ゆうべ出張から帰ってきたらば、直参の部下から夜中に電話がかかってきまして。
こういうときのカン働きはやたらいいオリエ、
「さては彼氏となんかモメたか」
と努めて明るく電話に出ましたらば。
「さっき電話で婚約解消されましたーー〜〜〜」
という報告?でした。
ふ、ふーん……結婚はわたしの数少ない(?)未経験ネタだけど、でもあんたたち。GWじゃなかったっけ、指輪が仕上がってきて親族にあいさつまわりしたの。
「そうなんですよ〜もうこんなことってあるんですねえ! 8年も付き合ったのにーー。結婚する前にそんなやつだってわかってよかった、って思うしかないですねえ……」
と泣く部下。
まだ20台半ばだしいま二度と出会いがないと仮に思ったって実際は何かあるよ、と思ったりしたものの、年寄りがそんな達観したようなこと言っても若者にはなにもありがたくない。くらいはわかってたので、黙って話を聞いてやりました。
やりましたが、ほんとごめんなさい。内心妄想してました。すみませんすみません
ちょうど初の「薪さんと舞」の話を書いたばかりだったので、舞がこんな目にあったら、ってナチュラルに想像してしまった。
舞が部下と同じ20台半ばなら、薪さんはちょうど還暦くらい。おおそろそろわたし好みのシブさも多少加わって(←そうだろうか)見た目アラフォーくらいのいい感じになるんではないでしょうか。
薪さんは40前にして警視長なので、ちょっと出世しすぎだよね……マンガ終わっちゃうんじゃないかという心配の意味で。あとはトップの警視総監・役職としての警察庁長官をのぞくと階級としては警視監しか残ってないわけですが、警視監は定員40名程度、定員が決まってるので定年が早まる、というのをどこかで読みました(どこで読んだのかどう検索しても出てこない……見つけたらまたご報告します)。
還暦の頃には、
・出世は早かったけどスキャンダル続きのエリートとしてやっとこさ長官職までのぼりつめ、奉職の最後の2年を使って警察庁改革に大ナタを振るってる
もしくは
・「お飾りのトップはめんどくさい」と最後の一段を残して退職し、京大の(大学をどこにするかはそのとき青木がどこにいるかによる)客員研究員として学問に励む
のどっちかかなあ。
舞に彼氏とかできたら当然、薪さんと青木は古巣の/現役の情報網を(違法に)活用して相手のことを調べ上げます。
が、「問題はないけど頼りない」という一番厄介なタイプの彼氏と舞が婚約なんかしちゃったりして、だって青木と舞の「いい男」の基準は薪さんだから、そこだけメーター振り切っててまったく参考にならないわけです舞的には。
婚約破棄されてえんえん泣く舞を前にしておっさんふたりは
「結婚前でよかった……」
「でも見てろよ徹底的に逆襲してやる」
と某宮家の裏工作(←)並みに暗躍して、いずれ舞はなんとなく感づきながらも「あーやっぱりワタシ男を見る目がなかった、でもすっきりしたありがと!」ってどっかで読んだような結末を迎える、と。 コレほんとにどっかで読んだ気がするどこだろう
結局、「還暦になっても若々しくてカッコよくてやんちゃな薪さん」を想像して楽しんだだけのわたしの妄想でした。ほんとごめんなさい。
現実のマイ部下のほうは、フラれた当日すでに弁護士を雇って慰謝料とることを考えていたもよう。
まずお父さんが怒っちゃったそうで。「ごめんって謝れば済む程度の話だと思ってんじゃないのか」と(←わたくし相手の男のことも知ってるんですが、たぶん当たってます)。奴が2年前に突然「休職して青年海外協力隊で野球教えてくるから別れてほしい」と言いだしたときに、きっぱり見限っておくべきだったねえ。 舞にも同じことを進言しておこう
部下にもいずれ舞のような(……)幸せが訪れることを願っています。
それにしても、こいつが結婚したら仕事の関係でわりと近場に住むことになる、というのはわかっていたので、猫飼いにしてやろうと目論んでいたのに。せっかくのまだ見ぬ里親候補宅がひとつ失われたじゃないかあ!
別件ですが、今日は出張の帰りに駅の産直?でそらまめを1キロも買ってきました。青物を食べるのはチョー久しぶりです。