雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

光の心臓

こんばんは。

あちこちでみなさま体調崩してらっしゃるようですが、その後いかがお過ごしですか。

わたしはすでに復活して、年度末だというのに世間に申し訳ないほど絶好調で、バリバリ働いてバリバリ猫を愛してバリバリにんげんの若者の面倒見て、ついでに妄想しまくってます。肉体疲労だけはトシなりに溜まっていますが、好き勝手生きることで発散しています。

 

 

今日は病気の話です。小児医療について人と話す機会があり、連想して突然思いついたので書いておきます。

なにって青木のことです。すでにいまさら感がありますが。

 

あんだけ自信満々に「治る」と言い切ったのは、里親資料で光の心臓に疾患があることを知り、心臓病のことを調べたんではないかと。そんで新しい治療法とかあるのを知って、実際に治るということを知った、んではないかと思ったのです。

てゆーかそうであってほしい……でないと青木のあの言動がどうにも(あとだからといって青木のあの危機感のなさや、駆けつけた薪さんを放り出したことが許せるわけでもないですが)

 

光なんて読者からしたら待ってりゃ消える、と当初は思ったものの、あの状態で死んだら、青木には逆に思いが残ると心配になりました。光本人に対してなんの思い入れも同情のかけらもないわたしは、あいつが死ぬことで青木に傷がつくことが、そしてそれによって青木と薪さんの関係に傷がつくことが、怖いのです。

でも、治ってしまえば、そのあとどんな形で片付いても、病気で黙っていなくなるよりずっといい。いまんところ、「つばき園」の他の子供の誰かか、「お母さん」(神原先生?)あたりにどうにかされればいいのに、と期待しています。 ハイ鬼畜ですすみません

 

 

ここからあまり関係ない心臓病の話です。ワタシは病気の中では心臓病にちょっとうるさい。

大昔の元カレが心臓に疾患を持っていて、金属弁が入ってました。やったあと(ギャーごめんなさい)掛け時計の秒針がカチカチとすげーうるさいと思ったら、部屋中に響いてたのは奴の心臓弁の音でした。

同じ頃、ドラマ『未成年』で桜井幸子が心臓病の役やってて、ジェットコースターに乗っただけで気絶するとかセックスしたら死ぬ(どんなセックスだよ)とかいう設定で、そういう彼氏を持ってた身としては、おい野島伸司ふざけんなそんなもろい心臓あるか、と思ったものです。

で、性根がオタクのわたしは彼が語らないことをいろいろこっそり調べました。医学部前の本屋で心臓病の専門書の入門書とか手に入れたりして。 ←まだ持ってるその本

 

もう何十年も前のことですが、当時の技術では、豚の組織を使った生体心臓弁のほうが定着がいいけど耐性に問題があり数年で(←ええー(現在は10ー15年程度))置換が必要、強度のある金属弁だともっともつけど抗凝固剤を毎日一生飲まなければならず血が止まりにくい、といった問題がありました。

そこでオリエ、門外漢なりに愛した男のために必死で考えた。考えただけですが。金属弁に生体組織をかぶせればいいんじゃね?と。

これがですね、それから数年して、その筋の専門家によって実現したんですよ。ただの偶然ですけど。でも、いやーわたしアイデアだけならそんなにバカじゃないかもね、と思った瞬間でした。

 

 

何が言いたいかというと、医療技術というのは日進月歩なのです。メロディ2月号の町医者が治らないと判断したからといって、東大病院とか九大病院とかだったら治らないとも限らないんではないかなーと期待します。青木というか最終的には薪さんのために。

 

しかしこんだけ力説して過去の男の話まで持ち出しておいて、青木がただの能天気だったら、おばちゃんがっかりするよ。

清水先生がそんなぬるいはずない青木にはきっと何かウラがある、とは信じてますが……このさい青木がどうでも、薪さんがこれ以上傷つきませんように。