雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

SS「シンジケート」

本日の仕事の会議(×5個)、長すぎて、もうiPadとアップルペンシルで、メモ取るふりしておはなし書いてました。

職場で会議中に遊んで、自宅で夜中に仕事する。うーむ自堕落。

 

 

ここのところしつこくいろいろ書き殴っていて、整理してちょっとずつ吐き出させていただこうと思うのですが。

先日はすごくえっちなもの(当社比)を書きたい気分になり、書いてみたけど一瞬、青木なんかのラブ話を公開したくなくなった。青木罪深いな!!(現在はだいぶ復活してせっせと似たもの書いてます)

そんで1個書いたあとは「エロくないものを書きたい」というありえない??欲求に襲われ、書いてみたらえっちなやつの5倍くらいの長さになりました。

(↑ 我ながら段々書き方に遠慮がなくなってきたよね……と思いますほんとすみません)

 

ま、でも妄想したりよそさまの妄想を巡ったりしてるとやっぱりちょっと元気になります。現時点ですでにかなり能天気に戻ってます。

妄想少女オタク系』に妄想パワーの事例が上がってましたがいま取り出せない場所に入ってる、しまった。

 

折りたたみのあと、前件のほうです。あくまで当社比です。しかも短いやつです。

おまけにあまり得意じゃないので途中で始まって途中で終わります。

そんな構成でも許せるというお心の広い方、先へどうぞ。

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シンジケート

 

 「――あ……ああっ」

 薪が両手をついた。後ろから突かれて声をあげる。

 青木は薪の乱れたシャツの襟首をあけて、首筋に何度もかじりついた。背中にじかに触れたくて脱がせようとしたが、壁に押し付けられた薪が動けないのでうまくいかない。左の肩が見えて、首だけで振り向いた苦しそうな顔が青木を煽り立てた。

 声を抑えているというよりは出せないようだ。裾から手を入れて背骨をなぞる。手を横に滑らせて汗ばんだなめらかな肌を確かめると、薪はいっそう喘いでからだじゅうで細かく震える。どうしてこんなに感じるんだろう、と手のひらでなく指で探り始めたら、薪にはもう限界のようだった。それがわかると青木もつらい。そこに行きつきたいくせに、解放するまでの時間がもったいなくてなんとか引き延ばそうとする。耳、肩、左の肩甲骨、手の甲から指先、届くかぎりの場所にくちづける。何度か力を入れすぎて薪が小さく叫んだ。痕がつくな、と思ったが止められない。薪の感覚が敏感すぎるせいでいつもはない背徳感を引き出され、薄暗がりの中でふたりではかりごとをしているみたいだと思った。

 薪が何か言おうとしている。

 「ちゃんと言ってくれないとわかりません」

 後ろから手を回して震える喉に当てる。上にのぼって指で唇のうずきを感じ取る。ぼうっとした声を耳に寄せる。

 「ことばで命令してください。そうしたら聞きます」

 従うつもりもないのに要求した。

 

子 供 よ り シ ン ジ ケ ー ト を つ く ろ う よ 「壁 に 向 か っ て 手 を あ げ な さ い」  ほ む ら Hi ろ し

 

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