猫で。
左から、岡部猫、斉藤猫、山本猫、宇野猫。
斉藤さんは白いよだれかけの真ん中に黒い模様があります。