雑種のひみつの『秘密』

清水玲子先生の『秘密』について、思いの丈を吐露します。

SS「切っ先」

 

こんばんは。

今日事務方が外部に書類出しに行ってて、もう一人の部下は午後ずっとお客様対応で、わたしだけが会議終わったあと部署にいたんですが、10分おきに電話がかかってきてました。

確かに部署内会議しててもすぐ電話で中断されるんだけど、仕事多すぎる。くだんの部下は先月の残業時間が規定を超えたため、上司のわたしが特別な書類を書かなければいけなくなりました。

来週からバイトさんが来るので、ちょっとラクになるといいんですけど。

 

実は過労で月曜日の夜に体調を崩し、火曜日は休んでおりました。バイトも休んだ。光熱費その他として猫さまの支払いの補填に全額使われるボーナス、冬のぶんが底をついてしまい、貯金を切り崩す生活に入っているというのに。次のボーナスが出るまでまだ支払いが2回もあるよぅ。

※稼ぐ以上に使っており毎月の給料より支払いのほうが多いためこういうことになります

 

ゆうべ別の症状が出たので本日、村の中央病院に行ったんですが、ここは村すぎて名前は中央病院なのにじっさいにはかかりつけと化しているところです。受付を通されていつもの科ですねと言われて「3番に書類を出してお待ちください」っていう指示に従って、10分ぐらいたってから休診って言われた。

それなら受付、通さんでおいてくれ……。

 

 

さて忙しすぎて体調が悪くなるとすぐ、「倒れますモード」になる薪さんを思い出します。もう公式声明だから刷り込みになっててどうしようもない。

いつも疲れた薪さんの話ばかりなので(そうだっけ)、今日は青木をターゲットにしてみました。体力だけはありそうで倒れなさそうなので、病気じゃなくて怪我になった。おはなしのために怪我させて、青木ごめん。

タイトルを思いつかなくて適当につけましたが、「鋒」だとわたしが読めないので(←オタクのくせに漢字に弱い)簡単なほうにしました。

 

料理の参考にした記事はこちら。

mi-journey.jp

 

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プロの漫画家とプロじゃない漫画家

 

だいぶ以前、具体的には4年近く前、オトナになってから現在までほぼ唯一の同人誌を買ったんですが。

※「ほぼ」唯一というのは、サンプル程度しか作らなかった自分のやつにあたりまえだけど自分で金払ってるし、あと沼落ちする前にできてた薪さんのアンソロの著者配布ぶんを1部、なみたろうさんから直接いただいたからです。主催者さんが創作をやめてしまってもはや支部のサンプルページすらなくなってしまった、幻のアンソロ。なみたろうさんありがとう。。。

その、『犬夜叉』のミロサン(というカップル)で活動してらした絵描きさん、1年ばかり前に同人活動をやめるっておっしゃって、最後のあいさつがあるというご本人のサイトをのぞきに行ったら、やめる理由が「プロになるから」でした。

 

さらについ本日、まったく違うジャンルの、具体的には幽白で二次創作をしてらしてした絵描きさん(※知ってる方いるはず)が、実は3年前からプロになっていたことが判明しました。

 

このおふたり、同じ『ハルタ』というカドカワの雑誌で描いてるそうです。こいつは買いに行かないといけないのではあるまいか。

雑誌の傾向は見たことないのでわからないのですが、おふたりともニュアンスのあるストーリーを描ける方々で、絵を描くのと漫画を描くのは違うと聞くけれど、いわゆる漫画が描ける方々です(偉そうにすみません。ほんとすまん)。

 

 

一人目の方、古田青葉さんの「八咫烏杯」受賞作。

www.harta.jp

この新人賞、3年前が第一回でいま第7回まで来てて、毎回8名デビュー確約ですって。すごい数の新人が出ますね。続けられる人ばかりじゃないんだろうとはいえ。

 

そのあと出た読み切り。

 

同じ古田青葉さんの、WEBコミックで始まった連載。タッチが安定した感じがあります。

https://comic-walker.com/viewer/KC_0055270000200011_E?label=hartaalt

※こいつだけリンクが上手くつながらないので、途中から表示されてたら一番右のページまで戻ってください

解説ページに「幼稚園児と人外の子の、不思議で切実な友情物語」とありますが、この説明を読むまで「人外」だって気づかなかった……なんかそういう生き物だと思った(だからそれを人外と呼ぶのであろうよ)。

 

もうおひとりは、今日知って今日探して見つけました。絵をみたらわかると思ってたけど絵を見たらわかった。「連載一覧」のちっこいコマを見た瞬間にわかった。 ←自分がキモイ

タッチが変わってなくて泣きそうになりました。

www.harta.jp

本物の小説家や本の名前を出してるところにご本人の性癖が現れてそうで(漫画の中で長々と作品や作者について語るなんて性癖じゃなきゃやらないよね)、勝手に少々親近感。出てた作家に親近感を感じたわけではなく、実在の名前を出すところやセレクトに性癖が現れてそうなところ、にです。

 

 

話変わりますが、今期のNHKドイツ語講座にオタクがいます。

2024年度前期は、

ビジネス英語:1か月ごとに舞台が変わる

中国語:ごく初級、初学者におすすめ

フランス語:既習者を想定、初級後半まで進むであろう予想

ドイツ語:初級からだけど構成は会話文ではなく物語なので難易度高い表現も同時進行

ロシア語:早口言葉やなぞなぞやアネクドート(風刺ジョーク)なのでハードルが高い

というラインナップです。

 

ドイツ語は「曽祖父がドイツ人であったところの日本人マサトが、伝説の大海賊の残した秘宝を求めて旅をする」お話です。

第一話で空港で荷物を無くしかけて騒いでいたマサトを助けてくれた空港スタッフの女性、その女性・ペートラ ヴァーグナーと街で再会したマサトはカッコつけようと自己アピールし、偶然の再会→恋の予感、とかってなんだよその展開(※そういうタイトルのスキットでした)、と思って聞いてたら、

ヴァーグナーさん、絵を描くのが好きなんですか」

「いえ、漫画家なんです。プロじゃないんですけど」

「漫画家? すげぇ」

「ありがとう。でもちょっと声が大きいですよ///」

ときました。

 

「絵」を描くのが好き、じゃないというなら、絵と漫画は違うものである、ということなんでしょうか。絵じゃなくて「漫画」を描くのが好きなんだ、と。

で、プロじゃないのに「漫画家」を自称してるのがすごい。ほんとに好きなのか、まだプロじゃないだけで目指してるのか、あるいはオタクなのか。

そして最後には「声、でけーよ」と恥ずかしがってるんです。会ったばかりのマサトに漫画家だと名乗ったのに。相手が日本人だから漫画に理解があるとか思ったのかな。

いろいろ謎でした。なお漫画ネタは今のところこの回だけです。この先、マサトの冒険をペートラが漫画にする、というような展開があるかないかはまだわかりません。

 

ドイツでは日本の漫画ファンも多く、「日本の漫画スタイルで描く人も増えてきている」そうです。ドイツと日本の漫画スタイルがどう違うのか、という説明はなかったので、わかりませんが。

 

いずれにせよ絵が描けるっていいですよね。こればかりは欲しい能力でした。

 

SS「迪化街」

 

こんにちは。青木に悪さされたあとの薪さんみたいにクタクタのオリエです。

メシ作るどころか食う気力もない。また書類がたまり始めて事務方が困ってますが、わたしは悪くない、書類が多すぎるだけ。

※ このブログは書いてる人間が忙しくなってやさぐれると薪さんと関係ない仕事の話が増えるブログです

 

GW中の出張は台湾でした。コロナ以降初めて、5年前の香港以来の海外だった。

天気はまあまあだったんですが、やっぱり腰が痛くなりまして。迪化街の途中で歩くのが困難になり、10分ごとに休み休み、やっとの思いでタクシー捕まえてホテルに引きこもり。香港大学を散策してやろうと意気込んでいたのに無理でした。夜には復活したのでぎっくり腰の再発ではなく、過労による一時的な痛みのぶり返しであったのだろうと思います。

 

という話は特になんのネタにもなりそうになかったんですが、診断メーカーを回したら合いそうなのが出た。

https://shindanmaker.com/375517

 

たまに本気で140字で書いてみようと意気込んだ?ものの、やっぱり無理。難しい。

帰国してすぐヘロヘロの状態で書いて、さっき仕事つーかメール処理がいやになってこっちに逃げてきて手直しして、既にお題と中身のあいだになんの関係性も見出せません。

あまり自分の性癖を盛り込むのも本気で恥ずかしいと思いつつ、いいんだよオレはそういう意味で恥ずかしいものしか書けない文字書きなの。

 

背景写真は現地の喫茶店の中庭です。巨大なバナナの木がありました。

画像入りがいつもどおりとっても読みにくいです、ごめんね。

 

 

月刊MOE 2024年6月号

 

こんばんは。

今日は寒くて、職場は自動の全館暖房が稼働してました。夜はコートなしで外に出るとぷるぷる震えます。マジ寒いっつの。

まあGWに出張してるあいだに花壇の鈴蘭が全部咲いてしまったので、ここから少し長持ちしてもらうには寒いくらいでいいのかもしれません。でも寒い。

 

 

やっと届きました。今回アマゾン便、遅かったです。

『MOE』は前身の『絵本とおはなし』の頃から好きで、今でもまだたくさん持ってるんですが、近年はキャラクター特集ばかりの傾向があって、すっかり遠のいています。今回もありがたい特集ではあるんだけど、過去の「少女漫画」特集では他社の作品紹介もあったのに今号は完全に白泉社ばっかりで、50周年記念で力入ってるとはいえ商業主義の匂いを強く感じてしまってちょっと苦手だった。

『MOE』のイラストコンテストから出た絵描きさんで好きな方、結構いるんですけど、もうそういう企画も完全にないのね。毎号ながめて、手厳しい審査員の村上勉さんの酷評に耐えた作家さんがどんどん絵が上手くなってくのを見てるの、好きでした。当時この手の雑誌としての双璧のもう一方だった『詩とメルヘン』が、発行のやなせたかしさんが自分好みで雑誌に合う(本人談)の柔らかいイラストを中心的に取り上げていたことと対照的でした。

『MOE』のイラコンでは実際潰れちゃった人もいて、途中で審査員が編集長に変わってからは評がマイルドになっていきました。そのぶん傑出したイラストレーターは出なくなった感があったけど(※個人の感想です)、とにかくあの頃追いかけた絵描きさんへの思い入れは、ちょっと特別なものがあります。

 

久しぶりに当時のそんな作家さんのひとり・宮崎照代さんを検索したら、なんとサイトを運営していてまだ稼働中で、数日前に更新されたばかりでした。すごい。

milk-crown.sakura.ne.jp

 

さて話を今回の『MOE』に戻します。

スケデカがあって胸が痛みました。わたしのバイブルなので「懐かしい」とかいう気持ちはないけれど、他の多くの新しい漫画に混ざって見慣れた絵を見ると、新しいエピソードはもう生まれないんだな、と思ったり。

あとは日渡先生、川原泉先生(全部持ってる、続き描いてください)、パタリロ(外伝ぽいの含めてほぼ全部持ってる)。

 

で、チューリップ薪さんがいるじゃないの! クリアファイル以外で文字なしカラーを見たのは初めて。1ページの画像で欲しかったよ! これのために電子版買おうかな(※ありません)。

そしてお楽しみのクリアファイルは、『月の子』側も好きな絵でとてもきれいでよろしかったんですが、白い紙を挟んでみたら……みたら…………すでに界隈のみなさまお気づきなんでしょうけれど……縦が短い……!!涙 雑誌に挟む都合とはいえ、これじゃA4クリアファイルじゃあないじゃないかよ! せめてあと1センチ縦があれば。いや多くは望むまい、でかいB5ファイルだと思っておくか(思えません)。

 

別件ですけどわたし、雑な荒技を生み出したんですよ。イラストを印刷してなにもないクリアファイルに挟むだけで、即席薪さんクリアファイルが爆誕する、という荒っぽい技です。

 

中身はこれからちょっとずつ読みます。

表紙のガラかめは、古典的な少女漫画って感じで、ゴールド&ピンクのタイトルとも合っててとてもよかったです。古典的すぎて持ち歩くのは恥ずかしいですが。

 

メロディ2024年6月号 つづき

 

つづきです。

 

・「長官」……長官????

長年警視総監の椅子に黙って座ってるだけで異常なのに、そこから長官に横滑り??? 椅子を塞ぐなよ、下が出世できなくて邪魔だっつの。これは編集のチェック漏れであってほしい。

でもってこの場所が「第九」らしいのも解せん……そこに長官室があるってことでしょうか。警察庁の付属機関だから、あってもおかしくはないけど。この部屋でのロケの最後のコマを見ると、だだっぴろすぎるんだけど! ホールに机置いたみたい。

 

・「早瀬拓也の仕込んだ無差別大量殺戮 テロである」

いやいやいや。ツッコミどころありすぎるだろ。公安のくせに!! ←まずそこ

「どうか我々にも 第九の「特捜」で得られた子供達の情報の共有を」

え、それ共有してどうすんの? 公安だから監視するんだろうな。

・「早瀬の子供の残り139人は全員「殺人犯」になる その前提で動き「事件」を未然に防止する」

おまえそこまで言うなら現在の殺人犯の子供、全員監視してんだろうな。そうじゃないなら「警察は被害者が「殺されるまで待っている」」ことを非難して動き出したんじゃなくて、今回実際に殺人事件が起きて数にびびって思いつきで動いただけってことになるぞ。

で、仮に現在までに殺人犯の子供や子孫を全員監視してるとしたら、大騒ぎになって下手すると公安そのものが潰れるよ。アホか。人権とか個人情報とか全部すっ飛ばしてるし、例えば一個人を任意に監視するにしても許可をとるべきは薪さんではなくて裁判所。裁判所に行かずに薪さんとこに来てるってことは悪くすれば違法性を認識してるのであり、よくしても(?)手順をすっ飛ばしてるだけで抜けすぎてる。MRI捜査にしたって無印で話題になってた「偏見」がやっと薄れたところなのに、公安に情報を渡したりしたら再度その情報の機密性とプライバシーの侵害が問題視されて「第九」まで潰れる可能性がある。公安の暴走に「第九」を巻き込むな。

・「アメリカのミーガン法のように」

だから、そこまで言うなら、現在の「実際に罪を犯した」変質者の「住所・年齢・生活環境等を共有」して、「来たるべき有事に備え」てんだろうな。

ミーガン法は個人的には賛成です。性犯罪者に生きる権利なんか認めなくていい。ミーガン法にまで言及するなら、やることやってから、つまりほんとに性犯罪を犯した性犯罪者をもっとちゃんと罰してから来いや。来たからって薪さんは相手にしませんが。

ハマダという公安は、言ってることが行き当たりばったりの片手落ちなんですよ。そりゃ薪さんも失笑するよ。

「本気で思っているのが」おかしくて失笑してる薪さん、たいへんおかわいらしいです。正直、理系の天才にこんなふうに罵られたら、それだけで恥ずかしくて帰っちゃいますわたしなら。顔を真正面から指差してやってください(もうさしてる)。

 

・「お隣のペットのワンちゃんを無断で骨格標本にして売っちゃった」

そんなやつが隣に住んでたら、オレがこの手で殺す。

・「本物のネズミより美しいネズミ」

動物に人生を捧げてる身としては、骨格標本が美しいのと生きてる動物が美しいのとは、動画と絵画の違いくらい違うと主張します。そこらへんを同一次元で二者択一的にしか考えられないところが子供なんだよ。 ←動物がからむと子供相手でも容赦しない

 

・ネズミの骨格標本を壊して泣き叫ぶユリ。

やっぱこの子供があやしい(わたしがする推理らしきものはいつもはずれるので堂々と言っておきます)。お兄ちゃんがなにしたっつんだよ、おまえが勝手に触って勝手に落として勝手に壊したのが悪い。まあもっとも子供はこういうものを勝手に触って勝手に落として勝手に壊すものですけどね。要も子供だから、さらに子供のユリの手に届かないところにおかないといけないっていう頭は回らなかっただろうけど、このユリは実際には「普通の男の(子供であっても)普通の子供」ではなくてたぶん自分で動物を殺しておきながら兄の要のせいにしてるから(※想像です)、標本も怒らせるために勝手に壊すくらいのこと、するだろう。

・「そんな子供が欲しくてあの時あなたを産んだんじゃないの」

「守ってあげる」って泣いてたくせに……子供が親を選べないように、親だって子供を選べねーんだよ。だいたい気持ち悪いものを好きな子供(っていうか人間)は一定数いる、それと破壊行動はイコールじゃない。自分の気に入らないからって責めるの、頭おかしいのはおまえだ。そりゃ要も泣きながら怒るよ。

子供に向かって「おまえなんか欲しくなかった」的なこと言うのって、その時点で人間として間違ってる。虐待犯として検挙して子供は児相で引き取ってほしい。

 

・鹿を解体する星乃。

それ、どっからもらってきたの……? そのままの形で骨格標本とかって、どーやって作んの。そんでなんでわざわざ屋内で解体するの。くさいよ!!!

 

・「もし「殺人遺伝子」が発見されたらその人は 「犯罪抑止」の視点からもう子供はもたせない…?」

これも前回書いたけど、父親は死んだ、あなたは父親じゃない、という澤村をこうして折に触れ思い出すのは、まあ結局長い時間一緒にいたのと、そう言って拒絶したあとに死んでしまったから、なんでしょうけれど。

・「舞ちゃんが今日学校で仲良くなり 連れて帰ってきた友達が その 140人の早瀬の子供のうちの1人だとわかったら どうする?」

いや〜〜これはぶっささる人にはぶっささるセリフでしょうね。

すみませんわたしはほぼスルーです。

薪さん、こういう意地悪なこと言うからな。「僕は8歳で両親の復讐を誓ったよ」とかね。

あとそれを青木に求めるのは酷ですよ。どうして青木がいま舞を育ててるか、いちばんわかってるのは薪さんなのに、一般論としてそれを否定していた青木に自分の問題として問いかけて「(それでも)また明日連れておいでと いえる?」っていう、この問い方はひどい。

薪さんの真意は当然、自分の子供の友達に対して「またおいで」と言えないなら一般的にも殺人犯の子供を甘くみるべきではない、ではないはずで、またいっぽうで、自分自身が殺人犯の子供で自分が自分を嫌いだから世間一般の殺人犯の子供も大事にすべきではない、でもないはずで、だからわたしには思いつきの意地悪としか思えないんですよね、ここのセリフ。しいていえば鈴木と一緒に解決したはずのこの事件にバカがあとから殺人を追加したからイラッとして青木に当たった、程度の話だろう。

なお青木は光のことで「また連れておいで」と言ってしまう男であることをすでに証明しており、青木の沈黙は舞のことを考えて一瞬ひるんだのと同時に、「え、いまさら言われても」という感情も多少あったであろうことは主張しておきます。

・「ぼくが殺人犯の子供と知っても変わらなかった男」

薪さんが「殺人犯の子供」だっていう意識、鈴木にはなかったと思うよ薪さん。我々にもありませんでした。

 

・「佐賀星乃は無罪になるかもしれない」

 「早瀬の子供というだけで何もしなくても「遺伝」を恐れる人々から怖がられている 「だから」だ」

すみません意味がわかりません。殺した証拠が不十分なら実際に殺人犯かどうかとは関係なく無罪になるだろうし、あれば無罪にはならない。話の展開としては結局証拠不十分として無罪になる可能性はあるけれども、それは証拠不十分だからであって、「遺伝」を恐れる人々から「早瀬の子供みんなが遺伝のせいで殺人犯扱いされるのを恐れて」無罪にされるわけではないでしょ。日本は証拠主義だからね、素直に認めてても「秘密の暴露」でもないと、状況証拠だけで殺人なんていう大罪がそうそう有罪になるかどうか。

そういう展開になっていくのかな、裁判員の中に早瀬の子供を産んだ人がいる、とかでさ。単に自分で認めてるだけで状況証拠しかないんだから、疑わしきは罰せずで無罪だ、って強硬に主張する人が現れて、とか。それは要点とはなるだろうけど、どっちにせよ無罪になるなら理由は証拠不十分であり、一部の裁判員が遺伝を恐れて証拠を無視したから、ではない(※妄想です)

 

 

以上です。事件の展開が楽しみです。

連載中はどっちかっていうと、青薪とかのカップル要素には目がいかないんですよね。連載中っていうか、公式にそういうものを感じない体質なんですすみません。自力の妄想、頑張ります。

 

メロディ2024年6月号 公安

 

こんにちは。今年のGWはわたしには連休はありません。昨日出張から帰ってきて今日はヘロヘロで猫家事もままならず、ひたすらメールと書類を捌いているところ。休みのあいだに片付けないと片付かない量の仕事って、どっかバグってるだろ。念のため、オレ仕事上は能無しじゃないよ??? 自分がどうでもいいと独断と偏見で判断したことに対していいかげんなだけで。

 

先日、まさか自分が言うことになるとは思わなかったセリフをふたつ言いました。

その1:「上司出せや」

ずっと面倒かけられてるカナダの取引先の、仕事しない人々に向かって。上司が出てきたらちょっとまともに進みました。

その2:同僚 「弊社は女性管理職が少ないことを問題視されており」

    わたし「ワシもはや女性管理職なんだが」

薪さんのこれっぽいと嬉しくなりました

 

 

さてこのスキ?に懸案(そうでもない)のメロディの感想なぞを。もういまさら感満載ですが自分が読んだときの気持ちを忘れちゃうので、って備忘録か。

 

・まずキャラ紹介、青木のところ前回と同じでひどい

科学研究所ってなんだよ、科学警察研究所だよ。それに青木は科警研の第八管区ではなく科警研「第九」の第八管区の室長です(前回と同じこと言ってます)。

雪子さんはもっとひどくて「警察庁法医研究所第一研究室」、もはや「科学警察研究所」「法医研究所」「科学研究所」「第九」とそれぞれ組織があるみたいな書き方(※こういうのが許せない人ですすみません)。東京メトロ丸ノ内線は「地下鉄丸ノ内線」とか「丸の内線」とかの表記が紛らわしくて違う路線だと思っていたというわたしの(!)苦情を受けてやっとどう検索しても「東京メトロ丸ノ内線」で出てくるようになり統一されましたが、扉のコピーにも文句つけるモンスター読み手がいることにもうちっと配慮して記述してくんないですかねメロディも。我々は「第九」の正式名称が「警察庁科学警察研究所法医第九研究室」であったことを忘れていませんよ。

雪子さんは青木の元「婚約者」から元「恋人」に格下げ?されたのが笑えます。どっちにしろ今回重要なのは、鈴木氏の元恋人であったことのほうだと思うんですが。

 

・扉。

薪さんお美しいんですがすでに苦悩してます。久しぶりにネクタイしてないからか、お若く見えます。

コピーは今回、内容に合ってるのでよし。

 

・それはもう「血」のせい

これについては前回のメロディで散々書いたからいいんですけど、100歩譲って「血」のせい、だとして、だったらなんなんですかね。早瀬拓也が自分のせいではなく「血」のせいであることを証明しようとして、死刑になったあとで「ざまみろ「血」のせいであってオレのせいじゃない」から死刑は間違いだ、と言いたい、のかもしれないけど。死んだあとでそれってなんなんだ。死んだあとに能力が発動するスタンドより無意味。

仮に「血」のせいであってもそれが悪いことだと自覚してやってた早瀬拓也が「オレは悪くない」って主張するのは短絡的すぎるし、殺人犯の子を産んだ女囚が実母でも、育ての母親があれではその育ての母親の「あなたのせいじゃない」と咎めもしない育て方のせいで「あ、じゃあ殺しても悪くないんだ」と罪悪感がなくなってしまった、という環境要因のほうが大きい、といくらでも主張できてしまう。前回「育てたお母さんのせいじゃない」って言ってたけど、むしろ育てたお母さんのせいだよ、って言われるよ。

ここ前回も書きましたが盛大に引っかかってるので再度主張しておきました。

 

ハクビシンを煮る佐賀星乃。

このシリーズ、めっちゃ普通ではない名前が初手から出てきて、むしろびっくりしてます。

いや死体を煮るとかさ、「ちょっと」くさいどころの話じゃねーだろ。なんで平然としてんの小学生の要。

 

・骨の標本、これはすごい。これに見とれるのも売れるのもこれはわかる。

人間の死体の場合、それが白骨化するまでにかかる時間は、地上に放置した場合、冬だと数か月ですが夏なら1週間から十日程度だそうです。とはいえ野ざらしにしてあんなきれいな状態で白骨化しないよね。絶対野生の獣に見つかって一部持ち去られるよ。

以前の貸家に住んでいた頃、見かけた野良さんの遺体を庭に埋めていました(大家さんの許可をとっていました)。少なくとも60センチは掘るようにしていましたが、ある日あまり状態のよくない礫死体を埋めたら血だの内臓のかけらだのが表層近くに残ってしまって夜中にキツネさんに嗅ぎつけられ、それを掘り起こしにきたところを犬が発見して大騒ぎして、まあ大変だったことよ。結局掘り起こされた猫さんは内臓を食われて皮だけを無惨に地面に晒していたので、再度穴を掘って埋めて、今度は中にも上の方にも表面にも当時育てていたハーブ類を散々ばら撒いたら、さすが臭い消し、それ以降はキツネさんが寄ってくることもなくなりました。

 

なお骨というか人骨に美を感じて殺してコレクションする変態は、『スケバン刑事』で既出です。15巻をごらんください。

 

・人を見下す目も悪口を発する口も人を殴る手も脳も血も肉も何もかも 何もかもが醜い

っつってその要素を持ち合わせていない中学生を殺す手、が自分で醜いと思ってるから、「素直に犯行を認め」てるんだろうか。最初に泣きながら「かわいいと殺しちゃう」早瀬拓也もそうだけど、罪悪感があるサイコパス、っていうのがイズイ。

 

・公安のハマダ君。

え、なにいきなり。そもそも公安てなに? ←よくわかってない

 

公安警察

公安警察とは 国民の安全・安心を確保するため、国際テロ組織、過激派、右翼などによるテロ、ゲリラの未然防止に向けた諸対策をはじめ、各種違法行為の取締り、北朝鮮による拉致容疑事案などに対する捜査、対日有害活動の取締り、サイバー攻撃に係る捜査や対策、NBC(核・生物・化学物質)テロへの対応などを強化推進しています。

www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp

つまりテロっていう判断なのね。 ※ここはあとで順次ツッコミます

 

上の説明は警視庁の公安警察ですが、「公安」で検索すると他にもいっぱい出てきます。

 

国家公安委員会

公安委員会制度は、強い執行力を持つ警察行政について、その政治的中立性を確保し、かつ、運営の独善化を防ぐためには、国民の良識を代表する者が警察の管理を行うことが適切と考えられたため設けられた制度であり、国に国家公安委員会を置いて警察庁を管理し、都道府県に都道府県公安委員会を置いて都道府県警察を管理している。

https://www.npa.go.jp/hakusyo/h24/honbun/pdf/07_dai1sho.pdf

https://www.npa.go.jp/hakusyo/h24/honbun/pdf/07_dai1sho.pdf

こちらは警察庁長官すら管理下におく組織なので、ハマダは違う。

ただこの資料、警察庁が作ったもので、組織図としてわかりやすいです。

 

検索で引っかかったこの資料の出どころを探ったところ、平成24年版警察白書(2012年)でした。

新しいものがないか探したらありました。令和5年版警察白書です。公安の説明文がだいぶ違います。

国家公安委員会

公安委員会制度は、警察行政の民主的運営、政治的中立性の確保の目的で導入された合議制 の行政委員会であり、国に国家公安委員会を置いて警察庁を管理し、都道府県に都道府県公安 委員会を置いて都道府県警察を管理している。

「警察を管理してやる」感がだいぶ薄れた記述となっています。

 

我々の認識でも?警察と公安は、なんとなく仲が悪い気がするんですが、

日本の公安警察の実力は、世界的にも評価が高い。日本ではスパイ行為そのものを摘発できないので、現行犯として情報受け渡し現場を押さえる必要がある。そのため、必然的に尾行や監視の技術が磨かれてきた」という

(日本の公安警察の「尾行・監視」は世界トップレベル…FBI捜査官も舌を巻いた「スパイ防止活動」のリアル)

こういうエリート意識に加えて、

・刑事警察を主流に歩んで長官に至るのはきわめて困難だったのに対し、公安警察が組織の中枢を占めるという状況が長年にわたって続いてきた。

・改善が叫ばれて久しい刑事警察の弱体化も、公安警察が60年、70年安保闘争などを契機として極度に肥大化してきたことと無縁ではない。

けど、

・しかし、最近は警察内の公安偏重の雰囲気に微弱ながら多少変化が現れてきたようだ。

東西冷戦が終結し、かつて脅威とされた共産圏諸国はほとんどが姿を消した。日本国内における左翼勢力の力も減退した。最近、ある公安警察幹部が「もう俺たちがエリートだなんていう時代は終わりだよ」と投げやりにつぶやいた。

だそうです。

(『VIVANT』活躍している「公安警察」…日本人が知らない、日本の「刑事警察と公安警察」の根が深い確執)

 

さらに「公安」検索の続き、

公安調査庁

公安調査庁は、破壊活動防止法及び団体規制法に基づいて、我が国の公共の安全の確保を図ることを任務としており、経済安全保障に関する情勢のほか、サイバー攻撃や国際テロリズム北朝鮮・中国・ロシア等の周辺諸国を始めとする諸外国の情勢、国内諸団体の動向など、国内外の諸動向に関する情報を収集・分析し、得られた情報(インテリジェンス)を政府関係機関に適時・適切に提供することで、政府の各種施策に貢献しています。

www.moj.go.jp

 

ここに至っても結局「公安」がなんなのかよくわからん。

国民の安全を確保するっていうのは警察も同じじゃないのかな。と思って調べました。

警察と公安の違いとは?

では、「公安」は警察の中の何なのかというと、暴力主義的な破壊活動や国益侵害になるような行為を取り締まる部門になります。「公安」という呼び方が一般的になっていますが、正式には警備警察という部門に属しています。ただし、警視庁においては、「公安部」という名で独立した部門として存在しています。

 

っていうかここ↑に書いてあった。

まず、「公安」という名のつく組織はいくつか存在します。

警察組織を管理する役割の「公安委員会」。
行政機関のひとつである「公安調査庁」。
警察組織の一部門である「公安警察」。

ドラマなどで度々刑事たちとの対立が描かれ、通称「公安」と略されるのは、3つ目の「公安警察」のことです。警察と公安、というふうに分けて呼ばれることが多いですが、公安も警察の一員です。

日本の警察には、各地域の安全について担う地域警察や、交通に関する取締などを行う交通警察など、さまざまな部門があります。その中で、殺人事件や窃盗などの刑事事件を取り扱う部門を刑事警察といいます。ドラマなどに登場する「刑事」とは、この刑事警察のことですね。

では、「公安」は警察の中の何なのかというと、暴力主義的な破壊活動や国益侵害になるような行為を取り締まる部門になります。

 

わかりました。

ハマダは公安警察で、舞台が東京だからおそらく警視庁の公安。とはいえいまさら偉そうにされる謂れはなく、薪さんも強気なわけですね。

 

・ 公安は警察内部でも他部門には簡単に本名や所属は名乗らない様 指導されていますので…

あ、だからカタカナの「ハマダ」なのか。

 

・青木「これは暴力団共産党絡みの事件ではありません」

暴力団共産党でないならテロとくるか、と思ったらテロでした。

 

力尽きたのでワンコと散歩に行ってきます。

 

原画展開催決定おめでとうございます

 

こんばんは。

メロディ、ゲットしてきたんですが、情けないことに気力体力が残っておらず読めていません。いつもは隣町の本屋の駐車場で読むんですけど、今日は動物病院の帰りだったので猫さまたちが文句言うしもう夜で暗かったし、って状況説明なんかいらん。

あ、原画展開催おめでとうございます。大阪と九州か〜。 ※東北人にとって九州は遠すぎて全部ひとくくり

新しいグッズが出たりするんですかね。試しに原画展の公式サイトをのぞいてみたけど、まったく更新されておらず。やる気あんのかな(←仕事をしないカナダ人のせいで激務なのでやさぐれています)。事後通販もカレンダーと瓦煎餅以降、気配もないし。日渡先生の原画展企画を見習ってほしい(同じ会社だったらどうしよう)。

今夜はもうちょっと働いて寝ます〜〜。